日本人には欠かせないお米!
毎日食べるという人がほとんどではないでしょうか。
しかし、毎食炊飯器で炊くのは、電気代もかかるし、何より面倒。
そこで、多めに炊いて、冷蔵庫で保存したりしますよね。
でも、冷蔵庫に入れたご飯って、固くなっていておいしくない!
固くなったご飯をおいしくする方法ってないの?って思ったことありませんか。
ということで、
なぜご飯を冷蔵庫に入れると固くなるのか?
カッチカチになったご飯をもちもちに戻す方法があるのか?
さらには、固くなりにくい工夫をご紹介していきます。
ご飯を冷蔵庫に入れると固くなる原因は?
ご飯を炊く前のお米は固い状態ですよね。
そこに、水と熱を加えることで、お米の中のでんぷんが柔らかくなり、ふっくらとして粘りがある「ごはん」になります。
しかし、炊けたご飯をそのままにしておくと、徐々に水分が抜け、弾力のないパサパサした固いご飯になってしまいます。
これは、お米の中のでんぷんが、炊く前の固い状態に戻ろうとするからなんです。
服についていたご飯が、カッチカチになっていたことありますよね。
なんだか炊く前のお米のような固さじゃありませんか。
このご飯の中のでんぷんが固くなることを「老化」と呼びます。
この老化が進みやすい温度は、2~3度といわれています。
冷蔵庫の温度がだいたい2~6度なので、ご飯の保存には、もっとも適さない温度といえますね。
つまり、ご飯を保存したいなら常温保存、もしくは冷凍保存が向いているということになります。
とはいえ、常温だと次の日食べるまでもつか心配・・・。
でも、明日食べるのにわざわざ冷凍するのは、解凍にも時間がかかって面倒。
という人もおられると思います。
そこで
「固くなったご飯を復活させる方法」
「固くならないための工夫」
をお伝えします。
固くなったご飯を復活させる方法
まず、冷蔵庫のご飯の保存期間はどれくらいか気になりますよね。
季節や保存状態にもよりますが、だいたい2~3日が目安です。
丸1日を過ぎたあたりから、味も風味もかなり落ちてきます。
パサパサ具合もひどくなるので、できるだけ早めには食べたいところですね。
個人的には、炊いてから24時間以内に食べるなら冷蔵庫、それ以上先になるなら冷凍保存がおすすめです。
電子レンジで加熱
冷蔵庫にいれたご飯は、そのままではかなり固いですが、温めることでやわらかくふっくらします。
電子レンジでの温め方について紹介します。
- お茶碗など器に入れ、少し水を振りかけます。これでお米から抜けた水分を補います。
- その後、しっかりラップをして、温かくなるまで加熱します。ラップをしていないと、加熱中にもご飯から水分がとんでしまい、固くなってしまいます。
蒸し器で加熱
少し面倒ですが、蒸し器を使うことで、適度な水分を加えながら加熱できるので、よりふっくら、もちもち感が増します。
蒸し器がない場合は、深めの鍋にお皿かざるを敷き、その上にご飯を入れたお茶碗を乗せることで代用できます。
別の料理にリメイク
冷蔵期間が長くなるにつれ、保存前のふっくら感を取り戻すのはむずかしくなっていきます。
特にカッピカピに固くなってしまったものは、残念ながらもちもちに戻すのはむずかしでしょう。
その場合、上の方法である程度水分を与えた後に、チャーハンやお茶漬けに加工するか、最初から雑炊にするなど別の料理にアレンジするという手もあります。
ご飯が固くならないための工夫
ご飯は冷蔵庫で保存する派の人にとって、少しでも固くなるのを防ぎたいところですよね。
日々お悩みの方は、次の2つのことをお試しください。
ご飯に油を入れて炊く
ご飯を炊く際、少しの油(米2合で小さじ1ほど)を入れて炊きます。
そうすることで、ご飯の周りをコーティングし、出ていく水分の量を減らせます。
冷蔵庫の野菜室に入れる
ご飯を冷蔵庫に入れるとき、ほとんどの人は冷蔵室(真ん中のよく使うところ)に入れていると思います。
しかし、冷蔵室の温度は2~6度とご飯の老化がすすむ温度2~3度に近いですよね。
野菜室の温度は3~8度と少しだけ高いので、こちらの方が、ご飯の保存にはまだ適していると言えます。(それでも固くはなりますが。)
まとめ
冷蔵庫はご飯を保存するには、あまり向いていないということがわかっていただけたかと思います。
それでも、すぐに食べるから冷凍より冷蔵の方が楽!という方は、上記の温め方や工夫で、少しでもおいしいご飯ライフを楽しんでいただけたらと思います。
コメント