ご飯を保存する場合、冷蔵庫での保存はご飯の劣化が激しいのであまりおすすめしません。
常温保存する場合は、おひつを使えば美味しく保存することができますが、日持ちは半日程度になります。
ご飯を1日以上保存するなら、冷凍保存がベストです。
まとめると下記のとおりです。
- 半日程度持たせるなら、炊飯器の保温かおひつ
- 翌日まで持たせるなら、炊飯器の保温か冷蔵庫。ただし冷蔵庫はご飯の劣化が激しい
- 美味しさを損なわず、長期保存なら冷凍保存
ご飯が炊きあがってから半日以内に食べ切れるのであれば、炊飯器の保温、または「おひつ」などに入れた状態での常温保存がオススメです。
おひつは伝統的な木製のものもありますが、最近は電子レンジでそのまま温めることできるセラミック製のおひつもあります。
炊飯器の保温はご飯がパサパサになるので苦手という方は、水分の蒸発を抑える専用のシートがあるので、ぜひ試してみてください。
ご飯は冷蔵庫で保存すると美味しくなくなってしまうので、あまりおすすめできません。
もちろん冷蔵庫なので、2~3日程度は日持ちさせることはできますが、冷蔵庫内の温度と環境はご飯を最も劣化させる環境なので、品質の劣化が激しいです。
もし、美味しさを損なわずに長期間ご飯を保存したいのであれば、冷凍保存がベストです。
ご飯を冷凍保存するための専用の容器もあるので、気になる方はチェックしてみてください。
ご飯はやっぱり炊き立てが一番おいしいですが、1日に何度も炊くというのはちょっと抵抗がある方も・・・
そんな方は、電子レンジでご飯を炊ける専用の容器がおすすめ。これなら食べたい時に気軽にご飯を炊けるので、余ってしまう心配もありません。
ご飯の常温保存の期限は?
ご飯を常温で保存する場合ですが、一口に常温といっても、夏と冬、エアコンの効いた部屋とそうでない部屋など、状況はいろいろです。
そして食品を常温保存する際、気になるのが食中毒です。
食中毒の元となる菌が増えやすい温度は、10~45℃で、特に30~40℃が一番繁殖が進む温度とされています。
それらを踏まえると、常温での日持ちの目安としては、
- 夏の時期は、6時間ほど(エアコンの入れた部屋)
- 春や秋は、12時間ほど(部屋の温度は20℃を超えない時期)
- 冬の時期は、1日ほど(暖房のついてない部屋)
となります。
ただしこれはあくまで目安であり、保存の仕方や状況によりますので、食べる前には必ず見た目やにおいをチェックして、自己責任でお願いします。
ご飯は、菌が増えるのに必要な水分や栄養分(でんぷん)をたくさん含んでいるので、とても腐りやすい食品です。
涼しい時期でも常温保存は短めにして、暑い時期は、冷めたら早めに冷蔵庫、もしくは冷凍庫に入れることをおすすめします。
ご飯を常温に置く場合は、おひつを使うという方もいるかと思います。
ただ、おひつは一時的にご飯を美味しく保つための容器ですので「おひつに入れておけば大丈夫」と過信しないようにしましょう。
夏場以外では、おひつに入れても日持ちは半日程度と考えた方がいいでしょう。
当然、夏場の常温保存は控えて、冷蔵庫で保存するか冷凍してしまいましょう。
最近は、冷蔵庫に入れられて、しかも電子レンジそのまま温められるセラミック製のおひつもありますので、まだおひつを持っていないという方はチェックしてみてください。
ご飯の冷蔵庫での保存期限は?
ご飯を冷蔵庫で保存する場合、季節や保存状態にもよりますが、保存期限はおよそ2~3日程度です。
夏場なら冷蔵庫の開け閉めで庫内の温度が上がりやすく、気温や湿度が高くて傷みやすいので、2日ほどで食べきるのがおすすめです。
2~3日持つと言いましたが、ご飯は冷蔵庫で保存すると、丸1日を過ぎたあたりから、味も風味もかなり落ちてきます。
乾燥しやすいのもあり、パサパサ具合もひどくなります。
実はご飯にとって冷蔵庫は最も劣化しやすい環境なので、できるだけ早めには食べたいところですね。
さらに、炊き込みご飯のように具材の入ったご飯は、傷みも早く日持ちしません。
日にちが経ち、パサパサ固くなったご飯は、チャーハンや雑炊にするとおいしく食べられます。
チャーハンの場合、炊き立てご飯を使うより、冷蔵庫に入れて水分が少し抜けたご飯の方がべちゃっとせずに、おいしくできますよ。
冷凍保存するか、冷蔵庫でも24時間ほどで食べきるのがいいですね。
まとめ
ご飯の冷蔵保存と常温保存について紹介してきました。
ご飯を保存するなら、基本的には冷凍が一番おすすめで、冷蔵はご飯の劣化を早めるのでおすすめできません。
常温に置く場合は、季節にもよりますが1日以上置くこともおすすめできません。
冷蔵、常温の保存期間の目安は以下の通りです。
- 冷蔵なら2~3日程度
- 常温なら季節によって6時間~1日程度
消費するまでの時間によって、冷蔵、常温どちらか最適な方を選ぶ必要があります。
そして保存する場合、菌の繁殖にはくれぐれも注意して、なるべく早めに食べるようにしましょう。
コメント