ご飯を炊いた後、保温機能を使用すればいつまででも品質が保たれてると思い、ついついご飯を入れっぱなしなんてこともあるかと思います。
でも長時間炊飯器に入れたご飯は、お米がパサついていたり、少し臭いニオイがしたりすることがあると思います。
炊飯器には保温機能があるとは言え、いつまでも炊きたての状態で維持することは難しく
炊飯器メーカーが推奨する保温時間は機種にもよりますが、おおよそ12時間~24時間となっています。
しかし、これはご飯を傷まないように保てる時間であり、お米を美味しく保っている時間は12時間~15時間ほどで、炊きたてに近い状態は6時間ほどしか保てないと言われています。
そこで今回は、炊飯器の保温でご飯はいつまで日持ちするのか、また保温でもご飯を美味しく保つ方法はあるのか調べてみたので、ぜひお役立てください。
炊飯器の保温でいつまで米は日持ちする?
最近の炊飯器メーカーが推奨する保温時間は、大体が12時間~24時間となっています。
中には、保温に特化した機種があり、30時間~40時間を謳っている製品もあります。
ただし時間が経てばご飯の味はどうしても落ちてしまうので、美味しく食べられる時間は約半日ほどで12時間~15時間と言われています。
もっと言うと、炊きあがりに近い状態で食べられるのは、6時間以内が限度と言われています。
もし初めから長時間の保温になることが分かっているのであれば、冷凍保存してしまうことをおすすめします。
炊飯器に入れたままのご飯はどうなる?
炊飯器に長時間入れたご飯はどうして味が落ちてしまうのか、その理由について見ていきます。
炊飯器の保温機能は、炊いたご飯の雑菌の繁殖を抑えるため、釜の内部を菌が繁殖しにくい60~70℃の高温に保つようになっています。
そのため時間が経てば経つほどお米の水分が蒸発してしまい、
- お米の風味がなくなる
- お米が黄ばんでくる
- お米の水分が減りパサパサカピカピになる
以上のような理由で保温するとお米の味が落ちてしまいます。
保温機能で菌の繁殖を抑えることと引き換えに、水分の蒸発は避けられないのですが、少しでもご飯をおいしく保つ方法があるので、そちらについては次でご紹介します。
炊飯器の保温でご飯を美味しく保つ方法
米の水分の蒸発を防ぐ
長時間炊飯器の中にご飯を入れていると、お米の水分が失われ食感が悪くなります。
なので少しでも水分が失われるのを防ぐことができれば、ご飯を美味しく保つことができます。
その方法として、炊きあがったご飯をなるべく中央に寄せるという方法があります。
こうすることで、ご飯と内釜の接触面が減り水分の蒸発量を減らすことができます。
臭いニオイの素をなくす
長時間保温したご飯が美味しくないと感じる原因の一つに、炊飯器内のニオイがご飯に付着し味に影響を与えてしまう場合があります。
炊飯器内のニオイの原因は、炊飯器のフタのパッキンなどに付着した汚れから増殖した雑菌だったりします。
こまめにパッキンや炊飯器内部を洗浄し、雑菌の繁殖を予防しましょう。
ご飯を美味しく保存するなら冷凍
ご飯を美味しく保存する方法は、炊飯器の保温機能ではなく冷凍保存になります。
保存するなら冷蔵庫の方がいいとお思いの方もいるかもしれませんが、実は冷蔵だとご飯の劣化を早めてしまうのでおすすめしません。
冷凍だとお米のおいしさを損なわずに保存することができるので、冷蔵よりも向いています。
ご飯の冷凍保存のやり方については、こちらの記事で詳しくご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
ちなみにご飯は常温のときに食中毒の原因となる菌の繁殖が活発になるので、長時間常温に置くのは控えましょう。
まとめ
炊飯器で炊いたご飯は、保温でいつまで日持ちするかについて調べてみました。
- 炊飯器メーカーが推奨する保温時間は12時間~24時間
- ご飯を美味しく保てる保温時間は12時間~15時間ほど
- 炊きたての状態を保てる保温時間は6時間程度
最近では、24時間以上保温しても美味しさをキープできる機種もあるようです。
とはいえ、やはりご飯は炊きたてが一番おいしいので常に食べる分だけ炊けるのが理想です。
どうしてもそれが難しく、半日以上保温が続くようなら冷凍保存したほうがご飯の品質を保つことができます。
炊飯器の保温機能を正しく理解して、ご飯をおいしく頂きましょう。
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