チーズは賞味期限切れでも食べることができる場合もあります。
期限切れからの日持ちの目安をまとめてみました。
賞味期限が切れてからの日持ちの目安(未開封) ※表記日数は目安です。判断は自己責任でお願いします。 | ||
プロセスチーズ | とろけるチーズ(スライス) | 約1ヵ月 |
6Pチーズ | 1ヵ月~2か月 | |
粉チーズ | 保存状態がよければ長期保存可。 | |
ナチュラルチーズ | ピザ用チーズ | 約1~2週間 |
カマンベールチーズ ※ロングライフタイプ=加熱処理済 |
約1ヵ月 | |
クリームチーズ | 約1ヵ月 |
また、開封後のチーズの日持ちの目安を知って、無駄にすることなく使い切るようにしましょう。
開封後のチーズの日持ち ※表記日数は目安です。判断は自己責任でお願いします。 | ||
プロセスチーズ | とろけるチーズ(スライス) | 約2週間以内(冷蔵保存) |
6Pチーズ | 2~3週間(冷蔵保存) | |
粉チーズ | 1ヵ月程度(常温保存) | |
ナチュラルチーズ | ピザ用チーズ | 4日~5日(冷蔵保存) |
カマンベールチーズ ※ロングライフタイプ=加熱処理済 |
1~2週間以内(冷蔵保存) | |
クリームチーズ | 1週間以内(冷蔵保存) |
とっても気になるチーズの賞味期限や保存方法、傷んだときの状態などについても調べてみたので、ぜひ読んでみてくださいね。
プロセスチーズ(スライスチーズ)の保存には、専用の別容器がおすすめです。
賞味期限切れのプロセスチーズは未開封だとどれくらい日持ちする?
市販されているチーズには、大きく分けると2種類あります。
ひとつは、動物の乳を固めて発酵熟成させた「ナチュラルチーズ」です。
モッツァレラチーズやカマンベールチーズなどが、ナチュラルチーズとして有名です。
もう一つが、そのナチュラルチーズに熱を加え一度溶かし、再度固めた「プロセスチーズ」です。
6Pチーズやスライスチーズなどが、プロセスチーズとして有名です。
まずはプロセスチーズの日持ちについて見ていきます。
賞味期限切れのとろけるチーズの日持ち
まず、消費期限と違って「賞味期限」が設定されている商品は、きちんとした状態で保管していればすぐにダメになるということはありません。
賞味期限というのは、「おいしく食べられる」期間の目安になります。
ですが、肝心の賞味期限切れのとろけるチーズがどれくらい日持ちするのか、という点においては残念ながら明確な日数は記されていません。
ネットでの声などを参考にすると、スライス状のとろけるチーズは1か月ぐらい、シュレッド状のとろけるチーズは約1~2週間ほどという意見が多くあります。
製造メーカーの意見はというと、企業によって記載の仕方は様々ですが、ある大手チーズ製造メーカーでは「品質の劣化が認められなければ食べることができる」とホームページに載っていました。
ですが、続けて「保管環境も様々なので一概には言えない」とも記載されています。
そりゃそうですよね。
きちんと冷蔵庫などで保管している人もいれば、常温に放置している人もいるかもしれませんしね。
なので、食べられる賞味期限の目安はお伝えしましたが、賞味期限切れのとろけるチーズを食べるか食べないかの判断は自己責任でお願いします。
シュレッド状のとろけるチーズの賞味期限
ところで先ほどサラッと「スライス状のとろけるチーズ」と「シュレッド状のとろけるチーズ」という名前を載せましたが、皆さんこの違い分かりますか?
形状はもう読んで字のごとくなのですが、「スライス状のとろけるチーズ」の方はナチュラルチーズを加熱して作られた「プロセスチーズがスライスされたもの」です。
プロセスチーズは加熱してあるため、発酵が進むことはないので、賞味期限も長めなんですね。
ところが「シュレッド状のとろけるチーズ」はピザなどに使う細切れのチーズの事なのですが、こちらは加熱処理していないナチュラルチーズ自体を細切れにしているため、時間が進むにつれて発酵していきます。
なのでシュレッド状のとろけるチーズは、スライス状のとろけるチーズと比べると賞味期限が短めな物が多いようです。
そのため賞味期限切れ(未開封)のものは腐っていないか見た目や臭いをしっかり確認し、2週間ほどを目安にそれ以上過ぎてしまったものを使用するのは控えたほうがよさそうです。
賞味期限切れ6Pチーズの日持ち
賞味期限の切れた6Pチーズの日持ちについて、いつまでなら大丈夫という明確な日数は見つけられませんでしたが、未開封の場合は「期限後、1~2か月」という意見が多いようです。
中には1年ぐらいイケる!という強者もいるようですが、保存状態によっても異なるので、食べる前には注意して観察してみましょう。
明らかに「ヤバそう・・・」という状態であればやめておきましょうね。
6Pチーズは円形のプロセスチーズを6等分に切り分けて個包装したチーズなので賞味期限は長めで、メーカーによって異なりますが、大体製造日から4~8か月の製品が多いそうですよ!
賞味期限切れ粉チーズの日持ち
粉チーズについても「賞味期限後は何日まで」という明確な日数の答えはありませんでした。
ただ、保存状態によっては1ヶ月~1年は食べられるといった意見もあり、保存状態がよければかなり長期間保存が利くようです。
とはいっても、食べるときは傷んでいないか確認してから食べるようにしましょう。
粉チーズの賞味期限については、こちらの記事で詳しく紹介していますのでぜひ読んでみてください。
賞味期限切れのナチュラルチーズは未開封だとどれくらい日持ちする?
賞味期限切れピザ用チーズの日持ち
一般的にピザ用チーズと呼ばれているものは、シュレッド状(細かく裁断された状態)のものになります。
とろけるチーズのところですでに触れましたが、シュレッド状のチーズはほとんどがナチュラルチーズなのでプロセスチーズと違い、賞味期限が短めになっています。
そのため、ピザ用チーズは賞味期限切れから2週間くらいが食べられる限度といった意見多いようです。
また、ピザ用チーズは熱を通してから食べることを想定しているものがほどんどですので、生で食べるのは控えましょう。
賞味期限に関係なく、生で食べたことで体調に影響が出てしまう恐れがあります。
賞味期限切れカマンベールチーズの日持ち
賞味期限の切れたカマンベールチーズはいつまで食べれられるかについて、明確な期限については残念ながら見当たりませんでした。
ただ、賞味期限とはおいしく食べられる期間の目安なので、期限切れになってもすぐに食べられない訳でありませんし、メーカー側も余裕をもって期限を設定しているようです。
ネット上では、賞味期限切れでも1ヵ月程度であれば気にせず食べてしまうといった声が多くありました。
中には1年以上過ぎていたものを食べても問題なかったという声もあります。
ただし、保存状態が悪ければ劣化している場合もあるので、かなりの日数が過ぎてしまったものは傷んでいないかしっかりと確認しましょう。(判断は自己責任でお願いします)
賞味期限切れクリームチーズの日持ち
クリームチーズもほかのチーズ同様、賞味期限が切れてからいつまでなら大丈夫という明確な期日はありませんでした。
ただ、クリームチーズには賞味期限が表示されていますので、期限が切れているからと言ってすぐに食べられなくなるわけではありません。
ネットの声を見てみると、賞味期限が切れていても約1ヵ月くらいは食べても問題はないようです。
とは言え、賞味期限が切れたものを食べるときは見た目や匂いに異常がないかしっかり確認しましょう。
開封後のプロセスチーズの日持ち
さて、開封してしまったチーズの賞味期限はいかほどなのか。
製造メーカーのホームページでの答えは「早めにお召し上がりください」になるんですけど、「そこをもう一声!」という方のために調べてみました。
スライス状・6Pチーズ開封後の日持ち
一般的にとろけるチーズと呼ばれている包装フィルムに包まれたスライス状のチーズや6Pチーズなどは、開封後2週間以内という意見が多いようです。
スライス状のとろけるチーズは、一枚ずつ個包装フィルムで包まれているものが多いので「実質未開封?」と思えたりもしますが、外袋が開いてしまうと、空気に触れる割合が多くなるため、急激に劣化が進んでしまうようです。
また、この2週間という期限は冷蔵庫で保存していた場合に限ります。
常温に置いていた場合はもちろんですが、開封後に数日経ったものは必ず見た目や匂いに異常がないか必ず確認するようにしましょう。
粉チーズの開封後の日持ち
粉チーズについては同じプロセスチーズのスライスチーズや6Pチーズに比べて製品に含まれる水分量が少ないので、開封後1ヵ月くらいは日持ちすると言った意見が見られました。
ただし、粉チーズは保存状態が悪いと湿気ってしまい、それが原因でカビてしまうことがあるので保存方法に十分注意しましょう。
開封後のナチュラルチーズの日持ち
ナチュラルチーズの開封後の日持ちも、プロセスチーズと同じように製造メーカーは「開封後はお早めにお召し上がりください」と表示しているので、はっきりとした期限は分かりません。
なので一般的な意見をまとめてみました。
ピザ用チーズ開封後の日持ち
一般的にピサ用チーズはナチュラルチーズをシュレッド状にしたものになりますが、こちらは開封後冷蔵庫で保存した場合4日~5日程度で、頑張っても1週間と言った意見が多く、10日以上という意見はほとんど見当たりませんでした。
シュレッド状のチーズは基本的に個包装ではないので、空気に触れやすく日持ちが短めになってしまいます。
一度封を切ってしまったら、やはりできるだけ早く食べきってしまった方が良さそうですね。
カマンベールチーズ開封後の日持ち
他のチーズ同様カマンベールチーズも製造メーカーでは、開封後は早めに食べるよう促していて具体的な期限は提示していませんが、開封後は冷蔵庫で保存すれば1週間~2週間ほどは日持ちするといった意見がありました。
とはいえ、食べる際は必ず傷んでいないしっかり確認するようにしましょう。
クリームチーズ開封後の日持ち
開封後のクリームチーズは、約1週間が目安とされています。
クリームチーズの賞味期限や保存方法については、こちらの記事で詳しく書いていますのでぜひ参考にしてみてください。
チーズは腐るとどうなる?
チーズは腐ってしまうと、主に以下のような現象が起こります。
- カビが生える
- アンモニア臭がする
- 変な酸味がある
- 食べると舌がピリピリする
こういった現象が見られた場合は賞味期限に関係なく、食べない方が良いでしょう。
チーズの保存方法
チーズの保存方法については、まずは製造メーカーが推奨する方法で保管しましょう。
ほとんどのメーカーが、要冷蔵(10℃以下)を推奨しているので未開封であれば冷蔵庫に入れておけば長持ちさせることができるでしょう。
一度開封してしまったものは、そのまま冷蔵庫に入れてしまうと「乾燥」や「匂い移り」で味や風味が落ちてしまう原因になります。
また、冷蔵庫の開け閉めの繰り返しによる庫内の温度変化がカビの原因になることもあります。
それらを防ぐために、ラップで包んでさらにジップロックなどの密封容器に入れると万全です。
さらに、冷蔵室より野菜室のほうが保存環境に適していると言われているので、チーズは野菜室での保存がおすすめです。
ですが、いずれにしても開封後は早めに食べてしまうようにしましょう。
もし、すぐには食べないという場合は「冷凍保存」という方法もあります。
実はチーズは冷凍保存が可能です。
やり方は冷蔵庫で保管する時と同じで、ラップで包んでから密封容器に入れしっかり空気を抜いてから冷凍庫に入れましょう。
冷凍保存だと、約1か月は日持ちしてくれるそうですよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回は様々チーズの賞味期限について調べてみました。
保存状態がきちんとしていれば、未開封のものは賞味期限切れでも約1ヵ月以内であれば食べることができそうです。
開封後は冷蔵庫で保存しておけば
- プロセスチーズは1~2週間以内
- ナチュラチーズは1週間以内
は問題なさそうです。
ですが、やはりこれらはあくまで目安ですので、口にするときは必ずニオイや見た目などに異常がないか注意して食べましょう!
判断は自己責任でお願いします。
一度では食べ切れずに余ってしまいがちなチーズですが、いつまで使用可能かざっくりでも知っておくと無駄にならずにすむので、ぜひ参考にしてみてください。
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