お寿司を冷蔵庫で保存した場合の賞味期限は、当日中か翌日までとされています。
冷蔵庫に入れても、ネタは生ものなので傷みやすく食中毒の危険があるので日持ちには注意しましょう。
冷蔵庫でも賞味期限は翌日までなので、常温に置いたお寿司はほとんど日持ちしません。
夏場だと常温に置いた場合、数時間で傷んでしまうこともあるので、お寿司は常温には置かないようしましょう。
今回は、お寿司の冷蔵庫での賞味期限や、常温保存の注意点について調べてみたのでチェックしてみてください。
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冷蔵庫で保存したお寿司の賞味期限
基本的にお寿司の消費期限は、冷蔵庫で保存した場合「当日中か翌日まで」になります。
特に青魚や貝類などは傷むのが早いので、冷蔵庫に入れて置いたとしてもできるだけ早めに食べたほうがよさそうですね。
赤身のマグロやサーモンは翌日まで食べられるようですが、これもやはり生魚に変わりはありませんので、なるべく当日中に食べたほうが安心です。
もしも仕方なく翌日まで残ってしまったお寿司が「なんか変なにおい・・・」となったり「色が黒くなってる!」となった場合は、傷んでいる可能性が高いのでやめておきましょう。
昔、色の悪いお刺身を「平気でしょうよこれぐらい」と食べた後、数時間トイレで過ごすことになった経験があります。
また、お寿司の中にはいなり寿司や蒸し穴子などもありますが、そちらは生魚のお寿司に比べると日持ちするという意見もありましたが、それでもやはり1日~2日の期限になるので翌日には食べてしまった方が良いでしょう。
また、冷蔵庫に入れたお寿司は固くなりやすいので、そうならないためにちょっとした工夫が必要になります。
その方法についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
お寿司を常温で保存できる?
結論から申し上げますと、お寿司を常温で保存するのはやめておいた方が良いでしょう!
お寿司の保存条件は10℃以下と言われています。
特に夏場は一気に室温が上がるため、そのままの状態で置いておくとあっという間に腐敗しはじめます。
冷房が効いている場所でも、2時間以内には食べてしまった方が良いとの意見もあります。
では冬場はどうでしょう。
夏よりも室温も低く、冷蔵庫に近いんじゃないの?大丈夫なんじゃないの?と思うかもしれません。
確かに夏場の室温よりは低いですが、それでも4~5時間程が限界のようです。
人がいる空間になると少しづつ室温も上がってくるので、こちらも長く置かずに食べる前に冷蔵庫から取り出すようにしましょう。
もし、お父さんが夜中に酔っぱらって「お土産だぞぉう」と持って帰ってきたお寿司も、当日に食べられないと思ったらそのままにせず、必ず冷蔵庫に入れておくようにしましょう。
また、どうしても翌日以降も保存したいという場合は、冷凍保存という方法もあります。
お寿司の冷凍保存の仕方や、上手な解凍の仕方についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
賞味期限切れのお寿司は食べも大丈夫?
大体のお寿司は「当日中にお召し上がりください」や「〇時までにお召し上がりください」と記載されてますが、お寿司は「賞味期限」ではなく、「消費期限」で表記されます。
消費期限は比較的日持ちが短く傷みやすい食品に用いられるので、結論から言うと消費期限切れのお寿司を食べるのはおすすめできません。
でも、消費期限が過ぎたからと言って、すぐに廃棄はさすが割り切れないですよね。
またネットでは消費期限切れのお寿司を食べても平気だったという声もあったりするので、意外と食べても大丈夫って思ってしまいます。
確かに冷蔵庫で保存していれば賞味期限が切れても翌日くらいまでは大丈夫そうなんですが、それはいなりや玉子などの火を通したネタなどに限ります。
生魚のネタは冷蔵庫に入れていたとしても、やはり消費期限を過ぎてしまったものは注意が必要です。
特に、常温で消費期限切れとなったお寿司は残念ながら諦めましょう。
冷蔵庫で消費期限を迎えたお寿司はネタにもよりますが、良くて翌日までが限度と考え、口に入れる際には傷んでいないか充分注意しましょう。
寿司は腐るとどうなる?
お寿司の「腐ったサイン」ですが、まず見た目は
- 表面がヌメヌメしている
- 黒くなっている
- 表面に白い膜状の物がはっている
などが挙げられます。
このような見た目になっている場合はまず食べない方が良いでしょう。
次は臭いです。
これも腐ったものによくありますが、
- 酸っぱい臭い
- 生ゴミみたいな臭い
がしていたらやめておきましょう。
臭ってみて「ヴォエッッ!」となるような臭いであれば悪いことは言いません。
腐っているのでやめておきましょう。
中には見た目や臭いで見分けることができず、口に入れてしまう事もあるかと思います。
その時になんだか「ねたっとした粘り気」を感じたり「舌がピリピリするような酸味」を感じたら、我慢して飲み込まず吐き出した方が良いでしょう。
腐った寿司を食べたときの対処法
さて、上にも書きましたように、臭いや見た目で分からず「口に入れてしまった!」
しかも「思わず飲み込んじゃった!!」となってしまった場合、焦りますよね。
私は「腐ったものを食べた=食中毒になる」と思い込んでいたのですが、どうやらそういうものではないようです。
腐敗したものの中に菌がいなければ、食中毒にはならないのだそう。
逆に腐敗していなくても、そこに菌が付着していれば食中毒を起こすのだそうです。
とはいえ、菌は目に見えるものではないですから、腐ったものを食べてしまうとお腹が痛くなるのでは?と心配になりますよね。
そんな時は「梅干しを2~3個かじったら良い」という意見がありました。
梅の中に含まれるピクリン酸やクエン酸という成分が食中毒などを解消してくれるんだそうです。
また、人間の体は酸っぱい刺激を感じると胃を守ろうとして、胃粘液の分泌が促されて保護してくれるそうです。
あとは冬瓜の果肉をすりおろしたものや、身近にあるものであればお酢を飲んだりするのも良いそうです。
そして、もし腐ったお寿司にあたって食中毒の症状である「下痢や吐き気」に襲われたら、脱水症状が起こらないように、少しずつでも良いので水分補給をするようにしましょう。
ただし、あまりに症状が重く、「水分が取れる状態じゃない!」となった場合は無理せずに病院に行くことをオススメします。
傷みやすい寿司ネタは?
お寿司にも色々なネタがありますよね。
その中でも傷みやすいネタは何かな?と探してみたのですが、特にこのネタがダントツにヤバい!というものは見つけられなかったのですが、生の状態で火を通していないものは傷みやすいですね。
イワシやサンマなんかの青魚と呼ばれるものは、特に傷みやすい魚になりますので刺身の状態で食べるには注意が必要です。
また、貝類なんかも同じく生の物だと腐敗しやすので、早めに食べてしまう方が良いかと思います。
逆に火を通してある玉子やゆでエビ、穴子などは生魚のネタに比べると傷みの進み具合は遅めです。
まとめ
今回はお寿司の冷蔵と常温での保存期間や賞味期限について調べてみました!
ネタによっては翌日以降も保存が効くものもありますが、基本的には
冷蔵庫に入れたお寿司の賞味期限は翌日までで、常温に2時間以上置いたお寿司は傷んでいないか注意が必要です。
そして安全面もそうですが、なにより一度冷蔵庫で保管したお寿司ってシャリが硬くて美味しくなくなっちゃいませんか?
あのシャリの具合とネタが合わさってこその美味しいお寿司です。
せっかくのお寿司、美味しい思い出のままで終わらせたいじゃないですか。
安心安全に、そして最後まで美味しくいただくという事が、食べ物に対する感謝にもなるのではないかなと思います。
このご時世、テイクアウトやデリバリーでお寿司を楽しむ方も多いと思いますので、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
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