たこ焼きが鉄板にくっついてしまう主な原因は
- 鉄板に油が馴染んでいない
- 鉄板の温度が低すぎる
これらの原因を解消するには、鉄板に油を馴染ませる必要があります。
鉄板に油をたっぷり引いて中火で20分ほど熱することで、鉄板に油を馴染ませることができます。
※途中で油が少なくなったら継ぎ足します。
ちなみに、この時の油は一般家庭にある食用油でもいいのですが、理想は「ラード」です。
そのあと、実際に使用するたこ焼きの生地を鉄板の半分くらいまで流し入れて、生地にしっかりと火が入るまで熱することで、さらに鉄板がいい状態に仕上がります。
そして実際に生地を焼くときには、鉄板を高温に熱してから焼くようにしてください。
それでは、たこ焼きが鉄板にくっつく原因とくっつかない方法について、もう少し詳しく見ていきましょう。
生地が鉄板にくっつく原因
鉄板に油が馴染んでいない
たこ焼きが鉄板にくっついてしまう原因…それは「油」にありました。
「え？油はちゃんと忘れずに引いてるよ？」
そう、疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
別に特別な油を使うわけでもありません。
お店で食べるたこ焼きが、見事に鉄板の上でコロコロ転がされているのは、店員さんの技術ももちろんそうなのですが、長年使い続けた鉄板にしっかりと「油」が馴染んでいるあの状態が大事だったんです。
つまり、鉄板に油がしっかりと馴染んでいなかったから、たこ焼きの生地がぴったりとくっついてしまい、うまくひっくり返すことができなかったということですね。
鉄板の温度が低すぎた
鉄板の温度が低すぎるのも生地が鉄板にくっついてしまう原因となります。
鉄板は80℃前後くらいの温度で調理すると、どうしてもくっつきやすくなってしまうものだったんです。
なぜ80度前後だとくっつきやすくなってしまうのかは、その理由について詳しく説明すると理科の授業になってしまうので、ザックリと説明します。
たこ焼きの鉄板やフライパンなどの表面には、「吸着水」という水がわずかについていて、具材から染み出たたんぱく質などがその吸着水に溶け込んで、材料が鉄板の表面にひっついてしまう原因になるそうです。
そそいて、それは鉄板の表面温度が80度前後のときに起こるということです。
この鉄板の温度や、たこ焼きの失敗の原因に関しては以下の記事でも詳しく説明していますので、コチラもぜひ合わせて確認してみてください！
たこ焼きが鉄板にくっつかずにきれいに焼く方法
原因が分かれば後はどのように対処していくかになりますよね！
実際にたこ焼き屋でアルバイトをしていた知人にもらったアドバイスを元に、実践してみてうまくいった方法をご紹介していきますね！
鉄板に油をしっかりと馴染ませる
先ほども記載しましたが、お店の鉄板のようにしっかりと鉄板に油を馴染ませることができれば、たこ焼きは鉄板にくっつくことなく、面白いほどクルンクルンひっくり返すことができるようになります。
ただ、長年使い続けたお店の鉄板ではなく、家庭でたまにしか出番がない鉄板で焼くことがほとんど…といった状況の方が多いと思います。
家庭で油がしっかりと馴染んだ鉄板を使うためには、疑似的にそんな鉄板を作り上げるしかありません。
どうするのかというと、鉄板に油をたっぷり引いて、中火で約20分ほど生地を入れずに鉄板だけをしっかりと熱することです。
油がなくなってきたら足していって、しっかりと油が馴染んだ鉄板を作り上げるとお店に近い鉄板を作り出すことができますよ！
ちなみに、この時の油は一般家庭にある食用油でもいいのですが、理想は「ラード」だそうです。
捨て生地を使ってさらに馴染ませる
油をしっかりと馴染ませることができたら、ここからさらに実際のたこ焼きの生地を使って、繰り返し使い続けたお店の鉄板を再現していきましょう！
実際に使用するたこ焼きの生地を鉄板の約半分ほどを流し入れて、生地に火がしっかりと入るまで熱していきます。
こうすることで鉄板についているわずかなホコリなどが取り除かれ、生地を均一に熱することができるようになり、しっかりと油が馴染んだ鉄板を再現することにつながりますのでとっても大事だったんです。
この生地はもったいないですが食べずに捨てることになりますので、あまりたくさん流し込まなくても大丈夫です。半分、もしくは三分の一くらいでもOKです！
まとめ
今回はたこ焼きが鉄板にくっついてしまう原因と対処法についてご紹介しました！
鉄板と油をしっかりと熱することで、お店のような使い込んだ鉄板に近づけることができます。
この方法を知っていれば、たこ焼きに限らず、オムライスやその他どんな料理でも応用ができると思いますのでぜひ取り入れていただきたいです！
美味しくて見た目も綺麗なたこ焼きに家族は毎回大喜びで、よくリクエストされるようになりましたよー。
たまにする「たこ焼きパーティ」って盛り上がるし、楽しいもんですよね！
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