親子丼を作っていると、鶏肉の臭いがどうしても気になるんですよね…。
なんというか腐敗臭ではなくて、畜肉臭独特のにおいがするんですよね。
生の状態も匂うんですが、加熱しているときにはさらに嫌な臭いがたちこめるんです。
皆さんは気にされたことはありますでしょうか?
なので、すぐに味付けの工程に入ってにおいをごまかしてたりしてたんですが…。
実は親子丼の鶏肉の臭みは取り除くことができるんです!
そのキーワードは「塩」と「酒」です。
これが解決できれば、味付けでごまかすことなく調理することができるので親子丼の仕上がりが格段に上がります!
鶏肉がにおう原因
まずこの鶏肉がにおう原因についてですが、これは脂質が酸化することによって起こる酸化臭と、畜肉独特のにおいの2つがあります。
生肉の状態は時間がたつほどに脂質は酸化していきますので、加工されたのちスーパーなどに並ぶころにはすでに酸化臭は出てしまうのは仕方がないことなのです…。
加熱処理をするときににおいが気化して、さらににおいが分かりやすく鼻についてしまう…といったのがにおう原因なのです。
これらが原因の臭みは調理方法によって消すことは可能なのですが、これとは違う腐敗臭がするようであれば調理をしないほうが良いです。
すでに傷んでしまっている鶏肉に関しては加熱調理をしても完全に菌が消滅するとも限りませんし、においは残り、圧倒的に仕上がりが悪いのでオススメしません…。
食中毒が気になるという方は…こちらの記事もぜひチェックしてみてください!
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親子丼の鶏肉の臭みを取る方法
塩で揉んでから水洗いする
塩を鶏の生肉全体にまんべんなく振りかけた後、塩をこすりつけるようにしてよく揉みこみます。
その後、10分ほど時間をおくと肉から水分が出てきますので、後は水でよく洗い流すと臭みは全く残らなくなります。
これはなぜかというと、塩を振ることで臭みの原因となっていた成分が水分と共に排出されたことによって、嫌なにおいが残らなくなったということです。
そして「水で洗い流す」というところがポイントなんです。
洗い流さないでいると、結局出てきた水分が鶏肉の表面をまとっている状態になっているので意味がなくなってしまうからです。
…塩サウナがふと頭をよぎりました。
人間でいうところの…デトックスみたいなもんですかね。
酒につけて臭みを飛ばす
お酒につけてから調理するのも効果が高いです。
あまり長くつける必要はなく10分ほどつけておくだけでOKです。
ただし、こちらは水で洗い流さないでそのまま調理をします。
これはなぜかというと、アルコールの揮発によってにおい成分を飛ばすためです。
アルコールの成分によって、臭みがとれるほか肉質も柔らかくなりますので親子丼の調理をするにはピッタリの工程ですね。
加熱していく中でアルコール分は飛んでいきますので、お子様用にも問題なく調理することができますよ。
親子丼の鶏肉の臭みをとる方法のまとめ
今回は親子丼を作る際の鶏肉の臭みをとる方法についてご紹介しました。
- 鶏肉に塩を揉みこんでよく水洗いをする
- 酒につけて臭みを飛ばす
どちらの方法もとても効果がありました!
味付けさえしてしまえば臭みはそんなに気にならないので、これまでは特に鶏肉に関しては下処理らしいものをしてこなかったのですが…
この方法を試してみたところ、完全に鶏肉の臭みが消えて親子丼の仕上がりが格段に上がりました。
ほんのちょっとしたことなのに…と思い、最初はとてもビックリしたのを覚えています。
私と同じように肉の臭みって、ちょっと気になるな…と考えていた方、親子丼がどうも美味しくできないと悩んでいた方。
ぜひ、この方法を試してみてください!ビックリすると思いますよ。
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