親戚から送ってもらった桃を食べたときに、渋いというか、えぐみがあるというか、口の中がビリビリとしびれるような感覚があったんです。
せっかく送ってくれた桃なのにこのままだと美味しく食べらないと思い、この桃の渋みの原因やえぐみを取る方法がないか調べてみました。
桃のえぐみの原因として関係しているのが、桃に含まれるポリフェノールです。
渋いと感じる桃は、ポリフェノールの量が多いと考えられています。
桃からえぐみを取ることは難しいですが、渋みを感じる桃はまだ完熟していないことが多いので、完熟するまで待つとえぐみがなくなる場合があります。
または、コンポートやジャムなどにして食べるという方法もあります。
それではもう少し詳しく、えぐみの原因や対策について見ていきましょう。
桃のえぐみの原因
桃のえぐみの原因ですが、実ははその成分自体がなんなのかは解明されていないそうなんです。
ただ、桃に含まれるポリフェノールの量が多い場合にえぐみを感じると言われていいます。
※ポリフェノールの一種である「タンニン」がえぐみの原因という説もあります。
そのポリフェノールの量が多くなってしまう原因も所説あるようなのですが、一般的にストレスを感じて育った桃はポリフェノール量が多くなってしまっていると言われています。
成長過程で降雨が多すぎたり、逆に少なすぎたりするとそれが桃にとってのストレスとなるようです。
桃も人も、ストレスを感じるとすくすくと育つことができないんですね。
また、完熟しきっていない桃にえぐみを感じたり、品種によって渋みが多いものもあるようです。
桃のえぐみの取り方
えぐみのある桃でも、なんとか美味しく食べられる方法についてご紹介します。
まずは、桃をしっかりと完熟させてみましょう!
購入したての桃はまだ完熟しきっていないことが多いので、まずは常温で3日間ほど熟成させて様子を見ます。
後は軽く冷蔵庫で冷やして食べるのですが、「それでもえぐみがまだ残ってる…」という場合はひと手間加えて美味しいスイーツにしてしまいましょう!
桃のコンポート
水400mlに対して砂糖を120g加え、レモン汁を大さじ1杯加えた液のなかにカットした桃を加えて約10分ほど煮込むと、えぐみはかなり抑えられ、甘くて美味しいコンポートになります!
後は保存容器に移し、冷たく冷やせば美味しいスイーツの完成!
もちろんそのまま食べても美味しいのですが、私はこれと市販のバニラアイスを添えて食べるのが大好き!バニラアイスの濃厚な甘みと桃の甘い香りがマッチしてオススメですよ!
桃のジャム
皮を剥いて細かくカットした桃3個分に対して、グラニュー糖240gとレモン汁大さじ2杯を鍋に入れ、弱火で煮込んでいきます。
途中、灰汁が出てくるのでこまめに取り除き、約1時間ほど煮込んだら完成!
甘くてとろっとろのジャムにしてしまえば、パンにぬったり、ヨーグルトにかけたり、炭酸水で割ってジュースにしたり…幅広く活用できますよ!
その他の桃の美味しい食べ方として、氷水で冷やす方法があります。
気になる方は、下記の記事で紹介しているのでチェックしてみてください。
まとめ
桃のえぐみの原因や渋みを取る方法についてご紹介しました。
- 桃にえぐみを感じるのはポリフェノールの量が関係している
- 成長過程で水分過多、水分不足の桃は渋くなりやすい
- えぐみがひどい場合は、完熟するまで2~3日待ってみる
- えぐみが強い場合はコンポートやジャムなどにする
スーバーで桃を買う場合も結構失敗してしまうことがあるのですが、常温で完熟するまで待つことや、スイーツにしてしまうなど、結構救済措置があることを知ってかなり重宝しています!
「あーあ。甘い桃に当たらなくてがっかり…」
なんて、しぶしぶ食べるのはもったいない!ぜひひと手間加えて美味しく食べてもらいたいので試してみてくださいね!
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