炊き立てのご飯なのに、内釜の底の部分のお米が茶色くなっていることがあります。
その原因として、
- 炊飯器の劣化
- 炊飯器の汚れ
- 炊飯器の設定が間違っている
- お米が古い
- 米研ぎが甘い
- 水の分量が間違っている
などがあります
特に内釜の底のご飯が茶色くなるのは、内釜の劣化や炊飯器の故障で温度調整が効かず、ご飯が焦げてしまうことが考えられます。
茶色くベトベトになっているのは、炊きあがったご飯をほぐさずにそのままにしたため内釜の中の水分が底に溜まり、それが焦げた部分と混ざったためとも考えられます。
茶色い部分が明らかにお焦げであれば食べても問題ないと思いますが、そうでない場合、特に炊飯器内の汚れと内部の水滴が混ざったものである可能性もあるので、基本的に茶色くなったところは食べずに取り除いた方がいいでしょう。
内釜の劣化や炊飯器の故障が原因でご飯が茶色くなってしまう場合は、炊飯器の買い替えを検討する必要がありますが、その前に電子レンジでご飯が炊ける「レンジ専用炊飯器」を検討してみてはいかがでしょうか。
一度に大量のご飯を炊くことはできませんが、内釜の劣化を心配する必要もなく、また容器を丸洗いできるのでお掃除も簡単です。
炊飯器の底でご飯が茶色になる原因
炊飯器で炊いたご飯の一部分が茶色くなる現象、その原因として次のことが考えられます。
- 炊飯器の劣化
- 炊飯器の汚れ
- 炊飯器の設定が間違っている
- お米が古い
- 米研ぎが甘い
- 水の分量が間違っている
それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。
炊飯器の劣化
一般的に炊飯器は、外釜の耐用年数は約10年、内釜は5年ほどとなっており、長年使用していると細かな傷などが蓄積されていくこともあり、炊き加減に不具合が生じてきます。
内釜の劣化
コーティング加工が施された内釜は、その加工がはがれてしまうと炊き加減に影響が出て、米が焦げて茶色くなってしまいます。
内釜は底の部分のコーティングが剥がれやすく、その影響で茶色いご飯は底の部分に多く見られます。
ご飯が焦げるのを避けるためにも、内釜は丁寧に取り扱いましょう。
内釜を洗う時に、固いスポンジでゴシゴシ擦り洗いをしたり、内釜に水を溜めて長時間食器を浸け置きすることは、内釜の劣化に繋がるので止めましょう。
ちなみに、よく内釜で米を研ぐのは良くないと言われたりしますが、最近の炊飯器は内釜での米研ぎが可能となっているようです。
また、炊きあがったご飯が茶色くベトベトになっているのは、焦げたご飯と内釜内の水滴が混ざったものとも考えられます。
炊きあがったご飯をしゃもじでかき混ぜないでおくと、中の蒸気がご飯に均等に行き渡らず底に溜まってしまうこともあるようです。
なので、ご飯が炊きあがったらしっかりとかき混ぜるようにしましょう。
炊飯器の寿命
炊飯器は寿命が近づくと、温度センサーの感度が悪くなりその影響で炊き加減が上手くいかず焦げてしまうことも。
また、パッキンの経年劣化により炊飯器内の気密性が低下し、それが炊き加減に影響している可能性があります。
思ったようなご飯が炊けなくなってきたときは、炊飯器が寿命を迎えたサインかもしれません。
お使いの炊飯器が購入からどれくらい年月が経ったのか確認し、5年以上過ぎているなら内釜の具合も見て、買い替えも検討してみましょう。
炊飯器の汚れ
一見きれいに掃除している炊飯器も、内釜以外の汚れやこびり付きがないかをしっかり確認する必要があります!
意外と外釜の掃除をしていないという方も多いはず。
外釜に米や水垢などの汚れがこびり付いていることで、内釜に均等に熱が加わらず、それが炊き上がりに影響し、ご飯が変色してしまうことがあるそうです。
また、外釜同様に洗浄をおろそかにされがちな炊飯器のパ―ツに、内蓋、パッキン、蒸気口があります。
これらのパーツには、水垢や米から出たデンプンなどのカスが付着しやすいく、それが茶色いご飯の原因になっている可能性もあります。
内蓋はたまに洗えばいいと思っている方もいるかもしれませんが、取り外して洗えるタイプのものは、基本的に使用後は毎回洗浄することをメーカー側も推奨しています。
蓋の裏側にあるパッキンや蒸気口も取り外せる場合は、こまめに洗浄が必要です。
パッキンの汚れは、炊飯器の気密性にも影響しますので、そのせいでご飯の炊きあがり具合も悪くなってしまいます。
炊飯器のお手入れについてはこちらの記事もご参照ください。
米の劣化
お米全体が茶色っぽくなってしまっているようであれば、お米が古いことが関係している可能性も高いです。
古い米は表面に糠が多く残っている場合があり、その糠が熱を加えられ茶色っぽく変色することがあるようです。
古い米を使用するときは、念入りに米を研いだほうがいいです。
また、古い米は割れてしまっていることもあり、炊飯したときそこから溶け出したでんぷん質や、米の欠片が内釜の底に沈殿し焦げて茶色くなることがあります。
そして、古米は米の中の水分が減っているので、規定の水量では水が足りず焦げてしまうということも考えられるので、水の量には注意が必要です。
変色してしまったご飯を食べるのは問題はなさそうですが、やはり味や香りに影響はあると思われます。
古い米を使用するときは、しっかりと米を研ぐことと、変色してしまうことを覚悟するしかないかもしれませんね。
お米は早い段階で食べきれる量を購入するほうが良さそうです。
炊飯器で炊いたご飯が赤色になる原因と対策
以前、ご飯の一部が赤っぽくなっている現象が起きたことはありました。
この炊いたご飯が赤くなる現象は、以下のような原因が考えられます。
- カビや雑菌が繁殖していた
- 水道水に錆が混入している
- お米に虫がついていたまま炊いてしまった
カビや雑菌は、炊いたご飯をしばらく放置していると繁殖する可能性があります。
保温を切ったままの状態で、しばらくカビや雑菌の繁殖する条件が、湿度と温度が高い炊飯器と一致しやすいためです。
水道水は一見きれいにみえるものでも、例えば自宅の水道管が結構古いものだったりすると、長い年月により、水道管の中が錆びてくることもあり、混入してしまうこともあり得ない話ではないです。
また、お米には虫が混入する可能性が高く、気が付かずに一緒に炊いてしまうとそこが赤くなってしまう現象はあるようです。
まとめ
炊飯器で炊いた米が茶色に変色している原因について見てきました。
主な原因として
- 炊飯器の劣化
- 炊飯器の汚れ
- 炊飯器の設定が間違っている
- お米が古い
- 米研ぎが甘い
- 水の分量が間違っている
などが考えられます。
茶色い部分がお焦げであれば食べても問題ないですが、それ以外のものは炊飯器内の汚れなどが原因のの場合があるので、基本的に茶色くなったところは食べずに取り除いた方がいいでしょう。
炊飯器の故障や内釜の劣化が原因の場合は買い替えが必要ですが、炊飯器を掃除することで解消されることもあるので、まだしっかりと炊飯器を掃除したことがない方は、一度隅々まで掃除してみましょう。
明らかに炊飯器の買い替えが必要だという場合は、一度電子レンジでご飯を炊くことができるレンジ専用炊飯器を検討してみるものいいかもしれません。
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