無塩バターは何で代用できるか知っていますか?
無塩バターの代用ができる食品は下記の通りです。
- マーガリン
- オリーブオイル
- ココナッツオイル
- サラダ油
- ケーキ用マーガリン
- 有塩バター
使い道に合った食品を選ぶと、無塩バターの代用として美味しく作ることができます。
また、無塩バターに加塩すると有塩バターのように使うことができます。
塩の分量としては、無塩バター100gに対して塩を小さじ1/4杯が目安です。
反対に、有塩バターを温め溶かしてから冷やすと、分離して塩を取り除くことができます。
今回は、無塩バターは何で代用できるのかを紹介します。
無塩バターを有塩バターのように使いたいときの塩の量もお伝えしますので、参考にしていただければ幸いです。
無塩バターは何で代用できる?
無塩バターの代用ができる食品は下記の通りです。
- マーガリン
- オリーブオイル
- ココナッツオイル
- サラダ油
- ケーキ用マーガリン
- 有塩バター
代用品は使い道にあったものを選ぶことが失敗しないコツです。
一つずつ詳しくみていきましょう。
マーガリン
無塩バターがないときマーガリンで代用することは可能です。
パンをよく食べるからマーガリンならいつもあるという人も多くいるでしょう。
特にバター入りのマーガリンはバターの代用に適しています。
無塩バターとの大きな違いは
- マーガリンは植物性で柔らかい
- マーガリンには100g当たり1~2gの塩分が含まれる
マーガリンで代用するときは、レシピ通りの分量を入れてしまうと出来上がったときにしょっぱいと感じることがあります。
あらかじめ10%ほど分量を減らすと塩気を抑えることができます。
マーガリンはすぐに室温で柔らかくなるので、お菓子作りなどでは混ぜやすく作業しやすいというメリットもあります。
マーガリンで代用できるのは、クッキーやカップケーキです。
ケーキ類は仕上がりが柔らかくなりクッキーはサクッとした軽い食感になります。
反対に、マーガリンはタルトやパイ、フィナンシェなどバターのコクや風味が欲しいお菓子には向いていません。
オリーブオイル
無塩バターをオリーブオイルで代用するなら、ピュアオリーブオイルを推奨します。
エキストラバージンオリーブオイルは独特の香りがあるため、お菓子には不向きです。
オリーブオイルでの代用が適しているメニューはケークサレや丸パンなどです。
無塩バターの代用としてオリーブオイルを使うときの分量は、バターの1/3から半分くらいを目安にするとちょうど良いようです。
溶かしバターの代用なら分量は変えずに同じで大丈夫です。
ココナッツオイル
ココナッツオイルなら無塩バターの代用で甘いお菓子を作ることが可能です。
ココナッツオイルは、温かいときは液体になり気温が10℃ぐらいまで下がると固体化する特徴があります。
お菓子作りにココナッツオイルを使うと甘い香りが漂ってきますよ。
お菓子の種類によってはココナッツの香りと合わない場合があります。
ココナッツオイルでの代用はクッキーやスコーンがおすすめです。
サラダ油
無塩バターの代用でサラダ油を使用するなら、レシピにある無塩バターの分量の半分を目安にすると失敗が少ないようです。
元々溶かしバターを使うレシピなら、分量は変えなくて大丈夫です。
手作りのお菓子には、バター不使用でサラダ油を使うレシピも多くみられますし、クセがなく代用が一番しやすいのはサラダ油です。
また、こめ油もサラダ油同様に無塩バターの代用ができます。
こめ油も臭いやクセがなくサラっとしていて、仕上がりはサラダ油よりあっさりしたものになります。
サラダ油は、卵や砂糖とも馴染みやすくバナナケーキやマフィンなどを作るのに向いています。
しかし、次の日まで焼いたケーキをしっとりさせたいなら無塩バターの使用を推奨します。
また、サラダ油ではパイの層を作り出せないためパイ作りには無塩バターを使用しましょう。
ケーキ用マーガリン
ケーキ用マーガリンはお菓子作り用にバターの代わりに作られた植物性の油脂です。
バターを購入するより安価で手に入りますし、柔らかいので扱いやすいです。
ホットケーキミックスを使ったクッキーやパウンドケーキなどの焼き菓子に向いています。
食塩が入っていないのでチョコレートの分量が多いブラウニーやガトーショコラでも使うことができます。
有塩バター
焼き菓子を有塩バターで代用して作るなら小麦粉を混ぜるとき、なるべくサックリ混ぜるようにしましょう。
よく混ぜてしまうと塩が小麦粉のグルテンの働きを強めてしまい、粘りが出て生地が重くなってしまうことがあります。
また、有塩バターに含まれる塩分量は以下の通りです。
- 雪印メグミルク雪印北海道バター 100g当たり1.4g
- よつ葉乳業 北海道四つ葉バター 100g当たり1.6g
ガトーショコラは、有塩バターで作ると砂糖やチョコレートの甘みより塩気が気になってしまいます。
美味しいガトーショコラを作るためには無塩バターで作ったほうがよさそうです。
無塩バターは塩を足すと有塩バターになる?
無塩バターは塩を足すことで有塩バターのように塩味を感じることができます。
無塩バターは塩を加えていないバターを指しますが、原材料である生乳の中には塩分が微量ながら含まれています。
無塩バターを有塩バターにするには下記を目安に加塩してください。
- 無塩バター 100g
- 食塩 小さじ1/4杯(1.5g程度)
無塩バターの日持ちは未開封の状態で4ヶ月、有塩バターは6ヶ月です。
また、無塩バターの方が若干割高ですし、使う機会が少ない人はうまく代用で乗り切るのがよさそうです。
有塩バターを無塩バターにできる?
有塩バターは、無塩バターに変身させる方法があります。
塩分を取り除く分、分量が減るので有塩バターは必要量より少し多めに用意してください。
【有塩バターの塩を取り除く方法】
- 有塩バターを湯煎で液状にする
- 粗熱が取れるまで放置
- 冷蔵庫で冷やす
- 容器をひっくり返す
薄い黄色の脂に白い塩の結晶が付いていますので、包丁でそっと取り除いてください。
有塩バターを湯煎でなく電子レンジで溶かすなら、600Wで20秒ほどです。
庫内でパチパチと跳ねるので注意が必要です。
また、単に塩分を減らすなら、有塩バターとサラダ油を半々で使うと簡単ですよ。
まとめ
今回は、無塩バターの代用についてと無塩バターを有塩バターのように加塩する方法などを紹介しました。
- 無塩バターの代用品は、「マーガリン」「オリーブオイル」「ココナッツオイル」「サラダ油」「ケーキ用マーガリン」「有塩バター」などがある
- 無塩バター100gに小さじ1/4杯(1.5g)ほど塩を加えると有塩バターのように使える
- 有塩バターは一度溶かしてから冷やして固めると分離して塩を取り除くことができる
無塩バターがないときもうまく代用品を利用して料理を美味しく仕上げましょう。
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