いちごの旬は冬から春です。
一般的に3~4月頃が最も味が濃く、甘みと酸味のバランス、そして香りが強くなるとされています。
ただ、最近はハウス栽培や品種改良のおかげもあり11月頃から収穫時期が始まっています。
美味しいいちごを見分けるときには、「色」「形」「へた」に注目してみてください。
色については、鮮やかな赤色に染まっているのは言うまでもありませんが、表面のつぶつぶも赤く染まっているものは完熟の目安になります。
形については、実が大きく先が平べったくつぶれているものの方が甘い傾向にあります。
へたは、反り返っているのが完熟のサインとされています。
今回は、いちごの食べ頃や美味しいいちごの見極め見分け方をご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
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いちごの食べ頃の時期はいつ?
春先はもちろん、クリスマスシーズンも店頭にはいちごが並んでいていますよね。
ではそもそもいちごはいつ頃が食べ頃の時期なんでしょう。
いちごの旬は春
いちごの本来の旬は春です。
春先にはいちご狩りを経験された方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
いちごは3月~4月が最も味が濃くて、甘みと酸味のバランス、そして香りが強くなって旬を迎えます。
果物の種類によっては完熟する前に収穫して、店頭に並ぶころには完熟になるよう「追熟」させることもあるのですが、いちごは基本完熟した状態で収穫をするそうなので、まさにこの時期が元々の旬ということになります。
ハウス栽培や品種改良により冬でもいちごが楽しめる
元々旬ではないクリスマスシーズンの冬でも美味しいいちごが店頭に並ぶようになりましたよね。
クリスマスと言ったらクリスマスケーキ。
真っ赤ないちごは欠かせません。
これは農家さんが、ハウス栽培や様々な品種改良を重ねてクリスマスシーズンに供給できるように、血と汗と涙を滲ませながら消費者のニーズに応えてくださったからなのです。
食べ頃のいちごの形と色の見分け方
素人の私でも簡単に食べ頃のいちごが見分けられるようになったのには、実は3つのポイントがあります。
色
真っ赤ないちご。
完熟していそうで、美味しそうですよね。
実は色を見るところはそれだけではないんです。
いちごのあの「つぶつぶ」のところ。
いちごが完熟すると、その「つぶつぶ」のところも赤くなるんです。
このつぶつぶはよく「種」と思われがちなのですが、実はここがいちごの「果実」なんです。
なのでこの果実部分の色が赤く完熟しているかをチェックすると良いです!
ちなみに、「果実」だと思っていたところは花托(かたく)という、花の芯の部分なんですよ。
花托の部分はハリや艶があるものが、より甘いいちごになっています。
形
形は実は大きいほうが甘いいちごになります。
大きいサイズは大味な印象もありますが、大きないちごほど枝が太く、栄養が行き届いているそうなのです。
ちなみに、農家をしていた私の祖父の話によると、いちごは先が細い物よりもちょっと平べったくつぶれているものの方が甘くなっているそうですよ。
ヘタ
ヘタもしっかりと見分けられるポイント。
元気に反り返ったヘタほど新鮮である証拠だそうなんです。
鮮度が良いとビタミンなど、栄養価も豊富。
スーパーの美味しいいちごの見分け方
上記で紹介したポイントを押さえておくとスーパーに並ぶいちごも味が濃くて美味しい苺を見分けられますが、ここではスーパーでよく並んでいるいちごの品種についてまとめてみました。
とにかく甘いいちごが好き。
ちょっと酸味がある方が好み。
自分好みのいちごをコチラでチェック!
特徴 | |
あまおう | 甘い、丸い、大きい。酸味が少なく甘みが強いおおきないちご。 |
さがほのか | すっきりとした甘み。果肉が硬めで食べ応えがあり。 |
とちおとめ | 果汁が多くジューシー。甘みと酸味のバランスが良く日持ちしやすい。 |
紅ほっぺ | 甘みがやや強め。果肉まで真っ赤な色が特徴的。 |
さちのか | ビタミンCが豊富。香りが強く糖度も高め。日持ちしやすい。 |
ゆめのか | 大粒いちご。甘みと酸味のバランスがよく、ハリのある果肉。 |
いちご狩りで食べ頃のいちごを見分け方る方法
いちご狩りに行く際も、上記でご紹介した見分け方が大活躍!
それに加え、実際に実がなっているところを間近で見られるので、するどく観察すると美味しいいちごを摘むことができます!
いちご狩りをする際はぜひ「産毛」もチェックしてみてください。
パック詰めされたスーパーのいちごは、なかなかここまで細かく見ることが難しいのでこれはチャンスです。
産毛が全体的に立っているものがより新鮮ないちごになっています。
すごーく細かいところですので、ただ食べるだけでなく、そんないちごをじっくりと観察してみてくださいね。
まとめ
今回はいちごの食べ頃の見分け方についてご紹介しました。
- いちごの「つぶつぶ」が赤いものを選ぶ
- 甘いいちごは大きくて、先が平たくつぶれている
- ヘタは元気に反り返っているものを選ぶ
この3点さえ抑えておけば甘くて美味しいいちごを選ぶことができるようになります!
するどい観察力が大事。
最後に…くれぐれもいちごを触りすぎて傷めることのないよう気を付けて観察するようにしましょうね!
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