アスパラ菜はあまりスーパーでは見かけない野菜ですが、実は全国各地で栽培されるようになってきています。
比較的新しい野菜だけに、アスパラ菜はどこまで食べられるのか気になる方も多いと思います。
アスパラ菜は、茎はもちろん花や葉も食べられます。
アスパラ菜の茹で時間は、沸騰したお湯で30秒~1分程度で大丈夫です。
今回はアスパラ菜の、どこまで食べられるの?どのくらい茹でればいいの?保存方法はどうするの?などについて調べてみました。
最後までお読み頂ければ、きっとアスパラ菜の美味しい食べ方を知ることができますよ。
アスパラ菜の花は食べられる?
アスパラ菜は、生だとクセが強くアスパラガスと小松菜を混ぜたような青臭さがあるので、基本的には加熱調理する食材です。
アスパラ菜の花は食べられる?
アスパラ菜には、菜の花のような小さな黄色い花が咲きます。
この花も食べることができます。
味付けなしでも辛子和えのようなピリ辛の風味がありますが、火を通すことでこの辛さは飛んで食べやすくなります。
クセがなく食べやすく、和え物や炒め物に使うことができます。
アスパラ菜の葉っぱは食べられる?
アスパラ菜には葉っぱがついていますが、食べることができます。
葉っぱがアスパラ菜の中でもメインで食べる部分です。
緑黄食野菜なので、βカロテンが豊富で、免疫力アップによる風邪予防や、強い抗酸化作用によって癌を抑制する効果もあります。
加熱調理することによって、甘みが引き立ち、美味しくいただけます。
アスパラ菜の茎の部分は食べられる?
細いアスパラガスのような風味を味わえるのが、アスパラ菜の茎の部分です。
ネット上には、「太く育ったアスパラ菜の茎、カットの仕方で柔らかく美味しく食べられるのに!」といった声もありました。
捨てずに調理してみてくださいね。
アスパラ菜の茹で方
アスパラ菜は、生ではなく加熱して食べるのが一般的ですが、生で食べることができるため、長時間茹でる必要はありません。
アスパラ菜を始めとした葉物野菜に含まれているビタミンCは、水溶性ビタミンですので、水に溶け出しやすいです。
このビタミンCを逃がさないように、茹で時間はなるべく短く、サッと茹でて取り出すようにしましょう。
アスパラ菜の茹で時間
アスパラ菜の茹で時間は、沸騰したお湯で30秒~1分程度です。
また茹でる以外の調理で下茹でする必要もありません。
アスパラ菜に含まれる水溶性ビタミンが流れ出てしまうので、できるだけ栄養素を残すには、レンジ加熱がおすすめです。
アスパラ菜のレンジ加熱方法
- アスパラ菜を茎と葉に分け、適当なサイズに切る
- 茎と葉を別々の耐熱容器に入れる
- それぞれ少量の水を加えてラップを被せる
- 600Wのレンジで茎は1分、葉は30秒加熱
- ラップを外して冷ませば完成
茎部分と葉部分が同じ柔らかさに茹であがる方法
〈材料〉
- アスパラ菜:300g
- 塩:小さじ2
〈作り方〉
- アスパラ菜は茎部分と葉部分、それぞれ4cmの長さに切って分けておく
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かして塩を入れ、茎部分を入れたら直ぐに蓋をする
- 1分後に葉部分を入れて混ぜたら、直ぐに蓋をして30秒程茹でる
- ザルに取り、流水で冷ましながら水洗いする
- 軽く手で絞って水切りしたら完成で
たくさん茹でてタッパーに入れて冷蔵庫保存しておくと便利です。
※2、3日で食べきるようにしてください。
アスパラ菜の保存方法
アスパラ菜は日持ちしない野菜ですので、できる限り早めに食べることをおすすめします。
でも、一度には食べきれないという時の保存方法について記します。
冷蔵庫での保存方法
- 乾燥防止のために湿らせた新聞紙でアスパラ菜を包む
- 保存袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保管
立てて保存すると、より一層長持ちします。
この保存方法での日持ちは、2~3日程度です。
冷凍庫での保存方法
- アスパラ菜をサッと茹でたら、冷まして水気を切る
- 1回分ずつに分け、冷凍用の保存袋に入れてから冷凍庫で保管
この方法だと、約1か月ほど日持ちします。
アスパラ菜のおすすめレシピ
アスパラ菜を使った料理には、茹でたり炒めたりいろいろなアレンジレシピがあるので、いくつかご紹介します。
アスパラ菜のベーコン炒め
〈材料〉(2人分)
- アスパラ菜:1束
- ベーコン:2枚
- 酒:大さじ1
- しょう油:小さじ2
- 砂糖:小さじ1
- オリーブオイル:小さじ1
- 黒コショウ:適量
〈作り方〉
- アスパラ菜を3~4cmの長さに切る(茎と葉は分けておく)
- ベーコンを2cmに切る
- 鍋にオリーブオイルを熱して、アスパラ菜の茎、ベーコンを中火で炒める
- 茎が緑色になったら葉を追加
- 油が回ったら、酒、しょう油、砂糖を入れて炒める
- 煮立ったら、黒こしょうを振って完成
アスパラ菜としらすの卵とじ
〈材料〉(2人前)
- アスパラ菜:1束
- 卵:2個
- しらす:20g
- 白ごま:小さじ1
- マヨネーズ:小さじ2
- 塩コショウ:適量
- サラダ油:大さじ2
〈作り方〉
- アスパラ菜を茎と葉に分ける
- たっぷりと湯を沸かした鍋に塩を入れ、茎を30秒程茹で、葉を追加してさらに30秒弱茹でまる。(後で炒めるので、短めに茹でる)
- ザルに取り、冷水で冷ましながら水洗い
- 軽く手で絞ってみじん切りにし、さらにキュッと絞る
- ボールに茹でてみじん切りにしたアスパラ菜と、卵、しらす、 白ごま、マヨネーズ、塩コショウを入れて混ぜる
- フライパンにサラダ油を入れて中火で温め、味付けしたアスパラ菜を入れて箸でかき混ぜながら、 卵が好みの固さになるまで炒めれば完成
アスパラ菜の和え物
- 前記のアスパラ菜のレンジ加熱方法の要領でアスパラ菜を加熱
- ラップを取って冷ましたら、適当な長さに切る
- マヨネーズ、ツナ、ごまだれなど、お好みのものと和えれば完成
まとめ
アスパラ菜は食べられるか、茹で方や茹で時間、保存方法、さらにおすすめレシピについて紹介しました。
この記事をまとめると
- アスパラ菜は、茎、葉、花すべて食べられる
- 茹で方は、熱湯で茹でたり、電子レンジで加熱したりする方法あり
- アスパラ菜は、食感を残すため、30秒~1分程度茹でれば大丈夫
- 茎と葉を分けて、時間差をつけると、茎部分と葉部分が同じ柔らかさになる
- 湿らせた新聞紙でアスパラ菜を包み、保存袋に入れ冷蔵庫の野菜室で保管すれば、2~3日程度保存が可能
- アスパラ菜を茹でて冷ましてから水気を切り、1回分ずつに分け、冷凍用の保存袋に入れて冷凍すれば、約1か月程度日持ちする
アスパラ菜は近年注目を集めていますが、まだまだ流通量は少ないようです。
産地や直売所で見かけたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
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