食品が傷みやすい夏場にスイカをお弁当に詰めて持って行っても大丈夫なのか、ちょっと心配になりますよね。
結論から言うと、スイカをお弁当に詰めて持っていくことは可能です。
ただし、スイカはとても水分が多く、スイカから出た水分が他の具材を傷める原因になってしまうので、スイカは別容器に入れて持って行きましょう。
また、冷凍したスイカをお弁当に詰めて持っていきたいという方もいるかと思います。
しかし、冷凍したスイカは解凍すると、果肉から水分が抜けてしまい食感や味が落ちてしまうので、あまりおすすめできません。
冷凍スイカを持って行く場合は、できるだけ解凍が進まないように保冷剤や保冷バッグを活用しましょう。
下記商品のように、容器のフタ自体が保冷剤になっているものもおすすめです。
今回は、スイカを上手にお弁当に詰めてもっていく方法について調べてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
スイカはお弁当に入れても大丈夫?
スイカをお弁当のデザートとして持ち出すのは問題ありません。
ただし、スイカはとってもデリケートな食べ物。
お弁当として持ち出すのであれば、いくつか気を付けるべき注意点があるのでご紹介します。
スイカは別容器に入れる
スイカはとにかく水分の多い食べ物です。
いくら仕切りをしたとしても、ご飯やその他おかずと一緒に入れてしまうと、スイカの水分でたちまち「つゆだく」状態になってしまいます。
もちろん美味しくないのもありますが、ご飯やおかずがその水分によって、より傷みやすくなってしまう恐れがあるので要注意です。
別容器に入れる際のひと工夫
スイカは皮を取り除き、食べやすいように一口大にカットし、容器に入れる際は「ラップ」を上手く活用しながら詰めるようにしましょう。
- 容器の中にラップを敷く(容器からはみ出るくらいに敷く)
- カットしたスイカをさらに別でラップに包み、スイカが容器の中で動かないようにする
- さらに上からラップを被せてから容器の蓋をしめる
一見がんじがらめ状態ですが、果肉の柔らかいスイカは衝撃を受けるたびに水分が出ていってしまうので、容器からスイカの汁が漏れやすいのです。
私がいろいろ試してみた結果、このスタイルがイチバン汁漏れしにくかったのでオススメです。
保冷剤を活用しよう
食べる直前まで冷蔵庫に入れておける環境であれば問題ないのですが、常温保存が長くなりそうであれば保冷剤を多めに入れておくことをおススメします。
カットしたスイカは常温で長時間持ち歩くと傷みやすいので、できれば保冷バッグに入れてお弁当と共に冷たい状態をできるだけ維持できるように工夫する必要があります。
冷凍したスイカは解凍するとまずい
冒頭の記述の通りなのですが、スイカを冷凍して持ち出すのは正直オススメできません。
スイカそのものは、約90%が水分でできていると言われています。
そのため、一度凍らせてしまったスイカを再び常温に戻してしまうと、その凍った水分が解凍され外へと出て行ってしまいます。
自然解凍されたスイカは味、品質ともに落ちてしまい、はっきりいってまったく別の食べ物のようになってしまいました。
ちなみにスイカを冷凍保存すること自体は全く問題ないのですが、それはあくまで解凍することなく凍ったままのスイカを楽しむことに特化するものになります。
個人的には常温に置いてから、少し解凍されてシャーベット状態くらいのときが食べごろです。
そして長い時間常温に置いた場合は、美味しくなくなるだけでなく傷んでしまっている場合もあるので注意しましょう。
冷凍スイカを持ち出す場合は、保冷剤付きの容器に詰めて持って行くのがおすすめです。
スイカの保存方法についても、下記の記事で紹介しているのでぜひ読んでみてください。
まとめ
スイカをお弁当に詰めて持って行く際の注意点についてご紹介しました。
- スイカはお弁当と別容器に入れ、ラップを使い衝撃を緩和する
- 長く常温に置く場合は保冷バッグや保冷剤を使用
- 冷凍したスイカは解凍すると品質が変わってしまう
お弁当に詰めて持って行くにはいろいろと手間がかかりますが、夏場の短期間しか味わうことができないスイカです。
めんどくさがらずに、しっかりと対策をして美味しくスイカをいただきましょう。
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