ちらし寿司は冷凍保存が可能ですが、具材と酢飯は別々にし、刺身や魚卵などの生ものがある場合は、冷凍に向いていないので取り除いた方がいいです。
冷凍での日持ちの目安は2~3週間ほど。
冷凍するときは、1食分ずつ分けてラップで包んで保存しておくと解凍するとき都合がいいです。
解凍は、レンジの他に蒸し器もおすすめです。
いくつかのポイントを押さえれば、冷蔵保存も可能です。
ここからは、ちらし寿司の保存方法について詳しく紹介していきます。
ひな祭りやお誕生日でたくさんちらし寿司を作るときは、ぜひ参考にしてください。
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ちらし寿司は冷凍できる?
ちらし寿司は冷凍保存が可能です。
具材と酢飯は分ける必要がありますが、解凍の方法に気を付ければ時間が経ってもおいしく食べられます。
常温で放置するとどんどん劣化してしまうので、すぐに食べない場合はなるべく早く冷凍してしまうのがおすすめです。
ちらし寿司の冷凍での日持ち
冷凍での日持ちの目安は2~3週間ほど。
常温や冷蔵に比べてかなり長く持たせることができます。
少しずつ消費したいときは、小分けにして保存しておきましょう。
ちらし寿司の冷凍保存方法
ちらし寿司を冷凍するときは、まず「一緒に冷凍できないもの」をよける必要があります。
具体的には刺身や魚卵などの「生もの」です。
これらは酢飯と一緒に冷凍するのは難しいため、取り除いておきましょう。
混ぜ込んである野菜などはそのままでも大丈夫です。
錦糸卵は、後乗せでトッピングされている場合はよけておき、混ぜ込んである場合は一緒に冷凍します。
冷凍するときは、一食分ずつ小分けにしてラップに包みます。
その上からさらにアルミホイルをかけると、急速冷凍できて解凍時においしく食べられます。
冷凍したちらし寿司の解凍方法
冷凍したちらし寿司はレンジ解凍可能です。
はじめはレンジで2分ほど加熱し、その後は解凍ムラにないよう適宜ひっくり返し、様子を見ながら温めてください。
また、「蒸し器」を使うのもおすすめです。
関西では「蒸し寿司」という郷土料理があり、器に盛ったちらし寿司をせいろで蒸していただくのだそう。
蒸し寿司にする場合はレンジの解凍モードで酢飯をほぐした後、丼などに移して蒸し器で10分ほど蒸しあげます。
えびやアナゴがあれば、一緒に蒸すとよりおいしくなりますよ!
ちらし寿司は冷蔵庫で保存すると固くなる?
一般的に、酢飯は冷蔵すると固くなってしまうことがほとんどです。
これは温度と湿度が下がることで水分が減り、ご飯のデンプン質が変化してしまうためです。
ご飯が劣化しやすい環境は、冷蔵庫内の温度に近い0~3度。
そのため、ちらし寿司をそのまま冷蔵庫にしまうと固くなってしまいます。
固くなるのを防ぐには、「水分を保持する」ことが大切です。
冷凍と同様にご飯と具材は別々に分け、ご飯はぴっちりとラップに包みましょう。
ラップの上から湿らせたキッチンペーパーを巻き、さらにラップをかけると乾燥を防ぎやすくなります。
ちらし寿司は冷凍ご飯で作れる?
酢飯を作るときは炊き立てのご飯で、というイメージがありますが、冷凍ご飯でもOKです。
熱々の状態にすれば問題ないので、しっかりとレンジで温めてから寿司酢と混ぜていきましょう。
酢飯にするには少し固めのご飯が適しているので、自然解凍よりもレンジ加熱の方が向いています。
温めたらすぐにラップをとり、手早く作業するのがポイントです。
ちらし寿司のリメイクレシピ
ちらし寿司のままでは飽きてしまう、というときはリメイクしてみてください。
ちらし寿司のおすすめリメイクメニューを紹介します。
・いなり寿司、茶巾寿司
酢飯の味を生かしてちょっとだけ気分を変えたいときに。
お揚げや玉子で包んでひと手間加えると、違ったメニューとして楽しめます。
・チャーハン
ご飯もののリメイクの定番レシピです。
お好みで具材を加えてごま油で炒めると、まったく別の味わいになります。
・雑炊
お出汁を入れて和風にするのもいいですが、鶏ガラで中華風雑炊にするのもおすすめです!
まとめ
今回は、ちらし寿司の保存についてお伝えしました。
- ちらし寿司は冷凍で2~3週間保存できる
- 冷凍するときは1食分ずつに分けラップ+アルミホイルで包む
(生ものや錦糸卵はよけておく) - 解凍する時はレンジで2分ほど加熱
- レンジ解凍+蒸し器で「蒸し寿司」にしてもおいしい
- 冷蔵保存するときはラップ+湿らせたキッチンペーパーで水分を保持
- ちらし寿司は冷凍ご飯で作ってもOK
- いなりや茶巾寿司、チャーハン、雑炊などにリメイク可能
せっかくのご馳走ですから、最後までおいしく食べたいですよね。
保存方法やリメイクレシピなど、ぜひ取り入れてみてください!
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