アヒージョを作るとき、にんにくチューブがはねて危なかったという経験はありませんか。
にんにくチューブを使うと包丁もまな板も要らず、手もにんにく臭くならないので便利ですよね。
でも、にんにくチューブは調理中に熱い油に入れるとはねるので注意が必要です。
にんにくチューブがはねる原因は、にんにくチューブに含まれる水分です。
にんにくチューブを油はねしないためには、オリーブオイルを熱する前ににんにくチューブを入れましょう。
また、アヒージョは、具材に火が通るまでオリーブオイルで煮ますが、食材によって加熱時間が長くなったり、火が強すぎたりするとにんにくが真っ黒に焦げてしまうことがあります。
にんにくが焦げないようにする対策として
- にんにくが油の中でジュワジュワと泡が出て香りが付いてきたら取り出す
- にんにくは大きめに切る
- なるべく弱火にする
この3つを実践するとにんにくを焦がさず香りを生かすことができます。
アヒージョにはにんにくが必須ですが、発想を変えてオリーブオイルと相性のよい食材と香辛料を使って、にんにくを使わないアヒージョを楽しむことも可能です。
今回は、アヒージョを作るときに使うにんにくチューブがはねるのを防ぐ方法と、調理中ににんにくが焦げないようにする対策を調査しました。
後半にはにんにくが苦手な方でも食べやすいアヒージョのレシピを紹介していますので、ぜひ参考にして下さい。
にんにくチューブがはねる原因と対策
にんにくチューブがはねる原因は、にんにくチューブに含まれる水分です。
にんにくチューブは、にんにくを切る手間がないため包丁もまな板も手も汚すことなくとても便利ですが、熱い油の中に入れるとはねて危険です。
にんにくチューブがはねる対策としては、油が熱くなる前に入れ、すぐに食材を入れると抑えることができます。
具材の水分も、キッチンペーパーやフキンなどで拭き取ってから加えるようにしましょう。
エビやイカなどが入ったシーフードミックスは、水分が多くはねやすいのでしっかり水気を拭き取るようにしてくださいね。
アヒージョのにんにくが焦げるときの対策
アヒージョは食材に火が通るまで油で煮るため、にんにくは焦げやすくなります。
火が強すぎたり加熱時間が長かったりすると、にんにくが焦げる原因になります。
にんにくが焦げるときの対策は、下記の通りです。
- にんにくが油の中でジュワジュワと泡が出て香りが付いてきたら取り出す
- にんにくは大きめに切る
- なるべく弱火にする
油ににんにくの香りが移ったら取り出すというのが一番簡単です。
細かく切りすぎてしまうと取り出しづらいので、大きめに切るといいですよ。
食材に火が通ったら、お好みでもう一度にんにくを戻し入れて下さいね。
にんにくは焦げると苦味が出てしまうので、焦げには注意しましょう。
にんにくはガーリックパウダーを使っても大丈夫です。
ガーリックパウダーも焦げますので、仕上げに振り入れるといいですよ。
にんにくの臭い対策
にんにくの臭いを少しでも抑えたいときは、にんにくを皮ごとレンジで30秒ほど加熱してから調理に使うと抑えることができます。
にんにくを食べたときの臭い対策として、牛乳やヨーグルトを食べるのがおすすめです。
これは、にんにくの臭いの原因であるアリシンという成分が、タンパク質と結合することで臭いが軽減されるからだそうです。
また、緑茶のカテキンやりんごなどフラボノイドを含む食品も、臭いを軽減する働きがあるそうです。
マスクをしている時は、自分自身がにんにく臭いと気になりますよね。
食べると美味しく食欲が増すにんにくですが、にんにくの臭い対策は知っておきたいところです。
そこで、にんにくの臭い対策をまとめてみました。
- 食事中、食後にカテキンが含まれる緑茶を飲む
- 食前と食後に牛乳を飲むかヨーグルトを食べる
- りんごジュースを飲む
- 食後にりんご、キウイ、ブルーベリーなどのポリフェノール含量の多いフルーツを食べる
- 食後にポリフェノールを多く含むパセリを食べる
アリシンが全身に回るのは食後1時間ぐらい経ってからですので、にんにくの臭い対策は、食後1時間以内に行うようにしましょう。
アヒージョは、基本的ににんにくを使う料理ですが、実はにんにくを使わずに作る美味しいアヒージョもあります。
にんにくなしでもおいしいアヒージョレシピ
にんにくなしでアヒージョを作るならだしが出る食材や香辛料を使い塩味をしっかりきかせると美味しくなります。
特に生姜や干しシイタケはしっかり味が入るのでおすすめです。
生姜入り鶏肉ときのこのアヒージョ
◆材料◆
- 鶏もも肉 100g
- エリンギ 2本
- ブロッコリー 1/3房
- 生姜みじん切り 10g
- 鷹の爪 1本
- オリーブオイル 鍋の半分の量
- 塩 少々
- こしょう 少々
◆作り方◆
- ブロッコリーは固めに茹でて、水分をふき取っておく
- エリンギは縦に裂き大きければ半分に切る
- 小さめのフライパンにオリーブオイルを半分ぐらいまで入れ中火で温める、鷹の爪とみじん切りした生姜を入れて温め弱火にする
- 鶏もも肉は一口大に切り、水分を拭き取りエリンギとミニトマトも一緒に鍋に入れる
- ブロッコリーも入れて3~5分程度弱火で煮て、塩とこしょうで味を調節する
さば缶と干しシイタケのアヒージョ
◆材料◆
- さば缶 (オリーブ漬け)1缶
- 干ししいたけ 3枚
- ミニトマト 5個
- 鷹の爪 1本
- オリーブオイル 鍋の半量ぐらい
- 塩 少々
- こしょう 少々
◆作り方◆
- 干ししいたけはあらかじめ戻し半分に切り水気をふき取っておく
- 小さめのフライパンにオリーブオイルを入れ鷹の爪を入れて中火で温める
- さばを少しほぐしてと干しシイタケとミニトマトを入れて3分ほど弱火で煮る
- 塩、こしょうで味を調える
エビの和風アヒージョ
◆材料◆
- ムキエビ(Lサイズ) 100g
- マッシュルーム 5個
- 塩こうじ 小さじ1杯
- ほんだし 小さじ1/2杯
- 鷹の爪 1本
- オリーブオイル 鍋の半量
- 塩 少々
- こしょう 少々
- パセリ 適量
◆作り方◆
- エビに塩こしょうして水気をふき取っておく
- マッシュルームを二つ割に切る
- 小さめのフライパンにオリーブオイルを入れ中火で温め、鷹の爪、塩こうじ、ほんだしを入れて火を弱める
- エビとマッシュルームを加え3~5分煮る
- 塩、こしょうで味を調える
よくアヒージョを食べる方には、にんにくがないと若干物足りないかもしれませんが、塩こしょうをしっかりすると味が整います。
またオリーブオイルを選ぶときは、オリーブの実を絞っただけの「エキストラバージン」より加工された「ピュア」の方を選ぶといいですよ。
「ピュア」はオリーブの香りがあまり強くないため、熱したときに食材とのなじみがよいのでアヒージョをつくるときにおすすめです。
まとめ
アヒージョににんにくチューブを使った際の、油はねしない方法や対処法を紹介しました。
- にんにくチューブがはねるのは、チューブの中に含まれる水分が飛ぶのが原因
- にんにくチューブがはねないようにする対策は、油が温まる前に入れること
- にんにくの臭い対策は、牛乳、緑茶、りんごジュースが効果的
- にんにくなしでアヒージョを作るならだしが出る食材と香辛料を選び塩味をきかせるのがポイント
アヒージョはアウトドアクッキングの定番にもなっていますよね。
鉄製のスキレットというフライパンがあれば本格的でアツアツのアヒージョが楽しめます。
外で作るときもにんにくチューブは、油はねしないよう油が温まる前に入れてくださいね。
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