鶏肉の臭み取りや下処理はどうしていますか。
鶏肉に火を通しても、独特の臭みが気になることはありますよね。
鶏肉の臭み取りは下記の方法が効果的です。
- 塩をふる
- 酒をふりかける
- 熱湯をかける
- 牛乳に浸す
また、鶏肉の臭みの原因は下記の通りです。
- 鶏肉から出てきたドリップ
- 脂肪分が酸化した酸化臭
この2つが主な原因です。
鶏が飼育されていたときに食べていた餌の臭いがすることもあるようです。
冷蔵庫内の状況によっては庫内の臭い移りが原因になることもあります。
鶏肉は、下処理してしっかり臭み取りしてあると料理の味に差が出ます。
鶏肉の臭みが気になっていた方、ぜひ最後までお読みください。
鶏肉の臭みを取る方法
鶏肉を下処理する際の臭み取りは、塩や酒を使うのが最も簡単な方法です。
塩と酒のほかには、熱湯や牛乳も臭みをとってくれます。
具体的に下処理の際に、鶏肉の臭みを取る方法を紹介します。
塩をふる
鶏肉の表面に塩をふって10分ほど放置します。
浸透圧による脱水効果で鶏の余分な水分と臭みが一緒に表面に出てきます。
出てきた水分や臭みは、キッチンペーパーで拭き取ってください。
鶏肉を水で洗うと余計な脂肪やドリップを洗い流せるのですが、生肉に含まれる菌がシンクに飛び散らないよう注意が必要です。
鶏肉を洗った後は、シンクや調理器具を熱湯消毒して食中毒を予防しましょう。
酒をふりかける
調理前に鶏肉の下処理として、酒をふりかけるだけで簡単にできます。
酒の量の目安は鶏もも肉もむね肉も1枚に対して大さじ2杯程度です。
酒を振りかけたら10分ほど置いてから調理しましょう。
酒の代わりに日本酒や白ワインを使っても同じ効果が得られます。
酒での臭み取りはにんにくや生姜などを使わない料理におすすめです。
また、煮物やチキンライスなどを作る際に、ちょっと先に鶏肉を酒をふっておくだけでも効果がありますよ。
熱湯をかける
鶏肉に熱湯をさっとかけ、すぐに冷水にとって冷ますだけでも臭み取りになりますが、2~3分茹でるとさらに余分な脂肪も落ちるのでおすすめです。
特に手羽先や鶏もも肉は脂肪分が多いので下味をつける前に熱湯で処理するといいでしょう。
また、鍋に鶏肉を入れ、50℃のお湯に2~3分浸けるという方法もあります。
お湯に浸けたあと鶏肉は冷水に取り、キッチンペーパーなどで水分を拭き取ってから調理してください。
牛乳に浸す
鶏肉は、牛乳に浸すと臭み取りだけでなく肉の繊維質が柔らかくなるので一石二鳥です。
タッパーや保存袋に鶏肉と牛乳を入れ3時間ほど浸すだけで、臭みを和らげてくれます。
鶏肉をフォークで刺して穴を開けてから牛乳に浸すと、鶏肉の繊維質にしみ込んでお肉が柔らかくなりますよ。
フライドチキンを作るときに牛乳で臭み取りをすると、ジューシーに仕上がって焼き色も良くなりますよ。
鶏肉にしみた牛乳をキッチンペーパーなどで拭き取ってから、にんにくや生姜などの香味野菜やハーブなどを使うとさらに鶏肉の臭み取りになります。
ぜひお試しください。
また、鶏むね肉も脂肪分が少なくパサパサになりやすいので、牛乳に浸して臭み取りをするとしっとり柔らかくなっておすすめです。
鶏肉の臭みの原因
鶏肉の臭みの主な原因は下記の通りです。
- 鶏肉から出てきたドリップ
- 脂肪分が酸化した酸化臭
このほかに鶏が飼育されていたときに食べていた餌の臭いがすることもあるようです。
また、冷蔵庫内の状況によっては庫内の臭い移りが原因になることもあります。
保存の際は、ジップ付きの袋に入れて臭いが強いものの近くに保存しないようにしましょう。
鶏もも肉を下処理するときに、最初に余分な脂肪と水分を取ってしまうのも臭みを取るコツです。
黄色のぬるぬるした脂肪部分は切り取りづらいですが、しっかり取り除くと料理の味に差が出ますよ。
鶏肉の下処理のポイントは
- 黄色のぬるぬるした脂肪の塊を包丁で切り落とす
- ドリップをキッチンペーパーでしっかり拭き取る
独特の鶏肉の臭みが抜けて美味しく出来上がりますよ。
まとめ
今回は、鶏肉の臭み取りの方法とその原因についてご紹介しました。
鶏肉の臭み取りの方法は
- 塩をふる
- 酒をふりかける
- 熱湯をかける
- 牛乳に浸す
鶏肉の臭みはドリップ、脂肪部分の酸化臭が原因
鶏肉は臭み取りをして美味しくいただいてくださいね。
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