ブロッコリーを使おうと冷蔵庫から出してみたら黄色になっていたことありますよね。
ブロッコリーが黄色に変色したのは、ブロッコリーの花が咲いたためです。
傷んでいるわけではないので、食べても問題ありません。
でも、ブロッコリーの一番美味しいタイミングを逃しています。
茶色に変色したブロッコリーも食べられますが、味は落ちています。
ブロッコリーの変色を防止する方法は2つあります。
- 少し湿らせたキッチンペーパーでブロッコリーの花蕾を包んで、立てて冷蔵庫に入れる
- ブロッコリーを小分けにして、生のままか塩ゆでして冷凍保存する
今回は、ブロッコリーが黄色や茶色に変色する原因から変色防止のコツ、そして変色したブロッコリーは食べられるのかについてお伝えします。
ブロッコリーの変色の原因
ブロッコリーが変色する原因は、収穫後も呼吸し成長しているためです。
具体的な色の変化は、緑色→黄色→茶色と徐々に進んでいきます。
変色の原因を順に詳しく見ていきましょう。
黄色に変色する原因
ブロッコリーが黄色に変色するのは、ブロッコリーの花が開花したためです。
普段私たちが食べているブロッコリーのドーム型の部分は、花蕾(からい)といって花のつぼみの集合体でできています。
ブロッコリーは、収穫後も呼吸し成長を続け花を咲かせようとします。
つまり、黄色になっても傷んでいるということではありません。
ただし、ブロッコリーは緑色でつぼみが開く前が食べ時で、栄養も味も一番良い状態です。
開花に栄養を使ってしまうため、黄色に変色したブロッコリーは若干味も風味も落ちていますので、早めに食べてしまったほうがいいでしょう。
茶色に変色する原因
ブロッコリーが茶色に変色するのは、花のつぼみが枯れたことや乾燥などが原因で劣化したためです。
茶色になった部分に、まれに虫が潜んでいる場合もありますのでチェックしてください。
ブロッコリーの茎部分が茶色に変色していたら傷みが始まっています。
茎が柔らかくなって臭くなっていたら、その部分を切り落として使うようにしましょう。
また、紫色のブロッコリーを見かけることがありますが、ブロッコリーが紫色になるのは、アントシアニンという青紫色のポリフェノールが表面に出たためです。
冬の寒い時期に栽培されたブロッコリーによくある現象で、寒さから身を守ろうと糖分が出ているため少し甘めのブロッコリーになっています。
紫色のブロッコリーは、茹でると緑色になりますので食べるときに色は気にならないでしょう。
変色したブロッコリーは食べられる?
黄色や茶色に変色したブロッコリーは、食べられます。
でも、茶色の変色部分は味が落ちているので切り落として食べる方がよいでしょう。
触ってみて柔らかく傷んでいたらカットすれば食べられますが、カビ臭さがあったら廃棄することをおすすめします。
ブロッコリーの変色を防止する方法
ブロッコリーは、実は生のまま冷凍保存可能です。
時間がないときなど、購入してきたらとりあえず生のまま冷凍してしまうというのが変色を防ぐ方法です。
もちろん、茹でてから冷凍した方が、後々調理にそのまま使えて便利です。
冷凍するまでもないという方も、冷蔵庫で保存するときのコツがありますのでチェックしてみてください。
変色防止は下記のとおりです。
変色防止する冷蔵保存方法
用意するものは、キッチンペーパーと輪ゴムです。
- キッチンペーパーを2~3枚軽く湿らせる
- 花蕾の部分をそっと包んで茎の部分で輪ゴムで止める
- 冷蔵庫の野菜室に立てて保存する
1週間ほどもちますが、途中ペーパーを取って様子を見るようにしましょう。
変色防止する冷凍保存方法
<生のまま冷凍保存する方法>
- ブロッコリーは小分けにして洗い水分を拭き取る
- ジップ付きの保存袋に入れて冷凍庫に入れる
保存期間は1ヶ月ほどです。
使うときは凍ったまま茹でるまたは電子レンジで解凍しましょう。
<電子レンジで加熱してから冷凍保存する方法>
- ブロッコリーは小分けにして洗う
- 耐熱容器に洗ったブロッコリーを入れ、塩を軽くふる
- ラップをして600Wで1分30秒加熱する
- 水分を拭き取り冷ましてから保存袋に入れて冷凍庫に入れる
塩を入れることでブロッコリーの葉緑素がナトリウムと反応を起こし、鮮やかな緑色になります。
電子レンジで加熱時間が長すぎると、ブロッコリーの葉緑素が熱でダメージを受け茶色になってしまうことがあります。
加熱しすぎないよう注意が必要です。
保存期間は1ヶ月から2ヶ月が目安です。
また、ブロッコリーはフライパンで蒸し茹でしてから冷凍するのもおすすめです。
フライパンに1cmの高さの水と塩を入れ、ブロッコリーを入れてふたをして2分ほど蒸します。
レンジの時と同様に塩を入れることで鮮やかな緑になります。
その際、オリーブオイル(サラダ油も可)を小さじ1杯ほど入れると「オイル蒸しゆで」になって
色鮮やかになるだけでなく味もよくなりますよ。
まとめ
ブロッコリーが黄色や茶色に変色する原因と変色防止のコツ、変色しても食べられるのかをお伝えしました。
- ブロッコリーの変色の原因は収穫後も呼吸し成長しているため
- 黄色や茶色に変色したブロッコリーは食べられるが鮮度も味も落ちている
- ブロッコリーの変色を防止するには花蕾をキッチンペーパーで包んで冷蔵保存する
- ブロッコリーの変色を防止するには、生のままか塩茹でしてから冷凍保存する
ブロッコリーは意外に繊細で変色のタイミングも早いですよね!
すぐ使わないときは、塩ゆで後冷凍保存して変色を防ぎましょう。
コメント