プリンは牛乳と卵、それに砂糖とシンプルな材料があればすぐにできます。
美味しいプリンを食べたくなったら、オーブンや蒸し器で手作りプリンを作るのが一番。
でも、いざ取り出してみてプリンが固まらないままだった、となるとそれはショックですよね。
プリンが固まらない原因に
- 加熱する温度が低い
- 材料が冷たい
- 卵が少ない
- 卵の泡立て過ぎ
などがあります。
プリンが固まらなかったときは、次の方法で固まらせることができることもあります。
- オーブンで再加熱
- 湯煎
- ゼラチンの追加
今回は、プリンが固まらない原因や対処法をご紹介します。
プリンが固まらなかったときでも美味しく食べられるレシピもありますので、ぜひ最後までお付き合いください。
プリンが固まらない時の対処法
プリン作りを失敗した?というときでも、すぐに捨てるのはもったいない!
プリンを追加で再加熱して固まることがあるので試してみましょう。
プリンに竹串を刺してみて、何もくっついて来なければOKです。
オーブン
オーブンでプリンを作る場合、プリンの容器の1/3くらいまでバットにお湯を入れ、160度くらいで20分ほど蒸し焼きにするかと思います。
この作り方でプリンが固まらないときは、オーブンの温度を変えずにもう5分くらいずつ再加熱してみてください。
バットのお湯の量は、プリンの容器の半分くらいまで増やします。
このとき、お湯は熱湯を使うとベストです。
湯煎
鍋やフライパンにお湯を入れ、湯煎にした状態でプリンを作るレシピもありますよね。
この作り方の場合も、再加熱をすればプリンが固まる可能性があります。
鍋やフライパンに入れたお湯をしっかりと沸騰させた後、火を一番小さい火加減にするのがコツです。
火が強すぎると、ボソボソになったり固くなったりと別の失敗に繋がります。
再加熱する時間は約10分くらいで様子を見てみてください。
ゼラチン
固まらないプリンを再加熱してもドロドロで固まりそうにないと思ったら、ゼラチンを混ぜる方法もありますよ。
まず、容器に入れたプリンはザルで濾しながらボウルに戻してなめらかにします。
次に、プリン液を作ったらゼラチンの準備。
ゼラチン5gを大さじ2のお湯でしっかり溶かします。
森永のクックゼラチンなど、小袋になっているものだと使いやすいです。
溶かしたゼラチンをプリン液に入れたら、しっかり混ぜて再度容器に入れましょう。
プリンの表面が乾燥しないようにラップで覆い、冷蔵庫に入れて固まったら出来上がりです。
数時間で固まることもありますが、一晩ほど冷蔵庫に置いた方が確実です。
プリンが固まらない原因
プリンが固まらないときの対処は分かりましたね。
次は、なぜ固まらないときがあるのかをチェックします。
プリンが固まらない原因は、加熱温度、材料の温度、分量のバランス、卵の混ぜ方です。
加熱温度
まず、一番最初に気を付けたいのが加熱するときの温度や時間です。
プリンのレシピには、高い温度で加熱すると穴が空いた状態になってしまうという注意書きをよく見かけます。
この「す」が入った状態のプリンになるのは避けたいですよね。
ですが、加熱する温度を控えめにするのはNG!
プリンは卵が固まるのを利用して作ります。
卵が固まる温度は80度くらいなので、温度が低すぎると失敗してしまうんです。
蒸し器を使うときは、入れた水がしっかり沸騰して湯気が出るまで待ちます。
お湯は沸騰する直前にシューッと大きな音がしますが、この状態ではまだ沸騰していません。
ボコボコと大きな音がするまで我慢しましょう。
家庭用のオーブンは、機種によってセットした温度が低い場合があります。
以前、お菓子教室をしているママ友にオーブンの温度が測れる温度計を借りたことがあるんです。
その温度計でオーブンを測ってみたら温度が低かったので、高めの温度で使うようにしています。
ほとんどのお家ではオーブン庫内の温度を測れないので、何度かトライして様子をみてください。
材料の温度
プリンを作るときに使う卵や牛乳って、冷蔵庫で保存していますよね。
なので、冷蔵庫から出したてを使うことが多いでしょう。
でも、材料を冷たいまま使うのはNGです。
プリン液の温度が低いままだと、レシピ通りの加熱時間では足りなくなってしまいます。
プリンが固まらないトラブルを避けるためには、卵と牛乳を使う分だけ冷蔵庫から出して常温にしておくのがコツです。
分量のバランス
プリンは卵が固まる力で作られるため、卵が少ないと固まりにくくなります。
プリンのレシピには卵2個など、個数で書いてあることがほとんどです。
レシピで表記されている標準的な卵の重さは、だいたいMサイズ50gと考えてください。
ですから、Sサイズの卵だと卵不足ということになります。
卵が小さい場合は、牛乳を卵の4倍くらいまでに抑えて少なめにしてみてください。
卵の混ぜ方
卵は卵黄と卵白をよく混ぜますが、プリンを作るときに泡立ててしまうのはNGです。
泡が入ったままで加熱すると、空気が含まれているので温度が上がりにくくなってしまいます。
プロのパティシエさんは、泡を炎で潰していく丁寧な作業をしているのだとか。
家庭の手作りプリンでは、そこまでするのは大変ですよね。
卵を混ぜるときに泡立てないように気をつけましょう。
固まらないプリンのアレンジレシピ
再加熱しても固まらないプリンは、アレンジしてひと味違う料理に変身させましょう!
カスタード味なので、どのレシピもおすすめですよ。
プリン救済!簡単フレンチトースト♪
失敗したプリンを救済する代表的なレシピがフレンチトースト!
面倒なフレンチトーストが簡単にでき、しかも絶品の美味しさです。
失敗プリンでプリンアイス
固まらないたプリンはアイスにするのもおすすめです。
失敗したプリンで♪混ぜるだけパウンド
ホットケーキミックスを混ぜてプリン味のパウンドケーキに♪
失敗したプリンで!プリンケーキ
こちらはホットケーキミックスにベーキングパウダーをプラスしてフワッと焼き上げています。
まとめ
今回は、プリンが固まらないときの対処法や原因を調べてみました。
- 固まらないプリンを再加熱する時間は、オーブンなら5分ずつ、湯煎は15分。ゼラチンで固める場合は濾してから一晩冷やす
- プリンが固まらない原因は、加熱する温度や材料が冷たい、卵が少ない、卵を泡立てたなど
シンプルな材料で作るからこそ、量や手順を守って丁寧に作ることが大切なんですね。
もしプリンが固まらなくても最後まで美味しく食べられるので、失敗を恐れずトライしていきましょう!
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