実は、卵は必ずしも冷蔵で保存する必要はなく、常温保存でも2週間程度は日持ちするとされています。
ただし、夏場など室温が25度以上になるようなところでの保存は、サルモネラ菌による食中毒のリスクもあるので冷蔵保存が望ましいです。
万が一腐ってしまった場合は、
- 刺激臭、硫黄のようなにおいがする
- 割ると黄身が崩れてしまう
などの異常が見られうので食べるのは控えましょう。
ここからは、卵の保存方法に関してより詳しくお伝えしていきます。
卵をストックしておきたいけど冷蔵庫にしまう場所がない!というときは、常温での保存も検討してみてください。
卵は常温保存でどのくらい日持ちする?
卵の賞味期限は、パック詰めから2週間程度と設定されているようです。(※食品安全委員会より参照)
これは25度程度の温度で保存された場合、生で安全に食べられる期間を示したものです。
そのため、室温が25度程度であれば常温保存で置いても2週間程度は持つと考えられます。
ただし、
- もともと冷蔵で陳列されていた場合
- 生で食べたい場合
- 卵にヒビが入っている場合
は、この限りではありません。
卵は温度変化に敏感なので、冷蔵で陳列されていた場合は家庭でも冷蔵の状態にしておくことが望ましいそうです。
火を通さずに食べる場合はリスクが上がるので、常温で陳列されていたとしても家庭では冷蔵庫にしまうのが良いでしょう。
また、卵の殻部分には菌が付着しているため、少しでもヒビの入ってしまった卵は火を入れて早めに食べることをおすすめします。
卵は夏でも常温保存で大丈夫?
前述の通り、卵の保存は温度管理が重要です。
夏場の気温の中で一日置いておくと生で食べるには危険な状態になってしまいます。
サルモネラ菌のリスクもありますので、気温が高い時期には冷蔵庫での保存が適しています。
卵の保存方法
卵を保存するときのポイントは、以下の通りです。
とがった方を下にする
卵の丸い方には「気室」と呼ばれる空気の入ったスペースがあります。
そちらを上にすると卵黄が浮いて殻に接触せず、鮮度を保ちやすくなるのです。
ゆらさない
振動でヒビが入るため、なるべく動かさずに保管します。
冷蔵庫のドアポケットには卵ホルダーがついていることが多いですが、ドア部分は開閉で振動が多く温度変化も受けやすいので、そこに入れるのはあまりおすすめしません。
洗わない
洗うと水滴が付着し、傷む原因になります。
買ってきたらパックでそのまま保存しましょう。
割った状態で置かない
一度割ってしまうと殻に付着した菌が中身に混ざってしまうリスクがあるので、早めに使用するようにしましょう。
卵液状態での保存も良くありません。
卵は腐るとどうなる?
腐った卵は、においと見た目で判別できます。
- 刺激臭、硫黄のようなにおいがする
- 割ると黄身が崩れてしまう
上記のような卵は傷んでいる可能性が高いので、食べない方が無難です。
また、記載の賞味期限が過ぎてしまった場合は上記のような特徴がなくても、生食は避けた方が良いでしょう。
まとめ
今回は卵の保存方法や期間についてご紹介しました。
- 卵の常温での保存期間は2週間程度
- ただし、以下の場合は冷蔵庫での保存がおすすめ
①冷蔵で売られていた場合
②生食したい場合
③殻にヒビが入っていた場合 - 夏場は気温が上がるので常温保存には向かない
- 卵を保存するときのポイントは以下の通り
①とがった方を下にする
②ゆらさない
③洗わない
④割った状態で置かない - 腐った卵は、刺激臭や硫黄のようなにおいがする
- 卵を割って黄身が崩れるのも傷んでいるサイン
- 賞味期限が過ぎたらにおいや見た目が変わらなくても、加熱調理がおすすめ
現在売られている卵は企業努力により品質管理がしっかりしており、食中毒もめったに起きていません。
しかし、雑菌などのリスクは0ではありませんので、家庭でもきちんと管理して食べることを心がけましょう。
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