せっかく揚げた天ぷらがべちゃべちゃになってしまったら、がっかりしますよね。
日によって天ぷらの仕上がりが違う場合も…。
なんで天ぷらがカラッと揚がらないのでしょうか?
その原因として考えられるのは
- 油の温度が下がる
- 衣の混ぜすぎ
- 材料の水分が出る
です。
これらの問題を解決するには
- 鍋に入れる材料の量を少なくする
- 材料に着いた水分を取ってから揚げる
- 天ぷらの衣を冷やす
- 揚げ湯にごま油を加える
といった方法があります。
今回は、天ぷらがべちゃべちゃになる原因をおさえてから、カラッと揚げる方法をご紹介します。
さらに、べちゃべちゃになってしまった天ぷらをカラッと復活させる方法もお伝えします。
これで1日経った天ぷらもを美味しく食べられますよ。
天ぷらがべちゃべちゃに揚がる原因
天ぷらがべちゃべちゃになる原因は、
- 油の温度
- 材料の水分
- 衣
がポイントです。
では、一つずつ見ていきましょう。
油の温度が低い
天ぷらを揚げるのは熱くて大変ですよね。
でも、早く揚げたいと思って材料を多めに鍋に入れてしまうのはNG!
私もよくやってしまいます。
材料を入れると油の温度が下がるのですが、材料が多すぎるとなかなか元に戻りません。
天ぷらに適した温度は180度と高温です。
油の温度を下げないでキープするように気をつけるのがコツです。
衣のねばり
天ぷらの衣をしっかり混ぜると、なぜかべったりとした衣になりませんか?
このねばりの正体は、なんとパンを膨らませることでおなじみのグルテン!
グルテンが作られてしまうと、衣の水分が抜けなくなってしまうのです。
材料の水分とサラダ油
野菜や魚介、お肉には水分が含まれています。
なので、天ぷらの衣に材料をそのままポンポン入れて揚げると、水分がしみ出てきてべちゃべちゃになるんですね。
また、酸化したサラダ油は揚げたときに水分が抜けにくくなります。
天ぷらをカラッと揚げる方法
天ぷらをカラッと揚げるコツは、
- 揚げ油の温度キープ
- 水分を拭く
- 衣を混ぜすぎない
の3つです。
揚げ油に材料を入れすぎない
とにかく一度に材料を入れすぎないのが基本です。
材料を入れる量は、鍋の表面の1/3から半分いかないくらいまで!
火が通りにくい野菜は、160度くらいから入れて中まで火を通します。
その後、180度に上げて肉、エビや魚を揚げていきましょう。
材料の水分を取る
天ぷらを揚げる前に、材料をクッキングペーパーで拭いて水分をしっかり取ります。
「ピチット」などの脱水シートも便利です。
さらに、肉や魚は打ち粉(小麦粉)を薄く付けてくださいね。
衣を冷やす
衣はグルテンができないよう、氷水を使います。
小麦粉はふるっておき、卵も冷やしてサクッと混ぜましょう。
うまくできないときは、卵の代わりにマヨネーズを大さじ1杯入れてもOKです。
絶対に失敗したくないときは、天ぷら粉を使うのが安心ですよ。
揚げ油にごま油をプラス
天ぷらを揚げるときは、サラダ油にごま油を3割くらい混ぜて使ってみてください。
水分が抜けやすくなるのでカラッと具合が違います。
天ぷら専門店でよく使われている「太白ごま油」もおすすめです。
べちゃべちゃの天ぷらを復活させる方法
べちゃべちゃになった天ぷらは、冷めた後にオーブントースターかガスコンロのグリルで温めます。
温める時間は様子を見ながら1分くらい、焦げやすいのでホイルでガードしましょう。
電子レンジはべちゃべちゃになるので使わないでくださいね。
この方法なら買ってきたお惣菜もカラッと仕上がるので、ぜひお試しください!
まとめ
天ぷらがべちゃべちゃになる原因は、
- 材料を一度に鍋に入れて温度が下がる
- 衣の混ぜすぎ
- 材料の水分が出る
でしたね。
これをふまえ、
- 入れる材料は鍋の1/3から多くても半分まで
- クッキングペーパーで材料に付いた水分をしっかり取る
- 天ぷらの衣は冷やしてサクッと混ぜる
- ごま油を加えると水分が抜けやすくなる
の4つをおさえれば、天ぷらをカラッと揚げられることがわかりました。
私も、この4つのポイントをしっかり守って美味しい天ぷらにトライします!
コメント
解決できて一件落着
わかりやすい表示を
アリガトウ❗️