庭の土を平らにならす方法を知っていますか。
庭を平らに整地をすることで足場も安定させることができます。
庭の土を平らにならす方法は
- 雑草や石、ガラなどを取り除く
- 土が固まっているところをほぐす
- 土の量を調整して表面を平らにする
庭の土をスコップで20cmほど掘り起こして余計な石などを取り除き、レーキなどを利用してかき集めて撤去します。
土のでこぼこをなくし、最終的に本当に平らになったかは水平器で確認するとよいでしょう。
水はけの具合をチェックするのも大切です。
- 庭を芝生にする場合、DIYでは砂や肥料などの材料費と芝生代が1㎡あたり1,500円ぐらい
- 施工業者に芝生を依頼すると天然芝で1㎡5,000円ぐらいが相場
- 庭を駐車場にする費用は、一台あたり屋根なしで10万円ほどですが、カーポートをつくると35~50万円ほどかかる場合もある
- 庭をコンクリートにする費用は、1㎡あたり8,000円ほど
- 庭を更地にする費用は、庭木の伐採やブロック塀などを取り壊して廃棄する費用も含まれる
- 庭木の伐採と処分は5,000円から30,000円ほど、ブロック塀は5,000円から10,000円ほどかかる
今回は、土を平らにならす方法や道具、芝生や駐車場を施工業者に依頼した場合の費用なども紹介します。
庭の土を平らにならす方法
庭の土を平らにならすには、主に三つの作業をしていきます。
- 雑草や石などを撤去して土を均等にならす
- 本当に平らになったか水平器で調べる
- 水はけは大丈夫か確認する
植物を植えるだけでなく、駐車場を作る場合も平らにならす整地作業を一番最初に行う必要があります。
土をならす方法は
- 雑草や石、ガラなどを取り除く
- 土が固まっているところをほぐす
- 土の量を調整して表面を平らにする
石やガラがたくさん出てくると手作業ではとても大変ですので、道具を使って作業効率を上げていきましょう。
庭を平らにする道具
庭を平らにする作業は、春先に行うと熱中症の心配も少なくて済みます。
今年は庭をオシャレにするぞ!と思ったらGWごろまでに取りかかるのがおすすめです。
庭を平らにする道具は、以下の通りです。
- スコップ
- ふるい
- レーキ(熊手)
- トンボ
- 水平器
庭の土は、スコップで掘り起こしながらふるいにかけて小石などを取り除いていきます。
土が固まっていたり根が絡まっていたりしたら、スコップで砕くようにして取り除きましょう。
土を掘ってみると石だけでなくコンクリートのかけらや古いビニール袋など、地中に長く埋まっていた「ガラ」が出てくるかもしれません。
思わぬケガをしないためにも作業はなるべく軍手をして行うのが望ましいです。
土をならす道具としてレーキがよく使われています。
レーキは、先に爪が付いていて雑草や小石などをかき集めることができます。
体を低くして柄を短めに持つと、腰に負担をかけずに作業できます。
また、レーキの仲間である熊手は、ほうき型の爪付きの道具で雑草や落ち葉掃除などにも使われています。
トンボもレーキの仲間ですが、長方形で爪は付いていないタイプを指すようです。
土の分量を調整し庭のでこぼこを直すために使われる道具です。
トンボは、野球場などでグラウンド整備で使われているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
土を平らにならしながら水はけをチェックするのも大切です。
本当に平らに出来ているかは水平器で確認しましょう。
庭を畑にする方法
土をならしたあと、畑に適した土にするまで2週間くらいの時間がかかります。
庭を畑にする作業は下記の通りです。
- 土を掘って耕す
- 土壌改良する
土は、20~30cmほど掘って小石などを取り除いておきます。
土を耕したら苦土石灰をまいて土中の酸度を調整します。
苦土石灰をまいてから2週間ほど経つとほどよく中和されていますので、有機肥料などを混ぜて土をふかふかにします。
土がふかふかになったら、種や苗を植えてください。
土の配合が難しければ苦土石灰で酸度を調整したあと、あらかじめ肥料が入った培養土を利用するともっと簡単に土の準備ができます。
最初は比較的手間がかからないミニトマトや大葉などがおすすめです。
また、家庭菜園は庭がなくて地植えが出来なくても、プランターでの栽培で十分楽しく収穫できます。
実がなる植物は、達成感と感動があっておすすめですよ。
庭を芝生にする費用
庭の芝生をDIYで天然芝を張るなら1㎡あたり1,500円ぐらいです。
DIYで人工芝を張る場合は、防草シート代と芝生代で1㎡あたり4,000円から6,000円ぐらいみておきましょう。
天然芝は、土をならして砂と肥料をまいてから芝を張りますが、人工芝は土をならしたあと草が生えないよう除草剤や防草シートが必要になります。
芝生を業者さんに依頼したときの施工費用は
- 天然芝で1㎡あたり5,000円ほど
- 人工芝で1㎡あたり10,000円前後
人工芝は目的によっても金額が変わります。
- 庭用は1㎡あたり6,000円~9,000円
- スポーツ用は12,000円~17,000円
- ベランダ用は4,000円~6,000円
天然芝の良いところは季節感があるところですが、雑草を抜いたり芝刈りしたり芝の生育期にはお手入れが欠かせません。
しかし、多少手間でも天然芝は触り心地が柔らかく子供も安心して遊ばせることができるのが魅力的です。
反対に、冬でもしっかり緑色の人工芝は違和感はあるものの手間がなくてとても楽に綺麗な状態を保てます。
ただ、人工芝は一生ものではなく、耐用年数は7年と言われていますので、10年以内には張替を行う必要がありそうです。
ご自身の生活に合った方を選ぶとよいでしょう。
庭を駐車場にする費用
庭を駐車場にする費用の目安は車一台分で
- 屋根なしタイプは10万円ほど
- カーポート付きは35万円ほど
- ガレージなら100万円以上
庭に元々あった門扉や塀を壊す場合は、撤去費用も含めると金額はもう少し高くなります。
業者さんに一度見積していただきゆっくり検討するようにしましょう。
庭を駐車場にするならまず車の出入りを考えて場所を決める必要があります。
地面をならして、車を駐車するスペースを確保するだけなのか、屋根付きのガレージを作るのかによって費用にも差があります。
車の出入りを考えると最低幅3m、奥行き5.5mは確保したいところです。
DIYで車をおくスペースを作るだけなら、費用は土をならす道具や煉瓦などの材料費のみになります。
業者さんに依頼する際も門扉や屋根を作らなければ費用を抑えることも可能です。
ただし、車の出入りはしやすいか、防犯面が問題ないかなどを確認することが大切です。
駐車場にコンクリート工事をする場合の費用は以下の通りです。
- コンクリート代 1㎡6,000円~8,000円
- 残土運搬費 1㎡1,000円
- 型枠費 600円
駐車場を作るのにはお金がかかってしまいますが、駐車場は車を雨や雪に直接当たらないようにしたり紫外線による劣化も防いだりするメリットがあります。
防犯カメラやガーデンライトを配置するのもおすすめです。
庭をコンクリートにする費用
庭をコンクリートにする費用の内訳は
- コンクリート代 1㎡あたり6,000円~8,000円ほど
- 整地や残土運搬費 1㎡あたり1,000円ぐらい
庭をコンクリートにするメリットは、後々の手入れが楽なところです。
車も出し入れしやすくなりますし、雨でぬかるむ心配もありません。
全面コンクリートにするのではなく、一部分を残して花壇を作ったりシンボルツリーを植えるのもおすすめです。
シンボルツリーは日よけになったり癒し効果も発揮しますよ。
庭を更地にする費用
庭を更地にしようと決めたらできるだけ余計なものを撤去しましょう。
市町村のごみの回収で出せるものは全部出しておくと、少し費用が抑えられるかもしれません。
庭を更地にする工事を依頼すると費用は下記の通りです。
- 庭木の伐採 5,000円から40,000円ほど
- ブロック塀撤去 5,000円~1万円
- 池 約20万円
不要なものを処分したあと整地を行います。
整地費用は1㎡あたり5,000円~6,000円ぐらいみておきましょう。
まとめ
庭の土を平らにならす方法や道具を紹介し駐車場などの施工費用の目安もお伝えしました。
- 庭の土を平らにならす方法は小石や雑草を取り除いてレーキなどで平らに整える
- 庭の整地は水はけも確認し平らになっているか水平器で確認する
- 庭を芝生にする費用はDIYで1㎡あたり1,500円ほど、人工芝は4,000円~6,000円程度
- 芝生を施工業者に依頼する場合天然芝で1㎡あたり5,000円ほど、人工芝は10,000円程度
- 庭を駐車場にする費用は、屋根なしで約10万円ほどカーポート付きは35万円ぐらいでガレージになると100万円以上かかる
- 庭をコンクリートにする費用は1㎡あたり6,000円~8,000円ぐらい
- 庭を更地にする費用は木やブロック塀などの処分費と整地費用1㎡あたり5,000円~6,000円ぐらいが必要になる
庭の広さや状態にもよりますが、庭の土は思っている以上に固くて簡単に掘れないことがあります。
庭の土をうまくならすコツは、作業にあった道具を使うことです。
レーキやトンボは落ち葉掃除や草取りでも使えるので持っていると重宝しますよ。
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