ヨーグルトは、最近の健康ブームで注目を浴びている食品の一つでしょう。
健康のために毎日食べようと買っておいたものの、ついうっかり食べ忘れてしまい、気づいたら賞味期限が切れていたということもあるでしょう。
賞味期限切れのヨーグルトは、食べても大丈夫か、それとも生ものだから処分した方が良いか悩むこともあります。
冷蔵保存されていた未開封のヨーグルトは、1週間ほど過ぎても大丈夫そうです。
未開封なら1ヶ月でも大丈夫という意見もありますが、個人差がありますので、無理しない方が良いでしょう。
賞味期限切れになったり、開封後に数日過ぎたりしたヨーグルトは、加熱調理して使用することができます。
それでは、賞味期限切れのヨーグルトは未開封なら1週間でも食べられるか、1ヶ月はどうか、加熱すれば使えるかなどについて、もう少し詳しくご紹介していきます。
賞味期限切れのヨーグルトはいつまで大丈夫?
賞味期限切れのヨーグルトは、未開封か開封後かによっていつまで食べられるかが違ってきます。
賞味期限切れのヨーグルトは未開封ならいつまで大丈夫?
未開封のヨーグルトは、冷蔵保存で1週間程過ぎても大丈夫そうです。
ただし、果実や果物の香料がついたヨーグルトは、未開封でも4~5日を目安にして、中身が傷んでいないかよく確認して食べるようにしましょう。
未開封なら1ヶ月でも大丈夫という人もいますが、胃腸が弱い、体調が良くない等個人差があり、お腹を壊すことにつながりますので、無理しない方が良いでしょう。
開封後のヨーグルトの賞味期限は?
開封後のヨーグルトは、賞味期限に関係なく2~3日以内に食べ切るようにしましょう。
開封後4~5日以内ならば大丈夫という意見もありますが、やはり人それぞれ体質等に違いがありますので、よく確かめて自己責任で食べてください。
ヨーグルトは保存状態によっては未開封でも傷むことがあります。
開封後は、開封して空気に触れることで雑菌が入りやすくなりますので、早めに食べ切ることをおすすめします。
賞味期限切れのヨーグルトは加熱すれば大丈夫?
賞味期限が過ぎたり開封後数日過ぎたりしたヨーグルトは、臭いや味も心配ない場合、ちょっと処分するのは惜しい気がします。
そんな時には加熱調理に使用することができます。
ヨーグルトは、時間の経過とともに雑菌が繁殖します。
開封済みのヨーグルトならば、いっそうその可能性は高くなります。
しかし、加熱することで、その雑菌を殺すことができます。
ただ、加熱することでヨーグルトに含まれる乳酸菌も死滅するため、ヨーグルトの効果が期待できなくなるのが難点です。
生で食べるのはちょっと心配な時、火が入れば賞味期限が切れたヨーグルトでも食中毒の心配もなくなり、気持ちの面でも抵抗感が和らぐと思います。
温める効果
ヨーグルトには多くの乳酸菌が含まれていて、40℃位の時に活発に動くと言われています。
ヨーグルトを温めて食べると、活発に動き出した乳酸菌が働いて、便秘の解消やダイエットの効果も期待できるそうです。
善玉菌を増やし、腸内環境を整えて免疫力を向上させることもあるといわれるヨーグルトの効果を、温めることで一層引き上げることができます。
以前ヨーグルト好きの大学教授が、テレビでおっしゃっていたことを簡単にまとめます。
「ヨーグルトには、腸内環境を改善する乳酸菌が含まれているが、冷たいまま食べると乳酸菌の多くは腸まで届きにくいので、温めて食べるとよい。その目安は、電子レンジで30秒程加熱するとよい。そうすることで免疫力もアップする。上澄み液も捨てないで、一緒に食べてほしい。」ということでした。
そのことを聞いた時私は、「えっ、ヨーグルトを温めるの?」と多少の驚きを感じましたが、その後、私も毎朝ヨーグルトを温めて食べています。
開封後、4日過ぎたものでも温めてバナナヨーグルトにして食べています。
胃腸が弱い私でも調子が悪くなることはなく、2年以上食べ続けています。
賞味期限切れヨーグルトのおすすめの使い道
加熱調理に活用する
カレーに入れると味がまろやかになり、コクも出ます。
タンドリーチキンやハンバーグに入れると、肉が柔らかくなったり、ジューシーになったりします。
たくさん入れすぎないように、大さじ1杯くらいから少しずつ様子を見ながら加えていくとよいでしょう。
お菓子に入れる
ホットケーキ、スコーン、パンケーキなどに入れると、ふっくら食感になります。
酸っぱくなるので、入れすぎに注意しましょう。
ホエイも捨てずに活用する
ヨーグルトの表面に溜まっている上澄み液はホエイとも呼ばれ、たんぱく質、ミネラル、ビタミンなどの栄養が詰まっているので、捨ててしまうのは大変もったいないです。
カレーやシチューを煮込んだり、鶏肉や豚肉を漬け込んだりする時に使うことができます。
またお菓子やパン作りにも使えます。
この他に、賞味期限内のホエイの使い道は、次のようなことが考えられます。
- ホエイと牛乳とレモン汁を合わせてチーズを作る
- 豆乳や甘酒、レモンなどで割ったり、グリーンスムージーに混ぜたりして飲料にする
- 塩で漬けた野菜の浅漬けやオリーブオイルなどと合わせてドレッシングにする
顔のパックや化粧水として活用する
ヨーグルトには、肌に良い成分が多く含まれているので、美肌効果があると言われています。
さらに緑茶粉末を入れることで、その効果をアップしてくれることが期待できるそうです。
パックの材料・やり方
- プレーンヨーグルト:大さじ1
- 緑茶(粉末):小さじ2
- はちみつ:小さじ2
- 小麦粉:適量
- 材料をよく混ぜて、顔に塗る
- 3分程過ぎたら、ぬるま湯で良く洗い流す
回数は週2~3回程にするとよいです。
化粧水の材料・やり方
- 精製水:250ml
- ホエイ:25ml
- お好みのアロマオイル(肌使用可のもの)
スプレーボトルに精製水とホエイを入れ、アロマオイルを2~3滴たらして混ぜます。
アレルギーがあるかどうか分からない方や肌が弱い方は、パッチテストで確認後使用してください。
その他の活用
ヨーグルトのホエイは角質を柔らかくする効果があると言われているので、足裏に塗り込むと角質の除去に期待できそうです。
お風呂に入れて入浴剤代わりにすることで、保湿ボディクリームとしても使えます。
ホエイは、料理だけでなく全身の美容にも使える万能液ですから、余すことなく活用してほしいです。
まとめ
ヨーグルトの賞味期限切れは、未開封なら1週間でも大丈夫か、1ヶ月はどうか、加熱すれば使えるかなどについてお伝えしました。
- 未開封のヨーグルトは、冷蔵保存で1週間程過ぎても大丈夫そうです。果実や果物の香料がついたヨーグルトは、4~5日を目安にして食べた方が良いでしょう。
- 未開封なら1ヶ月でも大丈夫という意見もありますが、胃腸の強弱や体調には個人差がありますので、無理しない方が良いでしょう。
- 賞味期限切れのヨーグルトは、加熱調理に使用することができます。
温めたヨーグルトを毎日食べることで腸内環境も良くなります。
腸内環境を整えるだけでなく、肌荒れ対策やダイエット効果も期待できるヨーグルトは、賞味期限内に美味しくいただくのがベストです。
しかし、何らかの事情で賞味期限切れになってしまったヨーグルトを捨ててしまわずに余すことなく使い切るために、この記事を参考にしてもらえたらうれしいです。
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