やすらぎの刻(道)第41話ネタバレ公平秘密を暴露!しのも小沼に密告!

やすらぎの刻 道 第41話 やすらぎの刻

第41

【登場人物】

  • 根来(浅井)しの・・・清野菜名
  • 根来公平・・・風間俊介
  • 根来公一・・・佐藤祐基
  • 根来三平・・・風間晋之介
  • 青っ洟・・・若林元太
  • 小沼良吉・・・大貫勇輔
  • 黒岩・・・續木淳平
  • 赤沢・・・松本 誠
  • 根来アヤ・・・岸本加世子
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公平、室井先生の本のことを公一とアヤに話す

公平が農作業をしながら、先日三平たちと山に本を取りに行った事を思い返していた。

その出来事は絶対に誰かに喋ってはいけないと言われていたが、公平は喋りたくて仕方がなかった。

夜、床についてもその事が気になって眠れない公平。

ついに我慢できなくなった公平は、布団から飛び起き1階へ降りていく。

居間には、農作業の予定を立てている長男公一と、裁縫をしている母アヤがいた。

2階から降りてきた公平は、囲炉裏の前に座り独り言のように、「なぜ燃やしたんだろう?あの雑誌」と言った。

それを聞いた公一が、「何の話だ」と言うと、公平は三平が室井先生から預かった本を山奥に隠したことや、軍旗という本を燃やしたことも、すべて洗いざらい公一とアヤに話した。

そしてその話を、2階からこっそりとしのが聞いていた。

公平はひとしきり話すと、「嫌なんだ俺こういう告げ口みたいなの!おしゃべりだ、おしゃべりだって人に言われるし。おしゃべりが男の恥だっていうことぐらい、俺だってよく分かってるよ!だけどなんちゅうか、生まれつきっていうか・・・遺伝体質っていうか・・・やめた!」と叫んで部屋に戻って行った。

公一とアヤは、けげんな顔で公平を見送った。

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しの、小沼に密告

剣道場で小沼良吉が、ものすごい剣幕で道場生に稽古をつけている。

 

練習を終えた小沼が、道場でひとり上半身裸になり汗を拭っていた。

そこにしのがやってきて、小沼に話したいことがあるので、薙刀の稽古のあと一緒に帰れないか尋ねた。

小沼は快諾し、座敷にいるから声をかけてくれと返した。

 

しのは薙刀の稽古を終えると、小沼と一緒に帰路に就いた。

小沼の少し後ろを歩くしの。

途中小沼が「今日は無口で、しとやかだね」としのに言った。

するとしのは、自分が浅井家の出身で、根来家に引き取られたことなど、これまでの自分の生い立ちを小沼に話した。

そして座って話がしたいと言って、河原に向った。

しのは、兄妹のなかの一人が室井先生と仲がよく、先生から預かった本を山奥に隠したことや、「軍旗」という本を燃やしたことなど、事細かく小沼に話し始めた。

それを聞いていた小沼だったが、途中で「ちょっとお待ちなさい」と言ってしのの話を遮り、どうしてそんな話を他人の私にするのかと問い、それは自分が特高の刑事だからなのか、そういった隠し事を知り私が喜ぶと思ったのか、もしそうならそれは思い違いだと言って語りだした。

「私を誤解しないで下さい。そんな密告を喜ぶほど私はケチな人間じゃありません。私は確かに特高の刑事です。刑事ですからお国のために一生懸命働いてます。私は国を愛する愛国者です。時にはそのために厳しいこともします。ただね、時々考えるんだよ。俺にとって国とは。愛する日本とは何なんだろうってね。よく考えると結局僕にとって国とは、山梨っていうこのふるさとの事なんじゃないかってね。そしてそこに住む家族のことなんじゃないかってね。家族のことを裏切っちゃあいけませんよ。そういう事されても、僕はちっとも嬉しくない。もうやめましょう。この話は全部終わりました。あなたも今日言ったことは全部忘れなさい。」

小沼がそう言うと、しのは頷き涙を流した。

小沼がひとり歩き出し、そしてまだ河原にしゃがみこんでいるしのの背中に「ああ、僕は近々外地へ発ちます」と言った。

しのは、「えっ?」と言って振り返る。

「たぶんもう会えないかもしれません。じゃあ」と続ける小沼。

しのは「小沼さん!」と言って呼び止め、小沼に駆け寄り抱きついた。

「ごめんなさい、私・・・」としのが言うと、小沼はそっと頭を撫で、しのを引き離し去っていった。

しのは涙を流し、小沼の背中を見送った。

そしてその様子を、茂みの中から牛乳2升を抱えた青っ洟が、目を丸くしながら見ていた。

 

〈公平のナレーション〉

翌日、満蒙開拓団への最後の説明会が開かれた。

開拓団の出発の日がいよいよ目前に迫ってきていた。

第41話終了。

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