テレビ朝日、帯ドラマ劇場「やすらぎの刻-道-」
2020年3月16日放送、第239話の内容をご紹介。
福島から戻った翔は、公平たちに被災地の現状や里子としのぶの消息を掴めなかったことを報告する。
そんなある日、里子がしのたちの前に姿を現し・・・。
■やすらぎの刻-道-第239話 あらすじ(公式ツイッター)
しのぶ(#清野菜名)たちを探すため、震災直後の福島に向かった翔(#菅谷哲也)が、戻ってきた。消息をつかむことはできなかったという。しの(#風吹ジュン)も公平(#橋爪功)も、ただただ無事を祈るほかなく…。
そんなある日、四男・圭の長男・克夫(#戸塚祥太)が、道を歩く女性を見かけて…? pic.twitter.com/iSSWXEQB0M— やすらぎの刻〜道 (@yasuragino_toki) March 16, 2020
翔、被災地の様子を語る
2011年、3月16日、東日本大震災から5日後の朝。
前の日の晩、福島から戻った翔が、朝食を囲んでいる公平たちのところに起きてきた。
しの(風吹ジュン)に里子(菅野恵)やしのぶ(清野菜名)に会えたのか聞かれた翔は、会えなかったと返し、福島の惨状を語り始めた。
小野ヶ沢から3日がかりで到着した郡山は混乱状態となっていた。
そして様々な避難所を巡り、富岡から避難してきた人を探したがなかなか見つからなかった。
それでもやっと見つかった富岡からの避難者に、富岡駅一帯は津波の被害で壊滅状態だと聞かされたことを涙ながらに語る翔。
しばらくして、翔の妻、詩子(渡辺早織)が「あんた、ごめんなさい。気持ちが動揺しちゃってて・・・蚕に餌やるのを忘れて、蚕全部殺しちゃったの」と言い翔に謝った。
翔は、「いいよ、そんなこと」と言って詩子を気遣った。
〈公平のナレーション〉
助かっとるだろうとわしは思った。
助かっててくれ!とわしは祈った。
人はそう簡単に死ぬもんでない!
それからはもう、テレビを見んようにした。
とても恐ろしくて見る気がしなかった。
ただひたすらに神様に祈った。
なんの神様でも仏様でもよかった。
すがれるものには、何でもすがった。
ご先祖様にもお願いした。
そうやって日にちがどんどん過ぎた。
里子からは、まだ何の連絡もなかった。
しのぶ、津波に襲われる
桜が咲く季節になったある日、圭(山村憲之介)の長男、克夫(戸塚祥太)が車を走らせていると、力なく歩く一人の女性とすれ違った。
その女性が里子だと気づいた克夫は引き返し、公平たちのもとに連れて行った。
里子と再会したしのは、抱き合い涙ながらに無事を喜んだ。
公平も里子の肩を抱き、泣いて無事を喜んだ。
公平の家に、翔、詩子、長女の晴子(手塚真生)、圭、圭の妻文子(秋元才加)らが集まり、里子からしのぶの安否を聞かされた。
翌日にピアノの発表会を控えたていたしのぶは、富岡駅前の中華料理屋で働いていたときに地震に見舞われ、中華料理屋の夫婦と共に車で避難したが、その途中で店に忘れた楽譜を一人で取りに戻り津波にさらわれたと詩子が話した。
里子は、「どうして楽譜なんか取りに行ったんだか・・・」としのぶの行動を涙を流し悔やんだ。
その場の全員が悲しみに暮れた。
〈ノクターンのBGMと共に、しのぶの回想シーンが流れる〉
令和元年
令和元年、冬。
95歳になった公平と、96歳になったしのがチョボクレを歌いながら居間で縄をなっていた。
♬石原都知事が云いよった
(ホイ)
あの災害は天罰じゃ
(ア ソレ)
わしも本当にそう思う
(ホイナ)
地震・津波に放射能
(ア ソレ)
後から後から災害が
(ア キタ)
日本列島襲いよる
(ヨイショ)
だけどあれから10年たたんのに
(ホッ)
皆もうケロッと忘れとる
(ア ホレ)
忘れて浮き浮き浮かれとる
(ハイナ)
日本列島どこへ行く
(ホレ)
わしらを置いてどこへ行く(アリャ)
チョボクレチョンガレ、チャラマカホイ!ときた!
(ハイヤ~)
第239話、終了。
視聴者の声
里子無事で良かった(´;ω;`)でも一人… #やすらぎの刻
— ta ma (@yankiss625) March 16, 2020
#やすらぎの刻 令和元年生きてる2人長生き!
— みなお (@tsuchimina) March 16, 2020
悲しみに暮れる時間すら与えてくれない…(゜o゜; #やすらぎの刻
— ほげ (@circularmotion) March 16, 2020
めっちゃ長生き😊#やすらぎの刻
— shimarisu (@licca113) March 16, 2020
まとめ
やすらぎの刻、第239話。
福島から戻った翔は、混乱する被災地の様子を公平らに語った。
3日かけ福島に到着した翔は、車中泊や野宿をしながら避難所を巡った。
そして富岡の避難者から津波により富岡駅一帯が壊滅的な被害を受けたことを聞かされるも、里子やしのぶの安否は分からないままだった。
それから月日が流れたある日、里子が公平たちのもとにやってきた。
里子は、しのぶが地震のあと勤め先である富岡駅前の中華料理屋の夫婦らと共に車で避難を始めたが、店に忘れた楽譜を一人で取りに戻ったところで津波に襲われたと涙ながらに語り、「どうして楽譜なんか取りに行ったんだか・・・」としのぶの行動を悔やんだ。
それからさらに月日は流れ、令和元年の冬。
公平95歳、しのは96歳になっていた。
コメント
都知事が言ったとして橋爪さんが歌にしていましたが、
「あの災害は天罰じゃ」とうたわせるとは余りにも酷い無神経な内容だと感じました。