テレビ朝日、帯ドラマ劇場「やすらぎの刻-道-」
2020年1月22日放送、第201話の内容をご紹介。
亡くなった向井爽吉が、郷の住人によって静かに見送られた。
その夜、菊村は向井の娘、あゆみから二人の関係を聞かされた。
後日、向井の部屋に入った菊村は、向井直筆の作品に触れる。
■やすらぎの刻-道-第201話 あらすじ(公式ツイッター)
【明日22日ひる12:30〜第201話あらすじ】
菊村栄(#石坂浩二)が憧れていた、”シナリオ界の巨匠”向井爽吉が、天国に旅立った。葬儀の夜、栄は、向井の娘・あゆみ(#竹下景子)から、彼女が両親から勘当された経緯を聞く。
その後、向井が暮らしていた部屋で、1冊のノートを見つけ…。#やすらぎの刻 pic.twitter.com/Av3zblQTKv— やすらぎの刻〜道 (@yasuragino_toki) January 21, 2020
向井爽吉とあゆみの関係
亡くなった向井爽吉の葬儀が、郷のゲストハウスで行われた。
クリスチャンであった向井のために、一部の入居者とスタッフ、そして菊村(石坂浩二)らで賛美歌を歌い向井を見送った。
その日の夜、向井の娘あゆみ(竹下景子)と二人きりになった菊村は、彼女の口から50年に渡る向井爽吉との確執を聞かされた。
あゆみは二十歳のころ、向井爽吉と共に映画作りをしていた、巨匠小木次郎監督から縁談を持ち掛けられたが、そのとき彼女にはすでに生涯を約束した相手がいた。
しかしそれを告げらぬまま、小木が持ち掛けた若手俳優との縁談が結婚まで進んだとき、ついにあゆみは両親に告白。
それに向井は激怒し、小木監督に土下座で謝罪。
それ以降、向井はあゆみとひと言も口を利かなくなった。
それからしばらくして、あゆみは意中の男性と結婚し子供を授かるも、向井は一度も会うことはなかった。
それでもしばらく母親とは連絡を取っていたが、それが途絶えてからは両親とは会っていなかった。
あゆみは1週間前、向井の危篤の連絡を受け、郷に向かう道中、なんとか1日でも長く生きていて欲しいと願っていたと言い、「私、父のこと愛してましたから」と涙ながらに菊村に告げた。
しかし、あゆみは向井の部屋には書き置きなど、向井から娘への想いを感じるられるものは一切なかったと言い、「ひどいと思いません?」と笑いながら、そして寂しそうに菊村に問いかけた。
菊村は、何も返さず黙って話を聞いていた。
翌朝、あゆみは両親の遺骨を持ってやすらぎの郷を去っていった。
理事長室で、名倉理事長(名高達男)と話をしている菊村。
菊村が、向井の最後の時の様子を尋ねると、あゆみに手を握られながら苦しまずに安らかに逝ったと告げた。
菊村は、向井があゆみのことを認識できていたのか尋ねると、名倉理事長は向井の目がかすかに反応したように見えたので、認識していたと思うと答えた。
菊村が、向井が住んでいた部屋を拝見したい旨を伝えると、快諾する名倉理事長だった。
向井爽吉の部屋
有坂エリ(板谷由夏)と一緒に向井の部屋に入る菊村。
有坂から手袋の装着を促される菊村。
部屋にはたくさんの書物や資料があり、それらはすべて向井からやすらぎ財団に寄付されていた。
棚から一冊のノートを取り出し中を見る菊村。
その他のノートや資料を手にした菊村は、それらを持ち出してもいいか有坂に尋ねると、快諾する有坂だった。
自分の部屋に戻った菊村は、向井の部屋から持ち出した冊子の中から一つを手に取り中を読み始めた。
〈菊村のナレーション〉
それは未完のシナリオだった。
向井爽吉は、とっくに世の中から忘れられ、やすらぎの郷で一人暮らしながら、それでもシナリオを書き続けていたのだ。
青春時代からの私の神様の、初めて見る自筆のシナリオの文字が、私の心に染み込んだ。
それはまさに、すっかり忘れ果てていた、懐かしい向井先生の世界だった。
しかし・・・それ以上に向井先生が世に出るはずもない一本のシナリオを、老人ホームの小さな部屋で書き続けていたというその情熱に私は圧倒され、感動していた。
先生!先生はやっぱり私の神様です・・・
第201話、終了。
感想
巨匠の紹介を破談にして勘当されてたとは、意外でした。
今だったら、是枝裕和監督に若手イケメン俳優紹介してもらったのに、Youtuberと付き合うみたいな感じか?違うか!
それよりも、向井爽吉の自筆のシナリオを手にして感動してた菊村先生でしたが、これって好きな作家の未発表作品を独り占めしてるってことですから、普通はもう笑いが止まらないというか、うれションレベルですよね。
いいな~
視聴者の声
石坂浩二さんが白手袋をしていると鑑定団みたい#やすらぎの刻
— むらくもさん(むらくもさん) (@yoshiki7samurai) January 22, 2020
#やすらぎの刻 神様みたいに尊敬している作家の自筆のノート…いいよね……。
— みかも🍊200連SSRゼロの民 (@tailtame) January 22, 2020
神作家さんの未発表生原稿を読めるとか堪らんわぁ #やすらぎの刻
— るーと (@kozica26) January 22, 2020
いつか菊村先生もこの先生みたいになるのかしら(u_u)
— ゆん (@yunyun58tti) January 22, 2020
まとめ
やすらぎの刻、第202話。
向井爽吉の葬儀が、やすらぎの郷で行われた。
その夜、菊村は向井の娘、あゆみから50年に渡る親子の確執を聞かされた。
あゆみは二十歳のとき、向井の盟友であり巨匠の小木監督からの縁談を破談にしたことで、向井から勘当されていた。
それでもあゆみは、危篤の連絡を受けたときに向井と生きて会いたいと願い、勘当されても父を愛していたと菊村に語った。
だが、向井の死後に訪れた彼の部屋からは、娘に対する想いが感じられるものが何一つなかったことに寂しさを感じるあゆみだった。
後日、向井の部屋を訪ねた菊村は、過去のシナリオや書きかけのシナリオを自室に持ち帰り、神と崇めていた向井爽吉の自筆のシナリオを読んで悦に入った。
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