テレビ朝日、帯ドラマ劇場「やすらぎの刻-道-」
2019年11月1日放送、第149話の内容をご紹介。
平成編がスタート。
平成元年、公平65歳、しのは66歳になっていた。
東京の息子たちに誘われて、初めて東京観光に来た公平としのだったが、都会の喧騒に疲れてしまっていた。
■やすらぎの刻-道-第149話 あらすじ(公式ツイッター)
【明日1日ひる12:30〜第149話あらすじ】
1989(平成元)年。65歳になった公平(#橋爪功)、66歳になったしの(#風吹ジュン)は、都内に暮らす次男・竜(#駿河太郎)夫妻と三男・健(#青柳信孝)夫妻に呼ばれて東京にやって来た。公平たちは慣れない東京に疲れ果ててしまい…!?#やすらぎの刻 pic.twitter.com/RQVLefJzoE
— やすらぎの刻〜道 (@yasuragino_toki) October 31, 2019
やすらぎの刻-道、平成編
妄想の映画撮影で、荒海に身を投じた九重めぐみ(松原智恵子)の様子を電話で確認し、大事に至っていないことに安堵する菊村(石坂浩二)。
〈菊村のナレーション〉
認知症で前後が分からなくなっているとはいえ、大昔の作品のラストシーンに一心不乱に立ち向かった九重めぐみさん。
普段おとなしいあの人が見せた、自分の仕事へのすさまじい執念に、私は本当に圧倒されていた。
あれはあの時代の活動屋の姿だった。
世間の人が笑うかもしれないたわいのない夢に命を懸け、人を楽しませるため、感動させるために、全力を注いでものを作った時代。
テレビだって最初はそうだったのだ。
それを今のようなテレビにしてしまったのは、誰の責任でもない、私自身を含む今のテレビ人の責任だ。
自分たちが変わらねば、テレビは変わらないのだ。
ヤンチャに、あの頃のボルテージを持って、時代と人間を描いていかねば!
やすらぎの郷の面々が、戦後から昭和までのファッションに身を包み、当時のヒット曲が流れる中ファッションショー形式で時代を振り返る。
最後に、平成編のしの(菊村律子/風吹ジュン)と公平(ロク/橋爪功)が登場し、平成編に突入。
公平としの、東京に疲れる
1989年平成元年、春の東京、よみうりランド。
65歳になった公平と66歳のしのが、観覧車を見上げている。
二人の傍らには、次男の竜(駿河太郎)夫婦と2人の子供、三男の健(青柳信孝)夫妻がいた。
公平としのは子どもたちの招待で、初めて東京に来ていた。
観覧車やジェットコースターに乗り、遊園地を満喫する一同。
都内の竜のタワーマンションに戻ってきた公平たち。
部屋に入るなりぐったりする公平としの。
夕飯の時間になったが、公平としのは疲れたため先に寝ることにした。
竜たちは、2人抜きで夕飯を始める。
竜は、公平としのが東京観光を喜んでくれていると満足げに話し、翌日の予定を確認していた。
客間で浴衣に着替え床に就こうとしている公平が、「疲れたなぁ」としのに言うと、「疲れますねぇ。でもあの子たち私たちに精いっぱいサービスしてるつもりなんですよ」と返すしの。
「まあな」と言う公平に、「もうちょっと嬉しそうな顔をしてあげなくちゃ」としのが言うと、「お前こそじゃ」と公平も返した。
それから公平としのは、東京は疲れる、住むところじゃないと嘆き、子供たちに時間と金を使わせるのは悪いと言って、今から逃げようと言い出す。
しかし、マンションからの出る方法が分からないと言ってあきらめた。
そしてふいに部屋のテレビを点けると、昭和天皇の大喪の礼の様子が映し出され、公平としのは正座してテレビに向かって合掌した。
〈菊村のナレーション〉
大喪の礼がテレビから流れ、時代は昭和から平成へと変わった。
第149話終了。
感想
戦後から昭和の終わりまでを、カオスなファッションショーで一気に消化してしまう強引な手法。
半年もこのドラマを見続けていれば、こんな演出もすんなりと受け入れられます。
そしてついに始まった平成編。
田舎から出てきた年老いた両親が、都会の喧騒に疲れる。
そして親孝行してやってる感の子どもたち。
こんな手垢のついた演出が、平成のドラマあるあるで逆にナウい。
次回は、無口でゲームに夢中な孫が出てくること間違いなし。
視聴者の声
やすらぎの刻、途中からドラマの内容的に必要なのか全くわからないファッションショーが始まってヤバかったな。
— ひちゃ (@hicha_nya) November 1, 2019
昭和から平成に突然飛ばずに、あの演出・・・!
にくいな!
きょうの放送は永久保存!
— クロゴマ inthesky (@makiharu6) November 1, 2019
夜に息子宅から逃げようとする公平としのがカワイイ #やすらぎの刻
— kumako (@juliartfd) November 1, 2019
公平としのの息子たちが、思ってたのと違う暮らしをしていて少しがっかり感😞#やすらぎの刻
— ゆゆゆゆ (@4aPtqaR82sjAAcD) November 1, 2019
やすらぎの刻。平成編の始まりは、小津安二郎の“東京物語”や山田洋次の“東京家族”をオマージュしているように見えた。
ヒットパレードは昔キラキラしてたスターたちが、もう一度輝いてる姿。でも私にはなんか侘しいなぁ。— とも。🦐アメブロ始めました (@waltzchacha123) November 1, 2019
まとめ
やすらぎの刻、第149話。
九重めぐみの女優魂に触発された菊村は、再び筆を執り「道」の平成編が始まった。
65歳の公平と66歳のしのは、次男竜と三男健の計らいで初めて東京に観光に来ていた。
都内の竜のマンションに招かれた公平としのは、東京の喧騒と観光に疲れ、子どもたちの思いとは裏腹にすでに田舎に帰りたくなっていた。
不意に点けたテレビから、昭和天皇の大喪の礼が流れ、2人はテレビに向かって手を合わせていた。
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