やすらぎの刻(道)第112話ネタバレ公一立田兄弟を慰める!甲府から来た女!

やすらぎの刻 道 第112話 やすらぎの刻

テレビ朝日、帯ドラマ劇場「やすらぎの刻-道-」

2019年9月10日放送、第112話の内容をご紹介。

行方不明になっていた立田3兄弟の居場所が分かり、公一と公平がそこへ向かう。

空襲で両親を亡くし悲しみに暮れる兄弟たちを公一が慰め励ますも、兄弟たちの心は怒りと悲しみで満ちていた。

6月のある日、公平の知らない女が甲府から根来家を訪ねて来る。

しのと公一からその女の正体を知った公平は、しのを気にかけるのだった。

■やすらぎの刻-道-第112話 あらすじ(公式ツイッター)

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第113話 公一出征

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公一、立田3兄弟を慰める

やすらぎの刻名言

立田3兄弟が行方不明になった翌朝、根来家に近所の子供が走って来て兄弟の居場所を伝えた。

畑の芋を盗んで、鉄兵の空き家にいることを知った公一(佐藤祐基)は、公平(風間俊介)とともに鉄兵の家に向った。

 

立田3兄弟が、鉄兵に家の小屋で芋を食っている。

そこに公一と公平が現れる。

おののき立ち上がる兄弟たちに、「慌てんでもいい。ゆっくり食べなさい」と言う公一。

公一に促され再び切り株の椅子に腰かける兄弟たち。

彼らの近くに公一も腰をおろし、公平は少し離れたところに座った。

そして公一は鉄平の話を始めた。

「ここらはわしらの本家の鉄兵兄さんっちゅう暴れん坊の猟師の縄張りでな。炭焼きしながら一人で住んどったとこだ。鉄砲を撃たせたらここらでは一番でな。おまけに腕っぷしも図抜けて強かったから、町の連中も恐れて近づかなかった。フミコっちゅうここらの主の大熊がおったが、その熊も兄さん見かけるとコソコソ逃げたもんよ。2~3年前撃たれて死んだがな」

うつむき黙って聴いている3兄弟に、公一は芋を盗むなと言い、うちに来れば芋はくれてやると優しく言い聞かせた。

そして兄弟たちに、「話は聞いた。ご両親を空襲で亡くしたそうだな・・・辛いな」と言い肩を抱き寄せ、「遠慮はいらん。泣きたきゃ泣きゃあいい。男はこういう時にこそ泣くもんじゃ。泣いたって別に恥ずかし事じゃない」と話しかけた。

すすり泣く立田3兄弟。

「わしも戦争で弟を2人亡くしたよ。あの松岡さんの一家だってお父さんを戦場で亡くされたんじゃ。弟が死んだ時、わしも泣いたな。泣くまいと思っとったが、どうしても涙が出た。仕方のないことじゃ。思いっきり泣いた。だがな・・・これからは天涯孤独だとそういうふうには考えるな。お前らにはいつだって周りに人がいる。

そのとおり一緒に泣く兄弟がいる。兄弟3人力を合わせて・・・辛いこと腹に入れて必死に生きるんじゃ。すがるもんがいなくて寂しいと思うなら、わしらでよければいつでもすがれ。いつだって力になってやる」と言って慰める公一。

うつむき涙を流す兄弟たち。

「戦争は嫌だな。戦争は喧嘩じゃ。それもなんの恨みもない会ったこともない相手とのな。こういうことを考えた事があるか?東京に爆弾をまいていった敵兵。あいつらだって自分の殺してる日本人を、誰一人知らんで殺しよったんじゃ。中にはなんの恨みもないのにどうしてこんな事せにゃいかんのかと、泣きながら爆弾落としていった奴がいたかもしれん。自分の殺しとる敵の人間が、自分のおやじやおふくろや兄弟やそういう者だったらどうするんじゃと、そういうこと考えて泣きながら爆弾落としていった奴がいたかもしれん。

きっとそういう奴がおったと思うんじゃ。おらんはずがない。きっと必ずおったと・・・おったはずじゃ。そういう者がいる事を考えると、わしは悲しくて涙が出る。戦争っちゅうもんはそういうもんじゃ。殺す理由などない者を・・・敵というだけで・・・国が違うというだけで・・・ただ訳もなく殺し合うんじゃ。お前らのご両親はそういうもんに・・・運悪く巻き込まれて殺されたんじゃ」と想いを語る公一。

すると立田兄弟の長兄が、「おやじやおふくろは殺されたんだ!俺はあいつらをただじゃ放っておかん」と言って公一を睨んだ。

「そういう考えも分からんじゃない。この前お前が松岡さんのボン(清)を裸にしてかかしみたいにぶら下げたとき、わしゃカッとしてお前の事を思わず反射的に引っぱたいたからな。お前はどうしてあの罪もないボンに、あんなひどい事をしたのかな?」と公一は長兄に尋ねた。

長兄「あいつがキリストの奴らだからだ」

公一「キリスト教だと何が悪いんじゃ?」

長兄「あいつら敵のスパイだ!」

公一「誰がそう言ったんじゃ?」

長兄「みんなそう言うとる!」

公一「みんなって誰じゃ?」

(押し黙る長兄)

公一「どこに証拠がある!まあいい。今はこの話はよそう。今お前らはご両親を亡くして人生で一番苦しい時じゃ。悲しかろう。なんにも言えん。わしらにできる事があればいつでも相談に来い。役に立てる事があれば少しでも役に立つ」そう言って小屋を出ていく公一と、公平。

すると長兄が立ち上がり、「おじさん!松岡の息子を貼り付けにしたのは、俺が悪かった。それは謝る。でもおやじや母ちゃんを殺されたのは、俺は許せん!一生許せん!」と声を上げ泣き崩れた。

公一はその姿を見つめると、何も言わず去っていった。

 

〈公平のナレーション〉

僕は何も言えなかった。

兄ちゃんの言ったことも、あの男の子の言ったことも、両方一理あると僕は思った。

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甲府から来た女

やすらぎの刻名言

6月のある日、公平が小屋で作業をしていると、しの(清野菜名)がやってきて公平にゴウを預け家に戻った。

庭先で一人の中年女性が麻袋を抱えしのに、「ねえお願い。これにさ食べ物入れてくんねえかな?いいでしょ!ちょっとぐらいさ。あんた農家なんでしょ?ちょっとぐらいちょうだいよなんか。お父さん具合悪いんだから」と言って迫っていた。

しのは首を横に振り拒み続けていた。

そこに公一が来て、「まあおったんか!」と声を荒げた。

それでも女は、「あの・・・ねえお願いします。なんとかこれに食べ物・・・ちょっとでいいんです。本当にしののお父さんも具合悪くって。本当におなか減らして・・・このままじゃ死んじゃいます!」と公一にすがった。

その様子を公平は小屋から見ていた。

公一は、仕方なく女から麻袋を受け取り家の中に入っていった。

女は再びしのに歩み寄り、「そうだこれ、ちょっと受け取って。いいじゃろ。ねっ?お父さんがさ、あんたに会いたがってるの。大ケガしちゃってさ、体中やけどしてもうてね・・・」と言って手に持っていた封筒を強引にしのの割烹着のポケットに押し込んだ。

公一が戻ってくると、女は袋を受け取り何度も頭を下げて去っていった。

 

公平の元に戻って来たしのは、ゴウを抱きかかえた。

公平がさっきの女性が誰なのか尋ねると、しのは「ううん、買い出し」とだけ答え家に戻っていった。

あの女性が誰なのか気になった公平は、庭先で作業をしている公一に女性が誰だったのか尋ねた。

公一はため息をついてから、「しのの実家の浅井家の後妻よ。しのをいじめて追い出した女だ。横浜の家を焼け出されて、甲府の友人のところへ転がりこんでるらしい。おやじがしのに会いたがってるから一度来てくれ、なんて調子いいこと言いよる。食いもんが欲しい時だけああやってペコペコ・・・今さらようあんな態度が取れたもんじゃ」と語った。

公平はそれを黙って聞いていた。

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公一の出征が迫る

やすらぎの刻名言

夜、しのが子守唄を唄いながらゴウを寝かしつけている。

ゴウが寝たのを確認し布団に入るしの。

すると公一が話しかけた。

公平「なあ浅井のお父さんたち焼け出されたって・・・」

しの「そうみたい」

公平「大丈夫なのか?」

しの「お父さん、だいぶやけどしたみたい」

公平「大丈夫なの?お見舞いに行かなくて。甲府の誰かんところに転がり込んだって?」

しの「みたい・・・」

公平「住所は?聞いたのか?」

しの「うん。置いてった」

(しののため息)

しの「それより・・・お兄さんいつ出征だって?」

公平「あさってだ」

しの「お赤飯炊きたいけど、小豆がないわ」

公平「寝てる間にこっそり出てくから、なんにもしなくていいって言ってたよ」

しの「支度してあげなくっていいのかしら?」

公平「松岡の奥さんたちが来てくれてるよ・・・そっとしてあげといたほうがきっと兄ちゃん・・・」

 

松岡家。

松岡夫人(横山めぐみ)、長女百合子(小川未祐)、公一の3人が賛美歌を歌いながらお祈りする姿が映し出される。

〈公平ナレーション〉

夜中にまた警戒警報のサイレンと関東地方に向かうB29の爆音が聞こえた。

僕らはその音を「定期便」と呼び、もはや慣れきってしまっていた。

 

サイレンが鳴る中、眠りに就くしのと公平の姿が映し出され、第112話終了。

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感想

やすらぎの刻 ラジオ

公一が立田3兄弟を慰める姿はとても感動的で、まさに兄貴って感じでした。

ただ公一が熱く語ってはいましたが、立田兄弟長兄の最後の「一生許さん」という言葉に、戦争根絶の難しさを感じましたね。

そして突如現れたしのの継母。

まさかここで、しのが根来家にもらわれるきっかけとなる、このドラマの冒頭のエピソードが登場するとは思いもしなかったので、とても懐かしい気分になりました。

また根来家に来る前のしのの境遇は余り語られなかったので、公一の言葉を介してですが今回はっきりとしのが浅井家で継母にいじめられていたことが分かり、しのに同情するとともにこの継母がいなければ公平はしのと夫婦になることもなかったのかとそんなことを思いました。

しかし、この継母も必死ですよね。頼るところがなく、プライド捨ててかつて無下にした旦那の子を頼って来るわけですから。

まあ、人を平気で虐げるような奴はプライドを捨ててというより、自分のためになりふり構わず行動してるだけかもしれませんけどね。

そして、しのの父親が会いたいと言っている、住所の書き置きがある、警報のサイレンに慣れている、こんな伏線があったらもう結果は見えていますね。

きっと行っちゃうんだろうな・・・。

それから松岡家でお祈りする公一は、一体何を祈っていたのか・・・。

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視聴者の声

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まとめ

やすらぎの刻 フミコ

やすらぎの刻、第112話の内容だす。

空襲で両親が亡くなったことを知り行方不明だった立田3兄弟の居場所が分かり、公一と公平はそこに向かいます。

兄弟たちがいたのは、空き家となっていた鉄兵の家でした。

公一は彼らの境遇に同情し、兄弟3人力を合わせて必死に生きろと優しく諭します。

夏になり、一人の女性が根来家を訪れ必死に食料を無心してきます。

実はその女性はしのの実父の後妻で、しのが浅井家を出るきっかけとなった者でした。

仕方なく食料を譲る公一。

その後妻は、実父が横浜の空襲で大ケガを負い、今は甲府に避難していてしのに遭いたがっている事を告げ帰っていきます。

夜、公平はしのに父親の見舞いに行かなくていいのか問いますが、しのはそれよりも出征が明後日に迫った公一のために赤飯を炊きたいたが小豆がないことを嘆きます。

その頃、公一は松岡家で賛美歌を唄いお祈りをします。

そんな中、警戒警報のサイレンが山梨の空に鳴り響きますが、公平たちは聞き慣れてしまったその音に警戒することなく眠りに就くのでした。

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第113話 公一出征

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