やすらぎの刻(道)第5話ネタバレ財前からの手紙!賞味期限の過ぎた女優たち

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第5話

【登場人物】

  • 菊村 栄・・・石坂浩二
  • 白川冴子(お嬢)・・・浅丘ルリ子
  • 水谷マヤ・・・加賀まりこ
  • 財前 茂(プロデューサー)・・・柳葉敏郎
  • 菊村律子・・・風吹ジュン
  • 水谷のマネージャー・・・井上 浩
  • 白川のマネージャー・・・松山尚子
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財前からの手紙

菊村(石坂)がテレビ局から家に戻ると、中国から手紙が届いていた。

差出人は、プロデューサーの財前(柳葉)だった。

(財前のナレーションで手紙が読まれる)

手紙には、ドラマが中止になったのはすべて優柔不断な自分の責任だとお詫びの言葉が綴られ、中止に至った経緯が書かれていた。

財前が菊村の書いた脚本に感動したのは本当のことであり、テレビ局も同意見でドラマの制作に乗り気であった。

しかし11月の編成会議で代理店から「白川冴子(浅丘)と水谷マヤ(加賀)では、もう商売にならない」という意見が出たと同時に、元宝塚女優さいじょうさゆりによる「李香蘭物語」の企画が浮上した。

財前は猛反対したが、代理店が「白川と水谷ではスポンサーを説得できない。二人は旬を過ぎた過去の人、若年層の知名度は失われている」と言ってきた。

それでも財前は反対し、会議は荒れて結論は持ち越しとなった。

次の会議も混迷し、三井編成局長が代替案として李香蘭物語に登場する男装の麗人役に白川冴子を起用する案も出されたが、財前はそれを拒んだ。

3月初めに財前は、テレビ局の常務に呼ばれ「李香蘭物語の制作は局の決定事項」と言われ菊村のドラマ「機(はた)の音」の制作はなくなった。

またそのとき財前は常務から「菊村先生に断りにくければ、三井編成局長か坂上制作部長から説明させてもいい」と言われたが、「私から説明します」と回答。

そしてこの話は、財前が中国ロケの話を菊村に伝えた翌日のことだった。

財前は、これまでの顛末とドラマ制作中止を伝えるために菊村の自宅の前まで行ったが、結局門を叩けず伝えることができなかった。

財前はこれを機にテレビ局を退社することを毎日考えるようになったと言いながらも、いま中国に来ている自分の不甲斐なさを嘆き、改めて菊村に詫びて手紙を締めた。

手紙を読み終えた菊村は、妻の律子(風吹)にも手紙を見せ、お嬢とマヤにどう伝えようか悩む。

手紙を読んだ律子は菊村に「この手紙(お嬢とマヤに)見せちゃ駄目よ。この手紙見たら彼女たち逆上するわ」と言い、菊村は「わかってるよ」と返事をした。

翌日菊村は、お嬢とマヤのマネージャーにドラマが中止になったこと、そして財前の手紙の内容も伝えた。

しばらくしないうちにマヤから電話がきて、菊村は喫茶店に呼び出された。

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手紙を読んでしまう二人

菊村、お嬢、マヤがテーブルに座っている。

別のテーブルに、お嬢とマヤそれぞれのマネージャーも背を向けて座っている。

お嬢が「私たち完全に裏切られたわけね」と言い、菊村が「みたいだねぇ」と他人事みたいに答える。

するとお嬢が「あなたにも裏切られたって私言ってるのよ」と言って、マヤと二人で菊村はすべて知っていたと疑ってかかる。

菊村は必死に否定するが、二人から「李香蘭物語」のシナリオも菊村が書いている、李香蘭役の女優とも会っているなどあらぬ疑いをかけられてしまう。

そしてお嬢が「あなたと今後縁を切るわ。もう電話にも出ないからね。長いお付き合いだったわね、それじゃさようなら」と言って退席しようとする。

奥村はそんなお嬢を捕まえて席に戻し、「これを見れば俺も被害者だってことが分かるよ」といって財前の手紙を出した。

その瞬間、奥村の中で「(手紙を)見せちゃいけない」と心の叫びが響いていた。

水谷のマネージャーも後ろの席から、「奥村先生!!」と叫んでいた。

※二人のマネージャーは、手紙のことはお嬢とマヤには伝えていない。

奥村は一点を見つめ、二人が手紙を読み終えるのを待っていた。

手紙を読み終えるとお嬢は何も言わず去っていった。

マヤは「そうゆうことか。私たち二人とも賞味期限が切れてたんだ」と言って悲しそうに笑い、「そう言われちゃ返す言葉ないよね」「ごめんね栄ちゃん、誤解なんかしちゃって」と言って、今にも泣きだしそうな顔で唇を咬んだ。

その間も菊村は一点を見つめ、黙ったままだった。

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お嬢突然の来訪

夜、自宅のソファーに座っている奥村。

外は雨が降っている。

インターフォンが鳴るが、動かない奥村。

律子が代わりに玄関行くと、雨に濡れたお嬢が立っていた。

律子が「お嬢があなたに謝りたいって」と奥村に伝えるが「寝た」と伝えるよう律子に言う。

ここで10年前の話が終わる。

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現代に戻る

現在

やすらぎの郷の自室のソファーに座り「機の音」の台本を見つめる菊村。

10年前「機の音」の執筆に心血を注いでいたことを、そしてそれがボツになった時の衝撃を思い返していた。

そして「あの日あの事件で時代の残酷を目の前にはっきり突き付けられたのだから」と語り、当時お嬢とマヤが受けた衝撃の深さを推し量り、第5話が終了。

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