スポンジケーキの表面がひび割れたりが、山になったり、膨らみすぎてしまう原因は
- メレンゲの泡立て不足
- 生地の分量が多すぎる
- 焼成温度が高すぎる
などが考えられます。
スポンジケーキを焼く際は
- メレンゲをしっかりと立てる
- 生地の分量は焼き型の6割程度
- 焼成温度は高くなりすぎないよう様子を見ながら調整する
これらの点に注意してみましょう。
スポンジケーキの表面が割れる原因
メレンゲがしっかり立てられていない
メレンゲがしっかりとできていないとケーキが膨らみにくく生地も固くなってしまうので、ケーキの生地が膨らむ途中で割れてしまうということが考えられます。
メレンゲは卵白に砂糖を入れる前にしっかりと泡立ててから、少しずつ砂糖を加えていくことがポイントです。
生地の分量が多すぎる
ふっくらボリュームのある生地を焼きたくて、焼き型に対して流し込む生地の分量が多いと割れやすくなります。
なぜなら、生地は焼き型の真ん中あたりから山になっていくように盛り上がっていっていくのですが、生地の量が多すぎると盛り上がり方が大きく、その膨張によって引っ張られる力が強くなりすぎて割れてしまうことになります。
焼き型に対して、約半分か6割くらい流し込むくらいでちょうどよいです。
焼成温度が高すぎる
焼成温度が高すぎると、生地の表面から一気に焼けてしまうので、中の生地が膨らむ前に表面の生地が固まってしまい、それを無理やり押し上げるように膨らんでしまうので結果割れてしまうという事態になってしまいます。
生地が割れてしまうようであれば、10℃下げて焼いてみると良いです!
スポンジケーキを上手に焼く方法
薄力粉はしっかりと振るう
きめ細かな生地を焼くためには、この工程が実は重要。
粉ふるいを最低3回は繰り返し、粉がダマになるのを防ぎましょう。
卵は温めてから泡立て
卵は温かいほうが実は泡立ちやすいので、冷蔵庫に入れていた卵をつかう場合は湯煎をしながら40℃くらいをキープできるように泡立てると、フワフワのメレンゲを作ることができます。
しっかりと泡立てた生地は、落とした時に形がくっきりとわかるくらいの状態になっているので、このくらいしっかりと泡立てていきましょう。
粉とメレンゲの混合に注意
ここで泡立てたメレンゲをつぶしてしまわないよう、3回くらいに分けて切るようにさっくりと混ぜることがポイントです。
混ぜる回数も極力少なくするようにし、空気を含ませることを意識して混ぜるようにしましょう。
オーブンから目を離さない!
オーブンに張り付いて見張るほどはしなくても良いのですが、レシピ通りに温度設定したからといって後はオーブンにお任せは危険です。
家庭のオーブンの「クセ」みたいなのを把握しているのであればよいのですが、一部が焦げてしまったり、温度が高すぎて割れてしまう原因なので、様子を見ながら前後を入れ替えしたり、まんべんなく加熱できるようにお世話してあげることが大切です。
まとめ
スポンジケーキが割れないようにするには以下のことに注意しましょう。
- メレンゲをしっかりとたてる
- 生地の分量は焼き型の6割くらいまでを目安に
- 焼成温度は高くなりすぎないよう様子を見ながら調整する
ケーキ作りもそうなんですが、お菓子作りって本当に分量や温度調整などがすごく重要で、少しでも変わると結果がずいぶんと変わってきます。
面倒くさがると必ず失敗してしまうので、「ケーキ作りは化学」だと思って頑張って今回のコツを実践してみてください!
割れてボコボコになったケーキしか焼けなかった私も、ちょっと面倒臭いことを我慢して実践してみて大成功したので、この感動は今でも忘れられないんです。
美しい焼き上がりのケーキを見ると、たぶん面倒臭いって思わなくなると思いますよ(笑)
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