高速道路逆走事故は高齢者だけではない!原因や起こりやすい場所は?

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5月4日未明、岩手県八幡平市の東北自動車道で、下り車線を走行していた普通乗用車と逆走してきた軽自動車の衝突事故がありました。

逆走した車を運転していた男性は、搬送された病院でお亡くなりになり、もう一方の車を運転していた男性は、軽いけがを負ったということです。

このところ、高齢者による車の事故が多く、この事故も逆走だったことから同じく高齢者による事故と思われましたが、逆走した運転手は29歳の男性ということで、単純に年齢だけが事故の要因ではないようです。

そこで今回は、逆走のきっかけとなるポイントは、どんなところにあるのか調べてみました。

事故の詳細

今回の逆走による事故の原因については現在警察で調査中ですが、事故が起きたのは5月4日の午前2時頃、事故現場が下り線岩手山サービスエリア付近だったことから、逆走した車がサービスエリアの出口と入り口を間違えて本線に入ったところ、サービスエリアに入ろうとした乗用車と衝突したと見られています。

地図を見る限り、出入り口を間違うような複雑なサービスエリアのようには見えません。

ただ事故があった時間は夜中の2時ということで、当然辺りは暗く、ゴールデンウィーク中とはいえ走っている車も少なく、逆走に気づきにくかったかもしれません。

日中であれば起きない事故だったかもしれませんね。

ネットの反応

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東北自動車道逆走事故があったらしく、ドライバーは29歳の男性だそうだ。これが仮に76歳のドライバーだったら、認知機能の低下から始まり免許の返納の是非の問題になるだろう。

しかし事故の原因を安易に推定し限定していないだろうかと、高齢者ドライバーの議論を見るにつけ危惧したりする今日この頃。

29歳だけど逆走は高齢者ばかりじゃなかったの?加害者ではあるけれども亡くなった方には、ご冥福をお祈りします。

パーキングで逆走してる人は気をつけてよ。停める場所探して逆走して、逆向き駐車してる人は特に。これもシートベルトしてれば死なずに済んだ事故。

若い人でも慣れていないと逆走してしまうのか。こういうミスを減らすシステムも欲しいね。

この逆走による死亡事故は高齢者ドライバーではなく若年層によるもの。交通量が少ない時間帯や不慣れなSAやPAから出る際は自分がどちらから入ったのかを充分認識し案内板を必ず確認することが重要だ。

自動車専用道路での逆走は普通あり得ないこと そういう構造になっているはずなんだけね。ただ一般道の中央分離帯がある道路だと特に初めて通るような場合は誰でもあり得るとは思う。それでも逆走に自分で気付くよ普通は。

間違うかなー?間違うのそうとう難しいSAじゃない?道も広めだし。 実家帰るときだいたい寄るサービスエリアだけど。

事故を起こした運転手が29歳と、若かったことが気になったようです。

日本中が高齢者ドライバーに厳しい見方をしている中での20代の逆走事故だったので、逆走事故が加齢による判断力の低下だけで起きるわけではないという見方も当然ありますね。

そうなるとやはり、逆走できないようなシステムの強化が必要という声が当然上がってきます。

でも一番多かったのは、逆走する原因がどこにあるのか分からないというものでした。

普通に運転していれば間違えようがないと言った声が多かったです。

でも事故が起きるときは、その普通ではないときなので、どうしても起きてしまうんですね。

逆走発生件数

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NEXCO東日本のホームページで、逆走発生件数について公表されているので紹介します。

  • 全国の高速道路では、概ね2日に1回の頻度で逆走が発生
  • 逆走事案の約6割は、インターチェンジ(IC)、ジャンクション(JCT)で発生
  • 逆走した運転手の年齢は、65歳以上が65%、うち、75歳以上が48%を占める

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引用元:NEXCO東日本HP「高速道路における逆走の発生状況」

直近の2017年の数値だけを見ると、207件も逆走が発生しています。

2日に1回、日本の高速道路のどこかで逆走が起きているというのは驚きですね。

ニュースで取り上げたときしか騒がないので、ここまで頻発してるとは思いませんでした。

でも逆に207件も逆走が発生しているのに、事故に繋がったのが44件でよく収まっているなとも感じました。

逆走の発生場所が一番多いのがインターチェンジとジャンクションということは、出口や行き先を間違えて本線上でUターンしている件もあるので、考えただけでも恐ろしいですね。

逆走した運転手を年齢別で見ると、逆走207件のうち65%が65歳以上、24%が30歳~65歳未満、10%が30歳未満となっています。

65歳以上の割合が一番多いのは予想通りですが、65歳未満の逆走の割合が34%もあることにも驚きです。

一桁台の割合だったら、逆走は高齢者だけの問題と言えたかもしれませんが、34%もあると高齢者だけを責めるのはいかがなものかと思います。

逆走の動機をみると、「過失」(逆走になると気づかずに逆走)は71件あり、うち約64%は65歳以上。

「認識なし」(逆走したことに気づかない、認知症など)は、45件あり、うち約90%が65歳以上。

これら「過失」や「認識なし」は、認知症や加齢による判断力の低下が引き起こしていると思われます。

逆走の動機が「故意」(逆走になることを認識)は、57件あり65歳以上と65歳未満が約半々となっています。

これは、故意で逆走した運転手の約半分が65歳以下だったことになります。

多くの人は逆走イコール高齢者ドライバーという認識が強く、逆走がニュース等で取り上げられれば「高齢者がまたか」と思うかもしれません。

しかし65歳未満で、一般的には判断力や運動神経にまだ問題ないとされている運転手が、故意に逆走してるのはあまり知られていないのではないでしょうか。

その件数は高齢者ドライバーの事故件数と比べれば微細な数値かもしれませんが、こういった事実も知らなければいけないと思います。

当然ドライバーは全員逆走は駄目ですが、せめて若年層のドライバーの逆走はやめてほしいですね。

逆走が起きやすいポイント

NEXCO東日本のホームページでは、逆走が起きやすい場所についても紹介しています。

インターチェンジや料金所付近で

  • 目的の出口を通り過ぎてしまい入口車線を逆走
  • 目的の出口を通り過ぎてしまい本線上でUターン
  • 行き先を間違え本線を逆走
  • 目的の出口を間違えUターン
  • 料金所を通過後、出口車線を逆走

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引用元:NEXCO東日本HP「逆走はこんな場所で発生」

料金所出口で

  • 一般道から料金所出口に進入し逆走

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引用元:NEXCO東日本HP「逆走はこんな場所で発生」

SA・PA付近で

  • SA・PAの入口を出口と間違え逆走
  • 行き先を間違え本線を逆走

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引用元:NEXCO東日本HP「逆走はこんな場所で発生」

逆走理由で多いのが、高速道路への入り口と出口を間違えてしまうものと、目的のインターチェンジやジャンクションを通り過ぎてしまい、戻ろうとするもののようです。

入り口と出口は、目立つように大きく案内が出ていると思いますが、それでも間違えてしまうんですね。

うっかり目的のインターチェンジやジャンクションを通り過ぎてしまうことは、よくあることかもしれません。

だからといって、本線上でUターンとかはありえないと思いますが、実際あるので信じられませんね。

これは筆者も経験ありますが、首都高や都市部のジャンクションは複雑で間違えそうになります。というか間違えましたね。

首都高は、普通の高速道路と違って、本線との合流が逆のところがあるのでややこしいですね。

NEXCO東日本など運営側も逆走が起きないように、注意喚起の看板を立てたり侵入できないようポールを立てたりとさまざま対策に取り組んでいるので、逆走しないようドライバーはそれらをよく見て、とにかく心に余裕をもって運転するしかないですね。

逆走してしまったとき

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引用元:NEXCO東日本HP

逆走を発見したとき

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(1)発見したら通報する

逆走車を見かけたら

  • 同乗者の方からの110番
  • 最寄りのサービスエリア・パーキングエリアの非常電話
  • 料金所のスタッフへの申し出

(2)情報を見聞きしたら速度を落とす

情報板やハイウェイラジオなどで逆走情報を見聞きしたら、速度を落とし、十分な車間距離をとって、前方に注意して走行。

自分が逆走していることに気づかいない逆走車は、追い越し車線を走行してく可能性が高いので(逆走車から見て左側通行になるため)、走行車線を走行したほうがいい。

(3)前方に発見したら停車する

逆走車を前方に発見した時は、路肩等の安全な場所に停車し、衝突を避ける。

目的のインターチェンジやジャンクションを通過してしまった場合

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うっかり目的のインターチェンジやジャンクションを通り過ぎてしまった場合は、次のインターチェンジまで行き、ETC レーンではなく一般レーンの出口係員に事情を説明すると、反対車線に乗れるように誘導してくれるそうです。

その際の通行料金は目的のインターチェンジまでの通行料金になるので、1区間余計に通行料を支払う必要はないということです。

とにかく、間違えたと気づいたときは絶対に停車したり、Uターンは絶対にしないで落ち着いて次のインターチェンジまで行きましょう。

ちなみ、インターチェンジの間隔は平均で約10kmと言われていますので、1区間往復で最低約20km以上は余計に走ることになります。

SA・PAでの逆走

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意外と知られていないていないかもしれませんが、SA・PA内も本線と同様に一方通行です。

駐車スペースが見あたらなくて、SA・PAの出口付近で折り返して再度駐車スペースを探すと言った行為は逆走になります。

もしも、SA・PA内が満車だったり、上手く空いているスペースを見つけられなかった場合は、残念ながら次のエリアまで向かって頂くというのが、NEXCOの回答のようです。

NEXCOでも混雑が予想されるSA・PAには整理員を配置し、円滑な誘導に努めているということです。

まとめ

以上、先日東北道で起こった逆走による事故のニュースを観て、高速道路の逆走について調べてみました。

逆走事故と言えば、事故件数から見て高齢者ドライバーの問題と捉えがちですが、車を運転する人に全てに起こり得る問題です。

逆にお年寄りの逆走は認知症や判断能力の低下であると原因が分かっていますが、今回の事故のように若い世代の逆走事故は、どうして間違うのか原因が分かりづらいです。

もしかしたら「自分は逆走するわけない」という慢心が一番の原因かもしれません。

この記事を書きながら、筆者もそうならないよう自戒しています。

みなさんも、ハンドルを握った際は慢心することなく安全運転を心がけましょう。

それではこの辺で失礼します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この事故でお亡くなりになられた方に、心よりご冥福をお祈りいたします。

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