日常のお料理の中でよく使うする大根。
大根は他の野菜に比べると比較的傷みにくい野菜とされています。
しかしいつまでも保存して大丈夫、というものではありません。
皆さんは大根が腐るとどうなるか、ご存じでしょうか?
見た目だけでなく、臭いや味でもわかるんでしょうか?
よく考えてみれば意外と知らないですよね。
この記事では大根が腐ると見た目や匂い味はどうなるかご紹介しています。
「もしかしてこの大根腐ってるかも?」と判断に迷ったときの参考になれば嬉しく思います。
腐った大根の見た目
大根が腐っているかどうか、見た目だけでは判断がつきにくいので、思い切って触ってみましょう。
いつもとちがう、気になるところはありませんか?
具体的には中身が溶けたようにドロドロしている、ふよふよとした触り心地で持ち上げたり握ったりしたら崩れそう、などです。
また切って保存している場合なら、切った面が黄色に変色している、黒いカビが生えているなどの異常がありませんか?
それは傷んでいるサインです。
特に臭いなどの他の異常がない場合、その部分を取り除けば食べられる可能性があります。
ですが、ご家族にお子さんや高齢の方がいらっしゃる場合は捨ててしまった方が無難です。
ちなみに大根を切って「鬆/ス」が入っている場合があります。
スとは大根の中の細胞同士の間に隙間ができて、スポンジ状になっている状態です。
穴が空いているように見える場合もあります。
まるごと1本の見た目からはわかりません。
その場合は切るまで、スが入っているか見分けがつきません。
スの入る原因は、ずばり「水分不足」です。
特に温かい時期に育った大根は、葉に水分がとられてしまい、水分不足になりやすく、スが入る可能性が高いです。
夏場は丸ごと1本ではなく半分に切った状態のものを買うのもいいかと思います。
また収穫の遅れもスの入る原因のひとつです。
味は落ちますが、そのまま食べても問題ありません。
スが入る=水分が足りない大根なので、味噌汁や煮物などに向いています。
葉は黄色に変色したら、それは傷んでいるサインです。
残念ですが捨てるしかありません。
葉も味噌汁の具やふりかけなど美味しくいただけるので、傷む前に早めに調理しましょう。
腐った大根の臭い
臭いは腐るとどうなるのでしょうか?
いつもの大根からは決してしない、酸っぱいような異臭がします。
臭いに影響するまで腐敗が進んでしまっては、もう食べることはできません。
残念ですが、諦めてすべて捨てましょう。
腐った大根の味
万が一、食べた大根が「いつもと食感が違う」と感じたら、まず箸をとめてください。
よく料理を観察してみましょう。
調味料以外の酸っぱさや酸味があったら、大根が腐っている可能性があります。
他にも妙にドロドロしている、臭いがおかしい、いつもと違うなどの異変があれば、食べるのは控えましょう。
大根を長持ちさせる保存方法
保存に適した温度は0~5度の低温です。
保存期間としては2週間以内に食べ切るのが目安です。
まずはすぐに葉を切り落とします。
これは葉が大根本体の水分を吸って、しなびてしまうのを防ぐためです。
その後水分の蒸発を防ぐために濡らした新聞紙で包みましょう。
そして縦の状態で冷蔵後、冬の場合は冷暗所で保存します。
せっかくの大根、腐らせてしまう前に美味しくいただきましょう。
まとめ
大根が腐るとどうなるか、具体例をあげつつご紹介しました。
本来、大根は保存の効く野菜なので、正しく保存すれば美味しく食べ切ることができます。
腐るとどうなるの?ということより、美味しく食べ切れる量だけ買う、保存期間内に美味しく食べ切っていただくという気持ちをもっていただけると嬉しく思います。
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