子供が大好きな料理で常に上位にあるカレー。
私もカレーが大好きでよく家でも作りますが、たまに
「なんかカレーがしょっぱい!」「カレーの味が薄い」「とろみが足りない」という時があります。
カレーがしょっぱく出来上がってしまう原因には
- 下味の付けすぎ
- カレールーと水の分量を間違えた
などが考えられます。
しょっぱくなったカレーの対処法としては
- 牛乳や豆乳を入れる
- ヨーグルトを入れる
- リンゴジュースを入れる
などがあります。
また、味が薄かったりとろみの足りないカレーになってしまう原因には
- 煮込み時間が少ない
- 水分の多い材料を多く使っている
- 酵素を多く含む調味料を使用した
などが考えられます。
味の薄いカレーには
- ミートソース、焼肉のたれ、中濃ソース、ケチャップを加える
という方法がおすすめです。
とろみの足りないシャバシャバなカレーにならないようにするには
- しっかり煮込む
- はちみつや味噌などの酵素が多い食品は使用量に注意
- 水分の多い食品はしっかり炒めてから加える
といった注意が必要です。
今回はカレーが「しょっぱい」「味が薄い」「とろみが足りない」となってしまう原因とその対処法についてご紹介します。
また、失敗したカレーのリメイクレシピについても紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
カレーがしょっぱくなった原因
カレーがしょっぱくなってしまった原因は主に2つ。
- 下ごしらえで塩コショウなどの下味の付けすぎ
- カレールーと水の分量が合っていない
それぞれの原因について詳しく見ていきます。
下味の付けすぎ
まずは下ごしらえの段階です。
カレーを作る時に、材料を一度炒めてから作るよ!という人は多いのではないでしょうか?
カレールーのパッケージの裏にもそのような作り方で記載されていることがほとんどですよね。
その具材となるお肉や野菜を炒めた段階で「ちょっと塩コショウしておこう!」と下味として付ける方も結構いらっしゃるようです
中には「ちょっとイイ感じにコンソメ入れとくか」とコンソメやブイヨンなどを入れる人も・・・。
しかし、カレールーにはもともと食塩など含まれています。
塩コショウなどを入れ過ぎてしまうと出来上がった時に「しょっぱい!」となってしまいますので、下味の際の味付けは薄味でOKです。
ルーと水の分量が合っていない
水とカレールーの量のバランスが悪いと「しょっぱい!」となってしまいます。
そして私の周りでもやってしまいがちな人が多かったのですが、水の量を量らずに目分量で入れてしまい、意外と水が少なかった!なんてこともあったりします。
カレールーと水の分量は、パッケージに書かれている通りの分量で作るようにしましょう。
また「野菜の煮込み時間が短い」と、しょっぱくなってしまうという意見もありました。
これはどうやら人参やジャガイモから甘味が出る手前で、煮込むのをやめてしまう事が原因になるとの事です。
カレーがしょっぱくなった時の対処法
カレーがしょっぱくなってしまったら水で薄めればよいと思いがちですが、それではただの水臭いカレーになってしまいます。
では何を入れればよいのでしょうか?しょっぱくなった時の対処法を調べてみましょう。
しょっぱいカレーをマイルドにしたい
しょっぱくなったカレーをマイルドにしたい場合、一番多かった意見がこちらです。
- 牛乳や豆乳を入れる
- ヨーグルトを入れる
- リンゴジュースを入れる
牛乳や豆乳を入れることで味がまろやかに仕上がってくれます。
分量はカレー8皿分に対して50ml~100mlが目安になります。
味をみながら自分の好みに整えると良さそうですね。
あとはヨーグルトも少量ずつ入れていくと味がマイルドになりますし、リンゴジュースなども良いそうです。
ただし、ジュースは100パーセントのものを使いましょう。
しょっぱいカレーを甘くしたい
次はしょっぱいカレーを甘くしたい場合です。
玉ねぎ
すりおろした玉ねぎやあめ色に炒めた玉ねぎを入れることで、玉ねぎの甘味がカレーに溶け込んでしょっぱさを和らげてくれます。
はちみつ
これも某有名なCMでよく聞きますよね!「りんごとはちみつ」
はちみつはカレー8皿分に対して大さじ1杯ほどで十分です。
バナナ
バナナはそのままドボン・・・ではなくすりつぶしたものを入れるようにしましょう。
スプーンなどですりつぶし、カレー8皿に対し大さじ2~3杯ほどが適量です。
ここで注意点ですが、牛乳やヨーグルトなどの乳製品を入れる場合は傷みが早いので当日中に食べるよ!という時にオススメです。
もしくは冷凍保存をする場合におすすめです。
しょっぱいカレーのリメイクレシピ
それでもどうしても「しょっぱい!」「味付けし直すの面倒くさい!」という方は
- カレーうどん
- カレードリア
- カレーコロッケ
にすると美味しく食べられます。
特にカレーコロッケは、塩気の調整が少なくて済むので良いかもしれませんね。
私はいつもカレーうどんとして使用しますが、出汁でしっかり伸ばすと程よい塩分になって美味しいです。
カレーの味が薄い時の対処法
カレーの味が薄かった時は、単純にカレールウを足しても良いのですが、例えば結構煮込んでしまったあとでカレールウを足してもドロドロになり過ぎてしまうこともあります。
また、ルウを追加するとそのルウが溶けるのに時間がかかるので、急いでいるときには避けたいですね。
そんなときの対処法として、一般家庭にも常備されている各種ソースを加えて薄味だったカレーを劇的に美味しくする秘策があるので紹介していきます。
ミートソース
レトルトや缶詰のミートソースを、カレーに加えます。
私はこれが一番オススメしたいところです!
ミートソースのトマトや野菜、ひき肉などのコクとうまみが加わりマイルドなカレーに仕上がりになります。
なんか一味足りないな、薄いなって思ったときは、このミートソースを少しずつ加えて調整するのが一番手っ取り早いと思いました!
パスタに使う以外でもこんな便利な使い方があったとは驚きです!
焼肉のたれ
ミートソース同様、焼肉のたれにも香辛料や果実のうまみがたっぷり含まれています!
結構パンチのきいた濃い味がお好みの方は、こっちのほうが合うかもしれませんよ!
ただし入れる過ぎるともはやカレーではなくなってしまうの恐れがあるので、少量ずつ加えて調節していきましょう。
中濃ソース、ケチャップ
ミートソースや焼肉のたれは結構オススメなのですが、それらがない場合は中濃ソースやケチャップで補うという手もあります。
これらは、比較的どのご家庭の冷蔵庫にも常備されていることは多いと思いますので、少し加えるだけでもかなり違いが出てくると思いますよー!
インスタントコーヒー
これはソースではありませんが、昔からよく使われているインスタントコーヒーを入れるという裏技があります。
コーヒーの香りと苦みがいい感じの味付けなりますが、入れ過ぎると苦みが強くておいしくなくなるので、まずは小さじ1杯程度入れて様子も見なが味を調整しましょう。
とろみが足りないシャバシャバカレーの対処法
味は問題ないんだけどバシャバシャのカレーになってしまうことがあります。
シャバシャバになる原因として考えられるのは
- 煮込み時間が少ない
- 水分の多い材料を多く使っている
- 酵素の力によりとろみがなくなってしまった
などがあげられます。
以上の原因を踏まえて、シャバシャバカレーの対処法をご紹介します。
煮詰めて水分を飛ばす
煮込み時間が少ないと、それだけ水分量が多い状態になるので、まずはじっくり煮込んで水分を飛ばしましょう。
単純に鍋の中の水分を捨ててしまうのではなく、じっくり煮込んで具材のうまみをしっかり引き出しながら水分を飛ばす方法が美味しくなりますよ!
その際、鍋に蓋をせずに煮込みましょう。
水気の多い食材を分ける
水分の多い材料として例にあげられるのは主に、新玉ねぎや魚介類があります。
これらは煮込む前に別でしっかり炒めて使用するとうまくいきますよ!
魚介類は煮込まずに仕上げの直前くらいに別で炒めたものを混ぜる方法が、魚介類自体のうまみをしっかり残したまま美味しく仕上げることができます!
とろみを加える
はちみつや味噌など酵素の多い食品はアミラーゼの働きによって、カレールウに含まれている小麦粉のデンプンを分解してしまうため、とろみが失われてしまうと言われています。
酵素の多い食品は、たくさん入れすぎないほうが良さそうです。
とろみが失われてしまった場合は、再び小麦粉を加えることでとろみをつけることができます。
水で溶いた小麦粉でとろみをつける方法を、グリコさんが紹介していたのご参照ください。
<小麦粉でとろみをつける方法>
小さじ2杯程度の小麦粉を、同量の水でよく溶きます。鍋を再び加熱し、グツグツと沸騰しているところに加え、とろみがつくまで、弱火で約5~10分煮込みます。
このときも、鍋底が焦げないよう、おたまで時々まぜながら、煮込みます。
小麦粉は、薄力粉、強力粉などいずれでもOK。片栗粉でも代用できます。
引用:グリコHP〈なぜ?なに?コーナー(Q&A)〉
ワインを入れすぎたカレーのリカバリー方法
カレーに赤ワインを加えて煮込むと、芳醇で豊かな味わいになると聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
私も、ぜひ家庭でもプロが作るようなカレーを食べてみたいと思い、赤ワインを加えてみたところ、なんか酸っぱくて渋いカレーが出来上がってしまいました。
どうやら赤ワインを入れすぎたようで、失敗してしまいました。
そんな「やらかしてしまった」私が苦し紛れに対処したある方法が、実は大成功したのでご紹介します!
水を足してワインを蒸発させる
ワインの入れすぎにより強く残ってしまった酸味や渋みは煮詰めてアルコール分を蒸発させるとワインの風味が弱くなります。
ただ、煮詰めることにより水分も同時にとんでしまいます。
すでにカレールーを入れてしまった後ならば焦げついてしまい、二次被害が…。
そこで水を適量足してワインの風味が薄くなるまで煮込みましょう。
気になる渋みや酸味が弱くなるまで水を足しては煮込みを繰り返せば、かなりワインの風味が弱くなります。
ウスターソースを加えてなじませる
酸味が気になるのはワインの酸味だけが突出してしまっているためなんです。
そこで、ウスターソースを加えてなじませてしまいましょう。
ソース系にも適度な酸味があります。
そのため、ワインの酸味とカレーを上手くまとめてくれる役割を果たして、味が馴染んでくるようになります。
中濃ソースでも同じ効果がでますよ。
砂糖の調整で酸味をまろやかに
それでも気になる酸味は砂糖を少しずつ加えてみましょう。
砂糖で甘みを足すのと同時にコクもプラスしてくれる効果があります。
カドがあるような酸味が気になる場合はとても良い役割を果たしてくれますよ。
豆乳カレーうどんのレシピ
- ワイン入れすぎの酸っぱいカレーを用意
- 白だしと豆乳を加える。(豆乳は結構たっぷり加えても大丈夫。白だしは味見しながら調整)
- 茹でたうどんを器に盛り、生まれ変わったカレーをかける
白だしは麺つゆ、豆乳は牛乳で代用しても美味しくアレンジできます。
豆乳がワインの酸味や渋みをまろやかにして何事もなかったかのようにしてくれます。
このレシピはうどんの他、ご飯とチーズを加えてリゾット風にもできます。
スポンサーリンク
まとめ
しょっぱいカレーの対処法、お役に立ちましたか?
カレーがしょっぱくなってしまうのは
- 下味の付けすぎ
- カレールーと水の分量を間違えた
が原因と考えられます。
しょっぱくなったカレーの対処法は
- 牛乳や豆乳を入れる
- ヨーグルトを入れる
- リンゴジュースを入れる
などがあります。
しょっぱくなった場合は水で薄めるのではなく、コクや甘味の出るものを加える方が良いという事ですね。
他にもコーヒーをちょっと入れたり、チャツネを入れてみても良いそうなので、私もしょっぱいカレーになってしまった時には色々試してみたいなぁと思います。
カレーの味が薄い時の対処法は
- ミートソースを加える
- 焼肉のたれを加える
- 中濃ソース、ケチャップを加える
などあります。
ご家庭にあるスープを使ってカレーに味付けをするとちょうどいい味になりますよ。
とろみが足りないシャバシャバカレーの対処法は
- しっかり煮込む
- 水分の多い食品はしっかり炒めてから加える
- はちみつや味噌などの酵素が多い食品は使用量に注意
- 水溶き小麦粉を加えてとろみを出す
この対処法をバッチリ押さえておけば、ご家庭のカレーの味が薄かったり、とろみが少なかったなんてことになっても補えるどころか、かなりレベルの高い仕上がりになります。
ワインを入れすぎて失敗してしまったカレーのリカバリー方法は
- 水を加えて煮詰め、ワインの酸味や渋みをとばす
- ソースを加えてワインの酸味とカレーを馴染ませる
- 豆乳のまろやかさを活かしてアレンジ料理を作る
などがあります。
これらを抑えておけば、いざワインを入れすぎて失敗してしまっても大丈夫です。
カレー作りに失敗したときの対処法についてまとめてみました。
失敗しても諦めずに、美味しいカレーに復活できるよう頑張ってください。
コメント