ベランダガーデニングに初心者でも育てやすいおすすめの木は、
- オリーブ
- シマネトリコ
- ユッカ(青年の木)
- フィカス(ゴムの木)
- ユーカリ
などがあります。
ベランダに適しているのは落葉樹より常緑樹です。
また、ベランダガーデニングに向いている花はたくさんありますが、特におすすめしたいのは下記の花です。
- ビオラ
- ネメシア
- アネモネ
- ペチュニア
- ガーデンシクラメン
ベランダガーデニングを楽しむならハーブを植えるのもおすすめです。
ベランダガーデニングを始めると虫がくるようになりますが、
- ミント
- ラベンダー
- バジル
などの香りが強い種類をいっしょに並べると、虫がつかない効果が得られます。
また、ベランダで野菜を作るなら
- ミニトマト
- オクラ
- なす
などの夏野菜やベビーリーフのような簡単な葉物栽培がおすすめです。
今回はベランダガーデニングにおすすめの木、花、ハーブ、野菜を紹介します。
また、ベランダガーデニングのレイアウトのコツなども参考にしていただければ幸いです。
ベランダガーデニングにおすすめの木
ベランダでガーデニング初心者でも比較的育てやすいおすすめの木は、
- オリーブ
- シマトネリコ
- ユッカ(青年の木)
- フィカス(ゴムの木)
- ユーカリ
などがあります。
ベランダに置くなら見た目がおしゃれで虫がつかない木が理想的ですよね。
虫の心配のほかにもベランダの木を選ぶときにポイントになるのは下記の3点です。
- 耐寒性がある
- 葉が落ちにくい
- 横に広がりづらい
それぞれの特徴を紹介していきますので参考にしてくださいね。
オリーブ
オリーブは、ベランダガーデニングの印象を左右するシンボルツリーとしても選ばれることが多く、最も人気がある木です。
オリーブは地植えすると成長が著しく、伸びた枝の剪定に苦労される方も多いようですが、鉢植えをベランダに置いて育てる場合は、成長はゆっくりですので綺麗な樹形を長い間キープできます。
オリーブの中でも特におすすめの品種は下記になります。
- ルッカ
- チプレッシーノ
この2つは特に丈夫で耐寒性があり、-3℃ぐらいまでは耐えられるそうです。
オリーブは、通常2本ないと結実しないところ、1本でも実をつけるところも魅力です。
特にチプレッシーノはスリムで狭いベランダにも置くことができるため人気があるようです。
オリーブの鉢植えは、ほぼ毎日水やりが必要ですが、冬は毎日ではなく、土の表面が乾いたタイミングでなるべく日中に水やりするとよいでしょう。
冬の水やりの目安は1週間に1回程度です。
シマトネリコ
涼しげな葉が印象的なシマトネリコは、耐寒性がありー3℃ぐらいまでは耐えられるそうです。
夏の暑さにも強いためベランダに置くことが可能です。
ベランダにグリーンが欲しいと思ったらシマトネリコがおすすめです。
日々の生活の中でカーテンを開けたらシマトネリコがあると気持ちが癒されますよ。
また、外からの目隠しにもなるので、トレリスのようなフェンスを立てなくて済みます。
ただ葉が多く茂ってくると弱って枯れた葉が落ちることがありますので、適度に剪定しましょう。
ユッカ(青年の木)
ユッカは観葉植物で室内で育てると思われがちですが、耐寒性があり乾燥にも強く丈夫なので、実はベランダ向きの木です。
ユッカを置く場所は、日当たりが良く風通しのよい所が理想です。
夏場の気温が高いときはベランダの床の温度が急上昇するため、直置きしないように注意しましょう。
また、4月から10月までは水やりしますが、11月以降は控えめにしてください。
乾燥している日には葉に霧吹きをかけてあげるとよいようです。
フィカス(ゴムの木)
フィカス(ゴムの木)も室内に置く観葉植物のイメージが強いかもしれません。
しかし、フィカス(ゴムの木)も耐寒性があり耐寒温度は3℃ぐらいと言われています。
冬もずっとベランダで大丈夫という地域もあるようですが、白い斑入りのゴムの木は若干ですが寒暖の差や環境の変化に弱いとされています。
冬は室内に入れて越冬した方がよさそうです。
ユーカリ
ドライフラワーで人気があるユーカリは独特の臭いから虫よけ効果が抜群です。
ハート形の葉は、かわいらしくベランダに置いてあると癒されますよ。
ユーカリは、丈夫ですので育てるのは難しくありません。
鉢植えであまり大きくしたくない場合は、剪定(芯止め)すると木の幹に栄養がたまり太くしっかりした木に育ちます。
ユーカリは、乾燥を好むので水やりは控えめにして日当たりのよい場所におきましょう。
ベランダガーデニングにおすすめの花
ベランダガーデニングをするなら彩りが欲しいですよね。
ベランダを華やかにする花は下記のとおりです。
- ビオラ
- ネメシア
- ペチュニア
- アネモネ
- ガーデンシクラメン
一つずつ特徴を説明していきます。
ビオラ
ビオラは様々な色や形があるので、ビオラだけを色違いで集めてもかわいいベランダガーデンになりますよ。
ビオラは一年草という種類になり来年も再来年も咲くという種類ではありませんが、冬から夏にかけて半年ぐらいの長期間、次々とつぼみを作って咲く花です。
花がらを摘んでたまに切り戻すだけでよく、手入れが簡単なので初心者ガーデナーさんにおすすめの花です。
購入のタイミングは、11月頃がおすすめです。
ビオラと同じ時期にはパンジーも出回ります。
パンジーも同様のお手入れでよいので、花が大きい方が好みならパンジーを選ぶのもいいかもしれません。
ビオラもパンジーも土が乾いたらたっぷりお水をあげてください。
ネメシア
ネメシアは、近年品種改良が進み宿根草のものが多くなっています。
何度も咲く花として人気が高いです。
ネメシアは、だいたい秋ごろからホームセンターなどで購入できるようになります。
ネメシアは咲く花の種類が減ってくる晩秋から春にかけて咲くため、冬の寄せ植え用の花としても選ばれることが多いようです。
ネメシアは耐寒性が強く、-3℃まで耐えることが出来るため冬にベランダに置いても大丈夫です。
四季咲きなので、枯れたら切り戻していればまた咲くため、ベランダを常に彩ってくれますよ。
植えっぱなしでも丈夫に育ちますが、花がらを摘んだ方が見た目にもよい状態を保てるでしょう。
アネモネ
アネモネは、実は球根です。
球根から育ててもよいのですが、光と温度に敏感なため咲いている状態の苗を購入するのが簡単でおすすめです。
2月から5月頃が開花期ですが、何度もつぼみを作って咲くためには、栄養不足を補うためにも液肥をたまに与える必要があります。
アネモネは、朝になると花が開いて夜になると閉じるという特徴があります。
咲いてから数日たって開花が終わる頃は、夜も咲きっぱなしになるようです。
アネモネの花は可愛らしいのでベランダで見るだけで癒されるでしょう。
アネモネは、赤や紫など濃いはっきりした色が多く、ベランダガーデニングの差し色にもなりますよ。
ペチュニア
ペチュニアは、4月から11月頃まで花を楽しめます。
基本的に丈夫で夏の暑さにも負けずに花を咲かせ続けるため、ベランダガーデニングにぴったりです。
ペチュニアは、苗を一つしか植えなくても花が鉢からあふれるように咲きます。
ペチュニアは、ベランダでハンギングするのもおしゃれです。
ペチュニアも花がらを摘むようにすると綺麗な見た目をキープできます。
花をたくさん咲かすためには、たまに液肥を与えるとよいでしょう。
ガーデンシクラメン
ガーデンシクラメンは、冬の寒い時期でも外で育てられるように品種改良されたシクラメンです。
ガーデンシクラメンの耐寒温度は-5℃とされています。
ガーデンシクラメンは、赤やピンクが主流でクリスマスの寄せ植えに大変人気が高い花です。
特に、ガーデンシクラメン、シロタエギク、コニファーなどの定番の組み合わせは、クリスマスに向けて11月の半ば頃に植えておくとベランダがクリスマスモードになってテンションも上がりますよ。
ガーデンシクラメンは4月頃まで咲きますのでクリスマスが終わっても楽しめます。
ベランダガーデニングにおすすめのハーブ
ベランダでガーデニングを始めるならハーブを植えると虫よけ効果があります。
ハーブは水をあげるだけでよいので育てるのが簡単です。
植物の手入れは面倒だけどグリーンが欲しい方はハーブから始めるのがおすすめです。
育てやすく虫よけ対策にもなるハーブは、
- ミント
- ラベンダー
- バジル
上記の3つです。
具体的にみていきましょう。
ミント
ミントは、とても生命力が強く地植えするとどこまでも増えて根をしっかり張るため、あまりおすすめできないのですが、鉢植えなら適量で楽しむことが可能です。
水やりを忘れてしまっても元気で育ってくれます。
7月から9月にかけて白い花が咲きますよ。
ミントを植えるとメントールの香りを嫌う蚊や蜂、アリ、ゴキブリなどの虫を避けることができます。
ミントには、ペパーミント、スペアミント、アップルミントなど種類がありますが、ペパーミントが虫対策には一番効果的ですよ。
ベランダで摘んだミントをスイーツや紅茶に入れて楽しむのもおすすめです。
ラベンダー
ラベンダーは、日当たりのよいベランダに置くのがおすすめです。
ラベンダーは、とても湿気に弱いので梅雨時は注意しましょう。
上手に育てるには、根が腐らないためにも水をあげ過ぎないようにするのがコツです。
比較的寒さには強いですが、低温時期には室内に入れると冬を越せるようです。
酸性の土が苦手なので、苦土石灰で中和するか、最初に植えるときにハーブ用の土で植えると安心です。
ラベンダーを他の花と組み合わせて寄せ植えするときは、土にだけ注意してください。
バジル
バジルがベランダにあったらパスタやピザに獲れたてをのせて楽しむことができます。
フレッシュのバジルを買うと意外に高いので、ベランダガーデニングでバジルを育てるのはおすすめです。
バジルは生命力が強いものの西日は避けた方がよさそうです。
夏の高温時期は、日が当たりすぎると元気がなくなってしまうことがあります。
バジルは乾燥が苦手なので毎日水やりして育てましょう。
たくさん葉を切っても、また新たに出てきますので何度も摘む楽しみを味わえますよ。
ベランダガーデニングにおすすめの野菜
ベランダでガーデニングを始めるなら何か食べられるものを作りたい方は、野菜を栽培するのがおすすめです。
ベランダでは、
- ミニトマト
- オクラ
- なす
などが育てやすいですよ。
簡単に始めるならベビーリーフなどの葉物もおすすめです。
ミニトマト
ベランダで家庭菜園するならミニトマトが断然おすすめです。
ミニトマトは、生命力が強く育てやすいので初心者でも大丈夫です。
ミニトマトを育てる場合、深めの鉢と支柱を用意する必要があります。
芽が伸びてきたら、わき芽を摘んで支柱に誘引するのがコツです。
ミニトマトは花が咲いてから40~50日後ぐらいに収穫できるようになります。
GWごろに植えると7月の下旬ぐらいから、毎日のサラダには困らないぐらい実をつけてくれますよ。
オクラ
オクラも暑さに強いのでベランダでプランターなどに植えて育てることができます。
オクラは気温が高くなってくると成長が早くなります。
オクラがぐんぐん成長する姿は観察すると楽しいですよ。
オクラの収穫は花が咲いた後、4日後が目安です。
とてもペースが速いのですが、忘れずに収穫してどんどん食べていかないと獲り遅れてしまいます。
収穫しないで放っておくと表面が硬くなって美味しくなくなるので、注意しましょう。
なす
なすは日当たりのよいベランダがおすすめです。
また、風通しが悪いと湿気で病気になることがあります。
ナスはプランターの中に苗を入れ過ぎると成長が悪くなるので、10号鉢に一つを目安に植えます。
初めてなすを育てる方は、千両なすなどの長なすだと失敗が少ないようです。
家庭菜園のなすは成功すると肉厚でおいしいなすが出来ますよ。
ベランダガーデニングおしゃれレイアウト
ベランダガーデニングをするなら鉢をただ並べるだけでなく、ガーデニンググッズを利用しておしゃれに仕上げてみませんか。
- ラックなどで段差を作る
- ハンギングする
- エアコンの室外機をカバーする
- ソーラーライトを使う
- シェードをつける
などの方法があります。
ある程度イメージがまとまってきたら少しずつ作業していきましょう。
マンションなどのベランダは、先に管理規約を確認してから作業に入りましょう。
ベランダの避難経路や出入り口は避けるようにし、排水溝の位置も確認します。
エアコンの室外機が庭の雰囲気を損なう場合は、室外機カバーをしましょう。
室外機カバーをすると棚のように鉢が置けるスペースも生まれます。
ベランダは照り返しがきつい場合がありましので、直置きにせず、オープンラックやフラワースタンドを利用するのもおすすめです。
また、天井から鉢を吊るすハンギングもベランダガーデニングに取り入れると、より雰囲気がよくなります。
可能であれば小さなソーラーライトなどを置くと夜にライトアップされて日中とは違った雰囲気を出してくれます。
ベランダの日の当たり方を把握して西日が強すぎるならシェードを立てるのもおすすめです。
まとめ
今回は、ベランダガーデニングにおすすめの木、花、ハーブ、野菜を紹介しました。
- ベランダガーデニングにおすすめの木はオリーブやシマトネリコなどの常緑樹
- ベランダガーデニングにおすすめの花は花びらが散りづらいビオラやネメシアなどがある
- ベランダガーデニングにおすすめのハーブは虫対策にもなるミントやバジル
- ベランダガーデニングにおすすめの野菜はミニトマトなどの夏野菜
ベランダで素敵な木や花を置いてガーデニングで癒しの空間を作ってくださいね。
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