準強力粉の代用として強力粉、中力粉、薄力粉は使える?割合や計算方法は? | ライフアップトピックス

準強力粉の代用として強力粉、中力粉、薄力粉は使える?割合や計算方法は?

準強力粉 代用 小麦粉

準強力粉がないときは他の小麦粉でも代用として使えます。

準強力粉の代用方法は下記になります。

  • 強力粉と薄力粉を配合する
  • 中力粉を使う

準強力粉に近づけるためには、強力粉:薄力粉の割合を7:3を目安にするとよいとされています。

例えば、フランスパンを作る際、準強力粉200gのレシピの場合

  • 強力粉140g
  • 薄力粉60g

上記の割合で2種類の小麦粉を混ぜて代用させることが出来ます。

また、中力粉は、準強力粉とお互いに代用が可能です。

ただし、粒子の細かさとタンパク質含有量が多少異なるため、弾力や口当たりなど仕上がりは少し違ったものになります。

今回は、準強力粉がないときに代用可能な小麦粉や混ぜるときの割合などを紹介します。


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準強力粉の代用になるもの

準強力粉 代用

準強力粉がないときに代用品として使えるのは、下記の3つです。

  • 強力粉
  • 薄力粉
  • 中力粉

準強力粉は一般的なスーパーには販売されていないことが多いですが、強力粉と薄力粉なら大抵手に入ります。

代用する際は

  • 強力粉と薄力粉を配合する
  • 中力粉を使う

この2つの方法がよいとされています。

もう少し詳しく説明していきます。

強力粉と薄力粉を配合

強力粉と薄力粉を混ぜれば、準強力粉の代用は可能です。

準強力粉に近い仕上がりにするためには、強力粉:薄力粉は7:3の比率にするのがよいとされています。

例えばパンのレシピの準強力粉が200gの場合強力粉140g、薄力粉60gとなります。

一つ例として材料の配分を紹介します。

◆材料◆

  • 強力粉140g
  • 薄力粉60g
  • 水140ml
  • 砂糖5g
  • 塩3g
  • ドライイースト1.5g

オーブンで焼く温度はプレーンな丸パンなら200℃で15分ぐらい焼きます。

生地にベーコンを巻き込んで焼くときは20分ほど焼いています。

パンの表面がパリパリになって、家庭でもベーコンエピのように出来ますよ。

フランスパンを作りたい場合は砂糖を入れずモルトパウダーを入れて作るレシピが多くありますが、常備していないためモルトパウダーの代用として三温糖を加えています。

少量の砂糖を加えるだけで、パンの焼き色がよくなる効果があるためです。

もし、モルトパウダーをお持ちならモルトパウダーの方がよりフランスパンの風味が出せます。

しかし、フランスパンに砂糖を入れるのは抵抗がある人や、やっぱりフランスパンの香りや食感が代用では物足りないと感じるなら「リスドォル」を購入して作るのがおすすめです。

準強力粉の中でも「リスドォル」はフランスパン向けに作られた粉なので失敗が少なく美味しく仕上がります。

実は「リスドォル」には元々モルトパウダーが粉の中に含まれています。

原材料をみると小麦粉のほかに粉末麦芽(モルトパウダー)と記載されています。

粉末麦芽(モルトパウダー)は、発酵を促しよい焼き色をつける働きをしてくれるため配合されているようです。

ただ、残念ながら「リスドォル」は一般的なスーパーでの扱いはほぼありません。

カルディで半々ぐらい、扱いがあるのは成城石井か富澤商店の実店舗です。

ですので、準強力粉で作りたい、リスドォルで作りたいという方はネットでの購入が一番確実です。

ネットで購入するならamazon、楽天、cotta、富澤商店などで購入できますよ。


中力粉

中力粉というとうどんの原材料のイメージがありますが、中力粉は万能で麺類以外にお菓子やパン、餃子の皮などにも利用できます。

中力粉は準強力粉とタンパク質含有量が近いので、お互いに代用することが可能です。

準強力粉はタンパク質の含有量が11%前後、中力粉は9.0%前後ですので、弾力はやや準強力粉が上回るもののそれほど違いはありません。

ただ、原料の小麦の品種が違うため仕上がりの食感は少し差が出てしまいます。

準強力粉も中力粉も中間質小麦が主な材料ですが、準強力粉には硬質小麦も入っていて粒子が若干粗くなります。

また、中力粉には軟質小麦が含まれるため、粒子が細かく触ってみるとしっとりしています。

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代用するときの割合や計算方法

準強力粉 代用

準強力粉を他の小麦粉で代用したい場合、小麦粉のタンパク質の含有量に注目して配合するとよいでしょう。

【タンパク質の含有量】

  • 強力粉 11.5%~13%前後
  • 準強力粉10%~12.5%前後
  • 中力粉 9%前後
  • 薄力粉 6.5%から9%前後

小麦粉の名前はタンパク質の含有量の違いで分類されていて、一番多いのが強力粉で少ないのが薄力粉です。

用途によって弾力を出したいときは強力粉で、ふんわりサクッとした食感が欲しい時は薄力粉を混ぜるようにします。

割合としては、強力粉:薄力粉は7:3がおすすめですが、お好みで8:2としてもよいでしょう。

中力粉をお菓子作りの際に混ぜて使用すると、少し目が詰まって重くなり食べ応えを感じます。

薄力粉だけで作るケーキとはまた違った新しい食感になりますよ。

たいていのスーパーには強力粉と薄力粉は取り扱いがありますが、強力粉と薄力粉の間にあたる準強力粉と中力粉は販売していないことが多いようです。

手作りでパンや麺、お菓子などをよく作って食べる人は用途に合う小麦粉を揃えておくといいですが、たまになら混ぜて代用してはいかがでしょうか。

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まとめ

今回は、準強力粉の代用として強力粉、中力粉、薄力粉は使えるのか、またその代用の際に配合する割合も紹介しました。

  • 準強力粉の代用は中力粉、または強力粉と薄力粉を配合したもので可能
  • パン作りで代用する際は強力粉:薄力粉の割合は7:3を目安に配合するとよい

準強力粉が手に入らなくても代用して表面パリッと中はもっちりの美味しいパンを作りましょう。

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