シュトーレンは、空気に触れないように密閉して冷凍保存することで、1~3ヶ月保存できます。
手作りのシュトーレンは、冷凍保存で2~3週間日持ちします。
シュトーレンを美味しく食べるための保存方法として重要なのは、保存場所と切り方です。
シュトーレンを保存する場所は、湿気の少ない冷暗所が適しています。
シュトーレンの日持ちさせるための切り方は、「真ん中から切る」ことです。
人気の食べ方は、温めたシュトーレンにバニラアイスをトッピングすると美味しく食べられます。
残ったシュトーレンをラスクにすると、おやつに最適です。
それでは、シュトーレンの日持ちは冷凍ではどれくらいか、保存方法や人気の食べ方などについて、もう少し詳しくご紹介していきます。
この記事を参考にしてもらえれば、購入したり手作りしたりしたシュトーレンにカビが生えたり、臭い移りがしたりして食べられない、という悲惨なことがなくなりますよ。
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シュトレーンの冷凍での日持ち
シュトーレンは、空気に触れないように密閉して冷凍保存することで、1~3ヶ月保存できます。
冷凍での日持ち
冷凍することで、3ヶ月ほど日持ちさせることができますが、冷凍焼けなどの心配があるので、美味しく食べるには1か月を目途に食べ切るとよいでしょう。
シュトーレンをすぐに食べない時は、スライスして冷凍庫に保存するとよいです。
前もって切り分けておくと、食べる時に食べたい分だけ取り出して、解凍して食べられるので便利です。
購入したシュトーレンは賞味期限を確認して、期限内に食べ切れないと思われる場合は、できるだけ早めに冷凍保存することをおすすめします。
シュトーレンの冷凍保存の手順
- シュトーレンを5~7mmにスライスする。
- シュトーレンを1枚ずつ大きめのラップで、空気が入らないようにぴったりと包む。
- ジッパー付きの冷凍用保存袋に入れて、中の空気をしっかりと抜いてジッパーを閉める。
冷凍保存する時に、シュトーレンが空気に触れると、冷凍焼けして風味が落ちてしまうことがあるので、注意が必要です。
冷凍したシュトーレンの解凍方法
冷凍したシュトーレンは、ラップを外してオーブンや電子レンジで温めることで、風味がたって美味しく食べられます。
常温で解凍する場合は、30分~1時間を目安にするとよいでしょう。
シュトーレンの常温・冷蔵での日持ちと保存方法
シュトーレンの常温での日持ちは1ヶ月、冷蔵庫では1~2週間ほどの日持ちです。
シュトーレンを美味しく食べるための保存方法として重要なのは、保存場所と切り方
です。
シュトーレンの常温・冷蔵での日持ち
シュトーレンの常温での日持ちは1ヶ月、冷蔵庫では1~2週間ほどの日持ちということで、冷蔵庫で保存するよりも常温保存の方が日持ちが長くなります。
冷蔵庫での保存は、長期間になると生地が固くなったり、庫内にある食品のニオイが移ったりしてシュトーレンならではの風味が飛んで、美味しく食べられなくなってしまうことがあるからです。
暖房の届かない所や日が当たらない所など、常温で置くのに適した場所がない時は冷蔵庫に入れて置くこともできます。
シュトーレンの常温・冷蔵での保存方法
シュトーレンを保存する場所は、湿気の少ない冷暗所(15~20℃)が適しています。
カットしたシュトーレンを常温に置いておくのは心配だという場合は、冷蔵庫で保存するとよいでしょう。
シュトーレンの、常温、冷蔵、それぞれの保存方法についてご紹介します。
シュトーレンの常温保存方法 |
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シュトーレンの冷蔵保存方法 |
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シュトーレンの理想的な保存方法は、常温保存です。
15~20℃ぐらいの冷暗所にしっかり封をして保管します。
冷蔵保存後、食べる時に冷蔵庫から出してみて固さが気になる時は、食べる前にレンジで10秒ほど温めると、生地のバターが溶けて柔らかくなるので、食べやすくなります。
シュトーレンの切り方
シュトーレンの日持ちさせるための切り方は、「真ん中から切る」ことです。
まず、真ん中から切って半分にします。
その切り口から端に向かって切って食べ進めます。
真ん中から切る理由は、ラップに包んで保存する時、空気に触れないように切り口と切り口を合わせるからです。
ラップで包む時には、大きめに切ったラップを2枚使って、上からと下からとでしっかり包みます。
こうすることで空気中の雑菌が入らないようにしたり、切り口の乾燥を避けたりできるので、日持ちさせることができます。
この「切り方」が日持ちするための重要なポイントになります。
手作りシュトーレンの日持ち
手作りのシュトーレンは、冷凍保存で2~3週間日持ちすると言われています。
手作りシュトレーンの日持ちは短い
手作りシュトーレンの日持ちは、市販のシュトーレンに比べると短くなります。
手作りの場合も、冷凍する場合は手作り後早めに冷凍するように心掛けるとよいです。
冷凍保存するときは、しっかり密封できていないと冷凍やけを起こしたり、冷凍庫内でも乾燥によって風味が落ちてしまいます。
手作りのシュトーレンは、本場ドイツのように日持ちするための工程を踏んでいないので、1ケ月以上保存することはおすすめできません。
本場のシュトーレンは日持ちが長い
本場ドイツのシュトーレンは、長く保存するため小麦粉の重量に対して使うバターや砂糖の割合が決められているそうです。
全体の水分量も20%に抑えるなど定義があり、材料の配合だけでなく、日持ちさせるための焼成後の工程もあります。
焼き上がった後は、乾燥を防ぐために溶かしバターでコーティングし、そのバターが空気に触れて酸化しないよう粉糖をたっぷりまぶします。
バターと砂糖でダブルコーティングすることで、保存が利くようになります。
また、シュトーレンはサワー種というライ麦を発酵させて作った酵母を使います。
これにより焼成後もシュトーレンは熟成を続け、日を置くことでさらに味に深みが出て美味しくなるそうです。
ですから、お店では熟成期間をおいてから販売されています。
家庭ではこのサワー種を手に入れることが難しいので、イースト菌やベーキングパウダーを使って焼き菓子のような作り方をすることが多いようです。
レシピによってはバターや砂糖を控えめにしたものもあり、保存効果も弱くなります。
このように材料と工程が違うため、本場のシュトーレンの日持ちは長くなります。
シュトーレンのおすすめの食べ方
シュトーレンには、飲み物としてコーヒーや紅茶、トッピングには、はちみつ、クリームチーズ、バニラアイスがよく合います。
残ったシュトーレンは、ラスクにするとおやつに最適です。
シュトーレンに合う飲み物
シュトーレンは、コーヒーや紅茶がよく合います。
ワインやシャンパンと合わせても美味しくおしゃれなテーブルを演出できます。
具沢山なシュトーレンほど薄く切ると、よりバターや洋酒の香りが楽しめて美味しいです。
真ん中は薄めに、具が少ない端は厚めに切るとバランスがいいようです。
まずは何もつけずに芳醇な香りと奥深い味を楽しみましょう。
シュトーレンに合うトッピング
シュトーレンに合うトッピングをご紹介します。
やり方は、スライスしたシュトーレンを、食べる分だけレンジで10秒温めてから、トッピングするだけです。
何日か食べ進めた時にトッピングすると、改めて美味しさを感じます。
シュトーレンに合うトッピングを3つ紹介します。
はちみつ
コクが増して美味しくなります。
ドライフルーツやナッツとの相性も良いです。
クリームチーズ
洋酒の風味がまろやかになり、クリームチーズが生地にもなじむのでよく合います。
バニラアイス
最も美味しいのは、バニラアイスです。
少しレンジで温めたシュトーレンに、バニラアイスをトッピングすると、美味しくていくらでも食べられます。
最高に美味しい組み合わせですよ。
シュトーレンをラスクにして食べる
シュトーレンは日が経つにつれ、表面の砂糖がしっとりしてきて湿気を吸っていきます。
そのような状態は、美味しく食べられる期間が終了に近づいているサインです。
そんなときは、ラスクにして食べるのも美味しいです。
簡単な作り方はこちら。
シュトーレンラスクの作り方
スライスしたシュトーレンを半分か1/4くらいに切ります。
表面にバターと砂糖をまぶしてトースターで焼きます。
様子を見ながら焼いてカリカリにして頂きます。
シュトーレンを薄く小さく切ると食べやすく、おやつに最適です。
まとめ
シュトーレンの日持ちは冷凍ではどれくらいか、保存方法や人気の食べ方などについてお伝えしました。
- シュトーレンは、空気に触れないように密閉して冷凍保存することで、1~3ヶ月保存できる。
- 手作りのシュトーレンは、2~3週間を目安に食べ切った方が安心。
- シュトーレンを美味しく食べるための保存方法として重要なのは、保存場所と切り方。
- シュトーレンを保存する場所は、湿気の少ない冷暗所。
- シュトーレンの日持ちさせるための切り方は、「真ん中から切る」こと。
- 人気の食べ方は、温めたシュトーレンにバニラアイスをトッピング。
- 残ったシュトーレンは、ラスクにして美味しく頂く。
シュトーレンは、ドイツの伝統的な焼き菓子ですが、何年か前から日本でもパン屋さんで見かけたり、手作りする人も増えてきたりしているようです。
ホールのシュトーレンも最後の一切れまで安心して食べられるように、この記事がお役に立てば幸いです。。
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