醤油は表面や注ぎ口に白や緑のカビが生えても食べれる?原因や防止方法は? | ライフアップトピックス

醤油は表面や注ぎ口に白や緑のカビが生えても食べれる?原因や防止方法は?

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醤油さしの注ぎ口に白い粒が付いていて、ドキッとしたことはありませんか。

この白い粒はカビのように見えますが、これは産膜酵母が結晶化したもので食べても害はないとされています。

でも、劣化が始まっていますので、白い粒は取り除いて早めに使い切るようにしましょう。

もし、醤油の容器に緑のカビが付いているのを発見したら、それは食べられません。

身体に影響を及ぼすことがありますので、廃棄してください。

醤油の保存方法は基本的には、

  • 未開封なら常温保存
  • 開封後は冷蔵保存

です。

醤油は開封したら酸化が進みますので1~2カ月で使い切ることが推奨されています。

また、最近では開封後も常温で3カ月以上鮮度が落ちないという画期的な醤油も販売されていますので、購入の際は保存方法や賞味期限の確認が大切です。

今回は、醤油に白や緑のカビが生えても食べられるのか、カビの原因と防止方法、醤油の保存方法についてお伝えします。

醤油は保存性が高く、腐ることはないから大丈夫だと思っている方も、ぜひ知って頂きたい内容になっています。


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醤油はカビが生えても食べられる?

醤油は腐らないと思っていたのに表面に白い粒が浮いているのを発見したらびっくりしますよね。

白いものが浮いている醤油は全部捨てるべきなのか迷いませんか?

実はこの白い粒は、カビではなく産膜酵母という酵母菌が結晶化したものと言われています。

産膜酵母は未開封の状態なら表面に出てくることはありませんが、開封後に酸素に触れると徐々に増えて表面で結晶化を起こします。

食べても害はありませんが、あまり味が良くないのでコーヒーフィルターで濾したり布巾で拭き取ったりして取り除くのがおすすめです。

醤油を長期間使っていると、醤油さしの注ぎ口やボトルのふたの裏などにも白いカビのようなものが付着していることがあります。

見た目には産膜酵母なのか白カビなのかの判断が難しいところですが、白いカビが多少口に入ってもお腹を壊す威力はないようです。

でも、白くなっている部分は布巾でふきとり、醤油を一度煮沸させてから使用すると安心です。

醤油さしは継ぎ足しせずに、毎回洗って清潔を保ち菌をつけないようにしましょう。

また、古い醤油にはまれに緑のカビが付くことがありますが、発がん性があると言われるアフトラキシンというカビ毒の可能性があるので、廃棄してください。

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カビ発生の原因と防止方法

醤油は塩分濃度が20%と高く、菌が繁殖できないので未開封の状態なら心配ないのですが、開封後は空気に触れることで傷む可能性が出てきます。

醤油の表面に白い粒が発生する原因は、醤油に含まれる産膜酵母と酸素が結びつくからです。

有害ではないものの強い臭いを発生させることもありますので注意が必要です。

醤油のカビが発生するのを予防する方法は下記の二つが大切になります。

  • 開封後は使用後しっかりふたをして冷蔵庫で保存する
  • 醤油さしは継ぎ足しせず、なくなったら水洗いして乾燥させてから使う分だけを入れる

時間が経って傷んだ醤油は、水分が蒸発し色が濃くなりドロドロしています。

開封後に時間が経っている醤油は、使う前に必ず臭いや味をチェックしてからにして下さい。

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醤油の保存方法

醤油だけでなく食品の劣化を防ぐには、熱、光、酸素を避けて保存することが大切です。

特に醤油の保存はガスコンロの近くや直射日光が当たる場所は絶対に避けるようにしましょう。

醤油の保存方法は、

  • 未開封時は冷暗所で保存する
  • 開封後は冷蔵庫で保存する

以上この二つが基本になるのですが、

実はここ数年で醤油の容器が進化し、保存方法も変わりつつありますので紹介します。

常温保存OK!密封ボトルの醤油

最近は、醤油の酸化を防ぐ「密封ボトル」の醤油が各メーカーから販売されスーパーなどでもよく見かけるようになりました。

容器の側面を押すと醤油が出てくる仕組みになっていて容器の中に空気が入り込まないようになっています。

また、二重構造になっているため光や熱の影響を受けづらく、醤油の劣化を遅らせることができます。

キッコーマンから出ている「いつでも新鮮シリーズ」、ヤマサは「鮮度生活シリーズ」では密封ボトルが使われているほか、イチビキやイオンでも密封ボトルが使われた醤油が続々と販売されています。

「密封ボトル」は大きいボトルから醤油さしぐらいの200ml入りのボトルもあり、用途によって使い分けることができます。

開封後、常温で90日も鮮度を保つことができるので、小さめのサイズを購入すると醤油さしを洗う手間からも解放されます。

種類によっては、120日間常温保存が出来るものもあります。

今までの醤油より少しお値段はお高くなりますが、試してみる価値ありですよ。



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まとめ

今回は醤油にカビが生えても食べられるのか、その原因と防止方法、醤油の保存についてお伝えしました。

  • 醤油の白いカビに見えるものは、醤油の産膜酵母が結晶化したもので食べても害はないとされる
  • 醤油に緑のカビが発生したらは食べられないので廃棄する
  • カビの主な原因は開封後に空気が入ること
  • カビの防止方法は、開封後空気に触れないようにしっかりふたをしめて冷蔵庫で保存し、1~2カ月ぐらいで使い切るようにする
  • 醤油さしは使う分だけ入れて水洗いし、乾燥させてから入れる
  • 醤油は未開封の状態なら直射日光を避け、冷暗所で保存
  • 醤油は開封後は冷蔵庫で保存だが、密封ボトルの醬油なら開封後常温保存が可能

醤油に白いカビをみつけても、よっぽど古い醤油でない限り酵母の結晶化なので慌てないで大丈夫です。

醤油を使ったら必ずしっかりふたして冷蔵庫で保存して下さいね。

鮮度が落ちない密封ボトルを利用するのもおすすめですよ。

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