ウニを冷凍してしまっても、解凍には時間がかかりますが、生食として使用する予定でなければ冷凍保存しても大丈夫です。
生ウニを冷凍保存する場合は、冷凍する前に火を通して水分を飛ばす必要があります。
生ウニを冷凍保存する方法として、蒸しウニにするか、ウニソースにするのがおすすめです。
また、冷凍した場合のウニは約2~4週間保存が可能です。
それでは、ウニの冷凍保存や解凍方法、賞味期限についてもう少し詳しくご紹介していきます。
おすすめの冷凍ウニのレシピも載せておきますので、是非ご覧ください!
生ウニは冷凍できる?
ウニを冷凍保存するということ自体は可能ですが、家庭で冷凍した場合は、生で食べられる状態での保存は難しいと思われます。
生食用などで購入した塩水ウニや板ウニ(生ウニ)などは、そのまま冷凍するとウニの中の水分が凍って組織が壊れ、解凍した時にドロドロと溶けてしまうことがあります。
ウニを冷凍する場合は、冷凍する前に火を通して水分を飛ばす必要があります。
冷凍したウニを解凍して使う際は、そのままでも、火を通した料理にでも使用することができます。
ウニの冷凍保存方法
ウニを冷凍保存する方法として
- 蒸しウニにする
- ウニソースにする
について、お伝えします。
ウニの瓶詰として冷凍販売されているものに関しては、そのまま冷凍庫で保存することはもちろんOKです。
蒸しウニにする
- 生ウニ(適量)の水分をキッチンペーパーなどでよく拭き取る。
- 耐熱容器に入れた生ウニを、湯気の上がった蒸し器に入れて、5~10分蒸す。
- よく冷ました後、小分けにしてラップで包む。
- 冷凍用保存袋に重ならないように入れて、しっかり空気を抜く。
- 冷やした金属トレイに乗せて、冷凍保存する。
冷蔵庫で自然解凍したウニは、解凍してすぐにそのままわさび醤油やウニ丼にして食べたり、火を通して茶碗蒸しやオムレツ、炊き込みご飯などにして食べたりできます。
生ウニを蒸し器で蒸すことで、ウニ独特の磯のニオイが湯気で飛んで和らぐので、生食でニオイが気になる方にも喜ばれるでしょう。
ウニソースにする
- フライパンにオリーブオイル(大さじ1)、すりおろしにんにく(小さじ1/2)を入れて中火にかける。
- 香りが立ったら、白ワイン(30ml)とコンソメ顆粒(小さじ1)を加え、アルコール分が飛ぶまで炒める。
- 生ウニ(30g)を加え炒めて、さらに生クリーム(50ml)を加えて、全体に味が馴染んだらウニソースの完成。
- ウニソースをよく冷ました後、ラップを敷いたアルミケースに入れるなどして、小分けにする。
- 冷凍用保存袋に重ならないように入れて、しっかり空気を抜く。
- 冷やした金属トレイに乗せて、冷凍保存する。
冷凍したウニソースは、パスタやグラタンのソースにしたり、鶏肉や白身魚のグリル、蒸し野菜など添えたりして、美味しく食べられます。
ウニの解凍方法
冷凍したウニの解凍方法として
- 冷蔵庫で自然解凍する
- 塩水に浸けて置く
についてお伝えします。
冷蔵庫で自然解凍する
火を通して保存しておいたウニや通販で購入した冷凍ウニの場合、解凍は冷蔵庫に入れて6時間以上時間をかけて自然解凍していきます。
常温で置いて保存すると一気に傷んでしまう可能性もあるため、冷蔵庫で解凍するようにしましょう。
塩水に浸けて置く
「解凍するの忘れていた!時間がないーッ!」という時には、塩水に浸けることをおすすめします。
そんな時は、海水と同じぐらいの濃度の塩水に浸けておくと早く解凍できます。
それほど大きく風味が落ちてしまうこともなく、解凍できます。
海水の塩分濃度は、約3%と言われていますので、1Lの水に30gの塩が溶けていることになります。
3%の塩水の作り方
- 500mlのペットボトルに、塩15g強(大さじ1強)を入れる。海水濃度は、3%よりも少しだけ濃いので、大さじにすり切りよりもやや多めに入れるとよいです。
- 水を加えて蓋を閉めて、よく振る。
どんなに急いでいても、冷凍ウニを電子レンジで解凍するのは止めましょう。
解凍機能がある電子レンジもありますが失敗してしまうと、味や風味を損なったり、形が崩れたりして、そのままでは食べられない状態になってしまうこともあります。
ウニを冷凍すると賞味期限はいつまで?
家庭で冷凍した場合のウニは、約2~4週間保存が可能です。
冷凍保存したウニの賞味期限
ウニを冷凍したものを購入したのであれば、商品のパッケージ通りの賞味期限となりますが、残ったウニを家庭で冷凍保存すると、日持ちは2~4週間ほどとなります。
それ以上になってくると冷凍焼けなどによってウニの風味は損なわれてしまい、美味しく食べる事が難しくなるので、なるべく早く食べ切ることをおすすめします。
冷凍ウニを冷蔵庫で自然解凍したものを、加熱せずに食べる場合は解凍してすぐに刺身やうに丼などで食べ切ってしまうと安心です。
解凍したウニが残ってしまった場合
一度冷蔵庫で自然解凍したウニが残ってしまった場合は、再冷凍せずに、塩水に浸けておくとその後、2~3日保存できます。
その場合は、そのまま食べるのではなく、手を加えて「ウニしょう油」や「ウニソース」にして、冷蔵庫で保存すれば、数日保存できるということです。
また、解凍したウニが残ってしまった場合は、パスタや茶碗蒸しなど火を通した料理に使用することもできます。
ウニしょう油の作り方
- ウニ(適量)をすり鉢に入れて滑らかになるくらいまでよくすりつぶす。
- しょう油(できれば濃い口しょう油)10、みりん1、鰹節、だし昆布各適量の割合で混ぜて刺身しょう油を作る。
- 刺身しょう油を少しずつ、ウニに加えながらよく伸ばす。
ウニしょう油は、卵かけご飯にしたり、お刺身しょう油にしたりすると美味しく食べられます。
冷凍ウニのおすすめレシピ
冷凍ウニのおすすめレシピとして、
- ウニのパスタ
- ウニの炊き込みご飯
をご紹介します。
ウニのパスタ
- パスタ(2人分)を茹でる。
- その間に、大きめのボールに冷凍ウニ(解凍済のもの:適量)、たらこ(1腹)、牛乳(50~100ml)、バター(10g)、卵(1個)を先に混ぜ合わせておく。
- 茹で上がったパスタをその中に入れる。
- 卵が固まらないようにササっと混ぜて、刻み海苔を散らして完成。
材料はお好みで加減してください。
これは混ぜるだけで簡単にできるのでお気に入りの一品です!
ウニの炊き込みご飯
- 米(2合)は洗っておく。
- 冷凍ウニと人参やきのこなどお好きな具材適量を、食べやすい大きさにカットする。
- 米と水(炊飯目盛より少しだけ控えて)、白だし(大さじ2)、しょう油(小さじ2)、酒(大さじ2)、みりん(大さじ1)を入れて合わせる。
- ウニ(お好みの量)を入れて、炊飯スイッチをオン。
- 炊き終わったら、軽く混ぜる。
こちらも混ぜて炊くだけなので簡単です!
私のおすすめウニの冷凍食品
日清 もちっと生パスタ たらことうにのソース
これは冷凍パスタの中でもかなり好きな商品です!
ウニの味もしっかりしていて、刻み海苔なども付いているので本格的。
ふるさと納税 冷凍ウニ
ふるさと納税の返礼品でもらえる冷凍ウニは限りなく生に近いような冷凍ウニなので、ウニ好きな方
にはたまりませんね!
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まとめ
冷凍してしまったウニの冷凍保存や解凍方法、賞味期限などについてお伝えしました。また、冷凍ウニのレシピも紹介しました。
- ウニは冷凍保存は可能。
- 生ウニを冷凍保存する場合は、冷凍する前に火を通して水分を飛ばす必要がある。
- 冷凍保存する方法として、蒸しウニにする、ウニソースにするのがおすすめ。
- 冷凍した場合のウニは、約2~4週間保存が可能。
ウニは大変繊細な食品なので、手に入ったならばすぐに食べ切るのが一番です。
しかし、何らかの事情でどうしてもすぐには食べられないという時に、この記事を参考にウニを冷凍保存して、時間をかけて解凍し、美味しく食べてもらえたらうれしいです。
おすすめのレシピなどもぜひ試してみてくださいね!
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