登山にサコッシュを持って行くとき普通に斜め掛けしていませんか。
登山のときにサコッシュを肩から斜め掛けにしていると、プラプラ揺れて重く邪魔に感じることがあります。
しかし、サコッシュは登山の途中でザックを下ろさずに携帯電話や行動食をさっと取り出せる便利なアイテムです。
サコッシュを山で使うときは、ひもを短めにしてザックのベルトで固定しておくと邪魔になりません。
元々登山では、ウエストポーチがよく使われていました。
腰にフィットさせることで両手が空き、重量も分散できることから、ウエストポーチは登山に適しているためです。
サコッシュとウエストポーチは結局どちらを選べばよいかは、入れるものによります。
サコッシュはマチがなく、平べったいため厚みがあるものは入りません。
反対に、ウエストポーチは奥行があるため、多少厚みがあっても入れることが可能です。
今回は、登山のサコッシュの必要性とウエストポーチとの比較を紹介します。
また、サコッシュを簡単DIYで作る方法も紹介しますので最後までご覧ください。
登山にサコッシュは必要?上手な使い方は?
登山にサコッシュを持っていく必要性はあると言えます。
サコッシュの長所は、必要なものをコンパクトに収納して身に付けられるところです。
防水効果のある素材のザックを選べば、急な雨からも守ることができます。
登山の時にサコッシュに入れておくと便利な道具は、下記の通りです。
- 行動食
- 携帯電話
- カメラ
- サングラス
- ティッシュ
- マスク
- 日焼け止め
- リップクリーム
特に登山では、行動食をさっと取り出して食べられるようにしておくことが大切だと言われています。
行動食が取り出しづらいところにあると面倒になって、必要なエネルギー補給を怠ってしまう危険性があります。
ただ、山の荷物は人それぞれですので絶対にサコッシュでなければいけないということはありません。
サコッシュがなくても、上着のポケットに入れたりカラビナを利用したりしして小物を身に付けることは可能です。
また、歩くたびに揺れるサコッシュが気になってしまう場合は、あえて紐を外してカラビナを使ってザックのベルトで固定する方法もあります。
オスプレイのザックのように腰ベルトに小物が入るポーチが付いているタイプですと、サコッシュが必要ないこともあります。
しかし、携帯や地図などすぐ取り出したいものはザックと別にしておくことをおすすめします。
サコッシュの上手な使い方
サコッシュは、登山以外にも
- 犬の散歩
- ショッピング
- 旅行
- スポーツ観戦
- 音楽フェス
などに適しています。
特に旅行では、バッグやスーツケースとサコッシュを併用するのがおすすめです。
お出かけ中は貴重品をサコッシュに入れてしっかり身に着けておけば安心です。
サコッシュは素材が薄くて丈夫に出来ているものが多く、使わないときは丸めて旅行鞄に入れておくことも可能です。
犬の散歩やショッピングで両手を空けておきたいときにもサコッシュがピッタリです。
必要なものだけ入れておけるサコッシュは、用途にあった大きさのものを選ぶとよいでしょう。
サコッシュには、カギと携帯電話しか入らないような超ミニマムなサイズのものから、カメラが入るものまで様々な大きさのものがあります。
夏の音楽フェスに行くときは、突然の天候の変化に対応できる防水素材を選ぶとよいでしょう。
登山にサコッシュとウエストポーチとどっちがいい?
登山にサコッシュとウエストポーチがどちらが良いかは入れるものによります。
サコッシュはマチがほとんどなく、サコッシュ自体が軽量です。
サコッシュは、携帯電話や日焼け止めなど厚みがないものを入れるのに適しています。
サコッシュの欠点は、重い物が入れられないところと、歩くと揺れることです。
反対にウエストポーチは腰にフィットさせることで重みを感じづらくなるため飲み物や財布などを入れることができます。
腰以外に肩から斜めにかけることもできるので用途によって持ち方を変えることができます。
ただ、ウエストポーチの短所は
- 足元が見づらくなる
- ザックの腰ベルトと絡まる
- 身に着けると暑い
などが挙げられます。
ウエストポーチは前に取り付けて邪魔と感じたら、ぐるっと後ろに回してヒップバッグにしましょう。
元々ウエストポーチの方が早くから登山で使われていましたが、一部でウエストポーチは見た目が格好よくないという意見もあったようですが、今はおしゃれなデザインもたくさんあります。
でも、山登りは機能性が優先と考えてよいでしょう。
見た目より身に付け方で登山での安全面にも影響するため、自分の体に合った用途に適した方を選択することをおすすめします。
サコッシュの作り方
サコッシュはミシンの経験が少ない人でも比較的簡単に作ることができます。
ファスナーを縫い付けるところをクリアすれば、あとはまっすぐ縫うだけです。
手順としては
- ファスナーをつける
- 両脇、底面を縫う
- 紐をつける
という流れです。
サコッシュは縦型が便利ですので、縦型サコッシュの作り方を紹介します。
完成サイズは縦26cm×横23cmです。
【準備するもの】
- 家庭用ミシン
- 布(帆布がおすすめ) 28cm×25cmを2枚
- ミシン糸30番(厚地用)
- ミシン針16番(厚地用)
- ファスナー20cm
- 1.5cm幅のDカン2個
- PPテープ155cm (肩掛け紐)
- Dカンをひっかけるための布 縦5cm×横6cm 2枚
- タグ 1枚
バッグにタグを付けるのは絶対ではないですが、目印として右下に付けておくとよいでしょう。
【作り方】
- まず、表布の右下4cmのところにタグをつける
- Dカンをつけるためのフックを作る。
- 半分に折って真ん中に合わせて折り端を縫う
- Dカン用に作ったフックにDカンを通して半分に折る
- 表布にDカンフックを端から3cmのところに仮止めする
- ファスナーの端をそれぞれ三角に折って縫う
- 表布の2枚の裏面にファスナーを縫い付ける(縫い代は)7mmぐらい
- 縫い終わったら表にして一度アイロンをあててピンと張らせる
- ファスナーから2mmのところにおさえミシンをかける
- 布を中表に重ね側面を縫う
- 底面も縫い表になるようにひっくり返す
- DカンにPPテープを通して出来上がり
布は、X-PACのような防水効果があって強度のあるもの選ぶと、さらに本格的にアウトドア使用になります。
X-PACは日本の通販X-PACアウトドアマテリアルからも購入可能です。
初めはキットになっているものを利用するとよいでしょう。
お好きな生地でぜひ試作ってみてください。
まとめ
登山のサコッシュの使い方やウエストポーチとの比較などを紹介しました。
- 登山にサコッシュは必要性はある
- サコッシュが揺れるのが気になる場合ザックのベルトで固定するとよい
- サコッシュとウエストポーチのどちらがよいか迷ったら入れるもので選ぶと良い
自分が使うものを手作りするMYOG(Make Your Own Gear)もアウトドアの楽しみの一つです。
ぜひ、手作りサコッシュも試してみてください。
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