便利で美味しいレトルト食品。
非常食としてカレーやご飯など買い置きしている方も多いと思います。
でも、ふいに食べようとしたら賞味期限切れだったという経験はありませんか?
3日くらいならまだしも1ケ月以上過ぎていたら食べられるのか心配ですよね。
実は、レトルト食品の賞味期限切れは1ケ月を過ぎてしまっても大丈夫だと言われています。
それは、賞味期限は余裕をもって設定されているからです。
でも、保存環境が悪ければ賞味期限内でも腐ることもあります。
また、レトルト食品の袋はリサイクル表示の「プラ」と表示されていますので、きれいに洗って「プラスチックごみ」で出しましょう。
でも、油分や具材が洗ってもきれいにおちなければリサイクルが難しいため燃やせるごみ(可燃ごみ)として出してください。
レトルト食品の賞味期限が切れてしまって困っている方、レトルトの袋の捨て方に迷っている方のお役に立てればと思います。
最後までぜひ読んでくださいね。
賞味期限切れのレトルト食品はいつまで食べられる?
日本缶詰めびん詰めレトルト食品協会によると「賞味期限」は、食品製造後にいくつかの検査をして品質が変わらずに食べられる「可食期間」を決定してから設定されます。
賞味期限=レトルト食品の可食期間×0.8(安全係数と呼ばれるものです)
このような式をもとに賞味期限が設定されているので、品質が変わってしまうぎりぎりの年月日では設定されません。
下記を参考に、賞味期限切れでもすぐに捨ててしまわずに表示を確認してみてください。
- 製造日より半年が賞味期限の場合+36日(約1ケ月1週間過ぎても食べられる)
- 製造日より1年が賞味期限の場合+72日(約2か月半過ぎても食べられる)
- 製造日より2年が賞味期限の場合+144日(約5ヶ月過ぎても食べられる)
例えばレトルトの代表的なものといえばカレーですが、カレーの賞味期限は2年と言われています。
ですので、2年5ヶ月ぐらいでも食べられるということです。
でも、サトーのご飯の賞味期限は1年なので購入後1年2ケ月ごろまでに食べた方がよいことになります。
食品によって違うので、買い置きをチェックして把握しておくといいですね。
レトルト食品は腐る?
レトルト食品は高温加圧殺菌され、パック内は無菌状態なので腐る可能性は極めて低いと考えられます。
でも、賞味期限を超えて時間が経過すると食材や添加物、香辛料などが少しずつ変化を起こす場合があります。
また、保存場所で袋が破けたり穴が開いてしまったりするとそこから空気が入って腐ってしまうことも考えられます。
常温保存と書かれていた場合「直射日光のあたらない湿気の少ない場所」で保存するなど、製造メーカーが定める方法で保存しなければ品質を保つことはできません。
レトルト食品は腐りにくいとは言え、しっかり保存方法は確認しておきましょう。
食べる前のチェックポイント
まずは、外袋から見ていきます。
開封前にパックが異常に膨らんでいないかチェックしてください。
中身が腐っているとガスが発生し、膨張します。
温めて開けてみたら疑いが確証に変わるかもしれません。
- 臭い
- べたべたする
- 水分が減ってるもしくは増えている
- 色が変わっている
など、明らかに変化しているときは傷んでいるので破棄してください。
温めると臭いがおかしい!というのが腐ってるかどうかの一番の決め手になるかもしれませんが、カレーはよくわからないという意見もあります。
逆にご飯やおかゆはわかりやすく、黄色に変色していたら食べない方がよさそうです。
私は以前「イシイのミートボール」を買ったことをすっかり忘れて賞味期限が2週間も切れてしまったことがありました。
ミートボールは温めても変な臭いはせず、食べてみたらいつもと変わらない味で美味しくいただき、お腹をこわすこともありませんでした。
中には大幅に賞味期限が切れてしまっても、食べてみたら大丈夫だったという意見もあります。
食べる前によく観察して判断してくださいね。
賞味期限切れレトルト食品の捨て方
レトルトの袋は、アルミとプラスチックの複合素材でできているものが多いです。
袋が銀色なのでアルミは燃やせるゴミなのか燃えないゴミなのか迷う人が多いようです。
でも、実際に使われている袋の素材はプラスチックよりアルミの割合が少ないため、「プラ」と表示されています。
ですので、プラスチックごみに分別します。
おかゆやご飯など袋やトレーをきれいに洗って捨てられるものはリサイクルの対象なので「プラスチックごみ」で出しましょう。
でも、汚れているものはリサイクルゴミとしては受け入れてもらえないようです。
衣類を捨てるとき、汚れていると資源ごみではなく燃やせるごみ(可燃ごみ)で出しますよね。
レトルト食品も同じで、カレーやパスタソースなど洗ってもしっかり油分や食材が落ちないものは燃やせるごみ(可燃ごみ)で出してください。
賞味期限が大幅に過ぎてしまって未開封のときはそのまま燃やせるごみ(可燃ごみ)に出しても大丈夫です。
ただ大量に出す場合は、念のため自治体の方に確認した方がよさそうです。
ゴミの分別は地域や自治体によって全く異なりますので、一度確認してみてください。
まとめ
賞味期限の切れたレトルト食品が食べられるのか、また処分の仕方などについてお伝えしました。
今回のポイントをまとめますと
- 賞味期限はゆとりをもって設定されているので1ケ月過ぎても食べられることが多い
- 保存環境が悪ければレトルト食品も腐敗するので観察と確認が必要
- 賞味期限切れのレトルト食品の袋を捨てるときは洗ってプラスチックごみで出す
- レトルト食品の袋の中の油分や食材が洗っても落ちない場合は燃やせるごみ(可燃ごみ)で出す
レトルトは買ったときに賞味期限を把握しておきましょう!
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