しじみを食べたときに、ジャリッと砂を感じると嫌な気持ちになりますよね。
しじみの砂抜き時間の目安は、3時間から一晩と言われています。
また、しじみの砂抜きは常温なら気温が20℃ぐらいがよいとされています。
気温が高いとしじみが弱ったり腐りやすくなったりするため、夏場は冷蔵庫に入れる必要があります。
冷蔵庫に入れた場合の砂抜き時間は、3~5時間ぐらいを目安にしましょう。
一度様子をみて、塩水を替えるとしじみが弱りづらくなります。
また、冬の低温時にはしじみが砂の中で深く潜るため、夏より長く時間を取ったほうがよいとされています。
冬は気温も低く活動がゆっくりになるので、常温で5~6時間かけて砂抜きしましょう。
失敗しない砂抜きの仕方は塩分濃度を1%にした塩水を使うことです。
水の量が多すぎるとしじみが窒息するので注意が必要です。
今回は、しじみの砂抜きに必要な時間、失敗しない砂抜きの仕方を紹介します。
しじみの砂抜きをする際には、水切りバットがおすすめです。
しじみの砂抜きに必要な時間
しじみの砂抜きに必要な時間は、最低3時間ほどです。
気温によっても差があります。
- 夏は3~5時間が目安
- 冬は5~6時間が目安
しじみを食べたときに口の中で砂を感じると、砂抜き時間が足りなかったのかと思いますよね。
確かにゆっくり一晩かけて砂抜きすると砂はたくさん吐かせることができますが、一晩かけて常温で砂抜きできる気温は春先まででしょう。
一晩おいておきたい場合は、室温が高すぎるとしじみが弱ったり腐ったりしてしまうことがありますので、涼しい所に置いてください。
夏の暑い日は、常温で砂抜きしてしまうとしじみは繊細なので腐ってしまいます。
少し常温で砂を吐かせてから、冷蔵庫に入れた方がよいでしょう。
しじみの砂抜きの仕方
失敗しないしじみの砂抜きのコツは
- 水切りバットを使う
- 1%の塩水で行う
- 新聞紙などで暗くする
水切りバットを使うと網目から砂だけが下に落ちて、もう一度吐いた砂をしじみが吸うことがなくなります。
とても効率よく砂抜きすることができますよ。
水切りバットがなければ広めのザルとボウルで代用してくださいね。
しじみの砂抜き方法
- しじみを流水でこすりあわせながら洗う
- 半開きや傷が多いしじみをよける
- 1%の塩水を作る(1リットルの水に10gの塩)
- 水切りバットにしじみを並べる
- 塩水をしじみが浸るぐらいに入れる
- 新聞紙などを使って上から覆う
しじみは、河川水と海水が混合する汽水域で生息しています。
生息する場所に合わせた塩分濃度0.3%の塩水より、少し濃くした1%の塩水で活動させた方が旨味成分が増えると言われています。
真水で砂抜きも可能ですが、浸透圧の作用で旨味成分であるコハク酸が流れてしまいますのでご注意ください。
新聞紙などで覆う理由は下記の通りです。
- 暗くする方がしじみが安心して活動が活発になるため
- 砂吐きで回りに飛び散るのを避けるため
また、しじみが開かないのは死んでいるからと思われがちですが、死んでいるのではなく貝の蝶番の部分に傷がついて開かないという場合があります。
傷が多いしじみは砂吐きが弱く、半開きのまま死んでいますので調理の際に避けるようにしましょう。
ところで、3時間以上砂抜きしていたらご飯の時間に間に合わないという方!
わずか5分で出来る砂抜き方法もありますので紹介します。
5分で出来る砂抜きの仕方とは
忙しい時、すぐ食べたいときにおすすめのたった5分でできる短時間砂抜きをご紹介します。
準備するものは50℃のお湯です。
- 流水でこすり合わせて洗う
- ボウルにしじみを入れる
- 50℃のお湯を入れ5分ほどおく
しじみの口が開けばOK!
これで砂抜き完了です。
まとめ
しじみの砂抜きに必要な時間、場所、失敗しない砂抜きの方法を紹介しました。
- しじみの砂抜きに必要な時間は3時間から一晩が目安
- しじみの砂抜きは夏は3~4時間、冬は5~6時間かかる
- しじみの砂抜きの仕方は1%の塩水にしじみを浸し新聞紙などで覆う
- しじみの砂抜きを短時間でする場合は50℃のお湯で行う
しじみは、代表的な旨味成分コハク酸が含まれます。
昆布のグルタミン酸、かつおのイノシン酸と合わせると相乗効果でさらに旨味がUPするそうです。
体にいいしじみを食生活に取り入れましょう。
時間がないときは、50℃のお湯でさっと砂抜きする方法も試してみてくださいね。
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