土付きじゃがいもの保存場所って迷いますよね。
土付きのじゃがいもは、常温保存が一番向いています。
じゃがいもは、光に当たると発芽し、水気があると腐ってしまうため、光が当たらない風通しがよいところで保存するのが一番いい方法とされています。
土付きのじゃがいもは、正しく保存すると3~4カ月ぐらい日持ちします。
じゃがいもを保存する時に一緒にりんごを入れると、りんごから発生するエチレンガスが発芽を抑制すると言われています。
もし、保存していたじゃがいもの芽が出てしまっても、芽を取り除けば食べられます。
発芽部分には、有毒なソラニンが多く含まれるので、包丁の角を使ってしっかりと芽を取り除いてから調理してください。
じゃがいもの皮の緑色の部分にはソラニンが含まれるので、厚めに剥き食べないようにしましょう。
食べると苦味があるので気付くことが多いですが、もし食べてしまったら嘔吐、頭痛など食中毒の症状を起こすことがあります。
じゃがいもの天然毒素であるソラニンやチャコニンは、加熱しても減少しづらいという特徴がありますので注意が必要です。
今回は土付きじゃがいもの正しい保存方法や日持ち、芽が出てしまったときの対処法を紹介します。
土付きじゃがいもの保存方法
土付きじゃがいもは、風通しがよく日が当たらないところで保存することが大切です。
保存するときのポイントは以下の通りです。
- 表面に傷がつくので洗わない
- 光が当たらないように新聞紙で包むか上からかぶせる
- 風通しがよく湿気の少ない所に置く
- りんごを一緒に入れる
土付きじゃがいもが湿っているときは、新聞紙を敷いてじゃがいもを並べ、日陰で干して表面の土を乾かしてください。
土が沢山ついているときは、水洗いせず乾いた布でさっと払うようにしましょう。
土付きじゃがいもの日持ち
土付きじゃがいもの日持ちは、3~4カ月くらいになります。
保存中のじゃがいもは休眠状態にあるのですが、春先になって気温が20℃以上になると発芽しやすくなり腐敗の心配が出てきます。
新聞紙に包んで冷蔵庫の乾燥を防ぐようにして野菜室に入れて保存し、早めに使うようにしましょう。
冷蔵庫にそのまま入れてしまうと低温障害を起こしやすくなります。
じゃがいもの表面が乾燥して、しわしわになって味が落ちてしまうので注意しましょう。
土付きじゃがいもは芽が出たら食べられない?
じゃがいもは芽が出てしまっても、しっかり取り除けば食べられます。
芽にはソラニンという天然毒素が多く含まれるため、しっかりえぐり取ってください。
また、皮が緑色になっているじゃがいもも味が落ちていてソラニンを多く含むので、緑色の部分は切り取って食べないようにしましょう。
私は、以前掘りたての土付きのじゃがいもを頂いて、緑色のじゃがいもは新鮮だと勘違いしてしまいました。
未成熟で小ぶりなじゃがいもは、ソラニンやチャコニンといった天然毒素を多く含むそうです。
食べたらとても苦かったので、全部処分したのですが、もし沢山食べてしまったら食中毒を起こしていたかもしれません。
ソラニンやチャコニンによる食中毒の症状としては、
- 嘔吐
- 下痢
- 頭痛
などの体調不良が起こるようです。
加熱しても毒素の量はあまり減らず、毒性がやわらぐことはないようなので気を付けてください。
じゃがいもの芽が大量に出ていたり、ぶよぶよしてやわらかくなっていたら傷んでいて可食部が少ないですし、味が落ちていますので無理して食べない方がよさそうです。
じゃがいもの芽を出さない方法はある?
じゃがいもを保存するときは、芽を出さないためにりんごと一緒に保存するという方法があります。
これは、りんごから出るエチレンガスが発芽を抑制するからだそうです。
繰り返しになりますが、じゃがいもは日に当たらないようにすることが大切です。
室内の蛍光灯でも発芽しますので、保存するときは新聞紙などを使って上から覆ってくださいね。
じゃがいもの芽の取り方
じゃがいもの芽は、包丁の角をつかって深く広めにくり抜くようにしてください。
特に発芽部分にソラニンが多く含まれると言われていますので、しっかりえぐって取りましょう。
緑色に変色している部分も、緑のところがなくなるまで厚く剥いてから調理してください。
まとめ
土付きじゃがいもの保存方法や日持ち、芽が出たときの対処法をお伝えしました。
- 土付きじゃがいもの保存方法は、新聞紙にくるんで光をさけて風通しのよいところに置く
- 土付きじゃがいもの日持ちは3~4カ月くらい
- じゃがいもの芽が出ても取り除けば食べられる
- じゃがいもを保存するときはりんごを入れると発芽の抑制効果がある
- じゃがいもの芽は包丁の角を使ってしっかりくり抜く
日々の献立に重宝するじゃがいも。
正しく保存して常備しておきましょう。
コメント