ピスタチオのカビは、薄皮が一部黒くなっていたり白く斑点状になったりして、古い油の臭いがあります。
通常、ピスタチオは鮮やかな黄緑色をしています。
薄皮が茶色で実の表面が黄緑色で半分に割ると中は黄色です。
薄皮の一部がピンクや紫色のものはローストした時に熱の影響で変色したもので、腐っているわけではありません。
ピスタチオのカビの種類は、アフラトキシンという発がん性もある心配な毒カビです。
基本的には市販されているピスタチオはローストされていて、輸入時にチェックされているためカビがついていることは稀です。
でも、生ピスタチオを購入した時は注意が必要です。
生のナッツは、カビが生えることがあり傷みやすいため早めに食べ切るようにしましょう。
ピスタチオにつくカビのアフラトキシンは、毒性があり体内の蓄積量が15mgに達するとがんになる可能性が出てくるそうです。
今回は、ピスタチオのカビの色や見分け方ともし食べてしまったら毒なのかを調べました。
ピスタチオは美容にいいことで人気がありますが、カビについては知らない方が多いかもしれません。
このピスタチオの記事を読んで知っておくと安心ですよ。
ピスタチオのカビの見分け方
ピスタチオのカビは黒か白と覚えておくといいでしょう。
ピスタチオは殻に入っているので、剥くまでわかりづらいかもしれません。
ピスタチオの殻が剥いてある状態ならカビが付きづらいのでは?と思うところですが、殻には風味を保つ役割と酸化防止作用があるため、殻付きで販売されているそうです。
通常ピスタチオの薄皮は茶色で、実の外側は鮮やかな黄緑色です。
中を割ってみると黄色です。
薄皮の一部がピンク色や紫色になっているピスタチオも多く心配になりますが、ローストしたときに熱の影響で色が変わったものなのでカビではありません。
また、ピスタチオの薄皮は食物繊維が豊富に含まれるので、薄皮も一緒に食べるのがおすすめです。
ピスタチオは、ローストされて水分が飛ばされているので腐ることは少ないですが、ピスタチオの色以外で下記のような変化があったら食べない方が安全です。
- しぼんで粉がふいている
- 酸味がある
- 油臭くべたべたする
- 変な臭いがする
明らかにいつもと違うと感じたらおなかを壊すことがありますので、破棄してくださいね。
ピスタチオのカビを食べたけど大丈夫?
もし、ピスタチオのカビを食べてしまっても、少量ならアフラトキシンの影響はありません。
でも、嘔吐や下痢などの食中毒症状をおこす場合もあります。
少し様子をみても症状が続くようなら、医療機関を受診しましょう。
また、アフラトキシンは体内に15mg以上蓄積されるとがんになる可能性があると言われています。
以前、輸入品のピスタチオに発がん性物質が含まれるという問題がありましたが、今はチェックが厳しく過剰な心配はいりません。
ピスタチオは油や塩を使用せずにローストされているものも多く、ピスタチオ本来の味が楽しめるものが多く販売されています。
ピスタチオはローストされて乾燥しているため乾燥剤は入っていませんが、開封して空気に触れると徐々に湿気ってしまいます。
でも、ピスタチオに限らずナッツ類は一度に食べ切れないことが多いですよね。
残した分を正しく保存して鮮度を保って最後まで美味しく食べましょう。
ピスタチオの保存方法
ここで、ピスタチオの正しい保存を紹介します。
- 大袋に入っている場合は小さめの袋に分ける
- 長期になりそうな時は乾燥剤を入れる
- 空気を抜いてしっかりチャック付き袋で密封する
湿気を防ぐことと、酸化を防止することが鮮度を保つためにとても大切です。
ピスタチオは、湿気が少ない冷蔵庫での保存がおすすめです。
冷凍保存はピスタチオの食感が変わってしまうため避けた方がよさそうです。
まとめ
今回は、ピスタチオのカビの色の見分け方と食べたら毒なのかを調べて紹介しました。
- ピスタチオのカビは白い斑点状か黒く変色している
- ピスタチオのカビはアフラトキシンという有毒なものなので、見つけたら食べないようにする
健康と美容によいと言われるピスタチオ。
1日20粒程度が適量と言われています。
ピスタチオを剥いて色が違うと思ったら食べないようにしてください。
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