ピーナッツの薄皮は苦味があるので食べない人が多いかもしれません。
でも、ピーナッツの薄皮にはポリフェノールが沢山含まれているので皮をむいて捨ててしまうのはもったいないです。
ポリフェノールは抗酸化作用や血流改善の効果があります。
さらに、ピーナッツの薄皮にはポリフェノールの一種であるレスベラトールが含まれています。
このレスベラトールはアンチエイジング効果があると言われ、最強ポリフェノールとして今注目されています。
今回はピーナッツの薄皮に含まれる栄養とその効能、薄皮の簡単なむき方などを紹介します。
最後まで読んだら、「もう薄皮なしのピーナッツなんてありえない」となること間違いなし!
ピーナッツの薄皮にはどんな栄養があるの?
ピーナッツを食べているときに薄皮が口に入って苦味を感じたことはありませんか?
この苦味は、ポリフェノールからきています。
ポリフェノールは、植物自身が紫外線から自身の身を守るために作り出した成分です。
その種類は5千種類以上と言われ、私たち人間は食べたり飲んだりすることでその効能を得ることができます。
身近なものでいうと、
- 緑茶のカテキン
- 大豆のサポニン
- ブルーベリーのアントシアニン
- コーヒーのクロロゲン酸
これらもポリフェノールです。
実は、食生活の中でポリフェノールは摂取できていたりします。
でも、ピーナッツの薄皮には他のポリフェノールより強い抗酸化作用があると言われる、レスベラトールが含まれています。
今、注目されていてまだ研究が続いているそうです。
具体的にどんな効能があるのか見ていきましょう。
ピーナッツの薄皮を食べるとどんな効果がある?
薄皮に含まれるレスベラトール
薄皮に含まれるレスベラトールの効能について挙げますと
- 活性酸素を消去する抗酸化作用がある
- 血行を促進し血流をよくする
- 紫外線を浴びて低下したお肌の弾力を改善する
- 生活習慣病を予防する効果がある
- がん細胞の増殖を阻害するはたらきがある
- 血糖をコントロールし糖尿病を防ぐ
- 認知症の原因になるアミロイドβを排除し予防する
- 免疫力が上がり花粉症に効果が期待できる
参考文献:「ハーバード大の研究でわかったビーナッツで長生き」
レスベラトールには長寿遺伝子と呼ばれるサーチュイン遺伝子を活性化させる働きがあるとも言われています。
このように様々な効果が期待されていてまだまだ研究が続けられています。
では、ピーナッツの一日の適量はどのくらいなのでしょう。
ピーナッツは1日にどのくらい食べたらいい?
脂質が多く含まれ、太る・ニキビができる、といったイメージがあるピーナッツですが、それは誤解です。
ピーナッツは低糖質で良質な油脂がたくさん含まれています。
ピーナッツの栄養素を参考までにまとめてみました。
<いりピーナッツ10個分の栄養成分>
エネルギー 105kcal タンパク質 4.8g 脂質 8.9g 炭水化物(糖質) 2.2g 炭水化物(食物繊維) 1.3g 食塩相当量 0g <参考>主婦の友社 最新早わかりインデックス 食材&料理カロリーブック 七訂 食品成分表対応
脂質が多く含まれていますが、この脂質には不飽和脂肪酸のオレイン酸やリノール酸が含まれています。
不飽和脂肪酸にはコレステロールや中性脂肪を抑え、動脈硬化の予防に効果があると言われています。
ピーナッツは気づいたら沢山食べてしまうこともあるかもしれませんが、1日の適量は10~20粒です。
多くても30粒までにしましょう。
たくさん食べても体内に蓄積されず排泄されてしまうため、毎日少しずつ摂るのがおすすめですよ。
ポリフェノールの抗酸化作用は、食後30分ぐらいから体内で働き始めるそうです。
「うす皮付きピーナッツ」という名称で販売されているものは、実際に食べてみると皮が薄く柔らかいので皮の食感は気にならなかったです。
イオンの「トップバリュ」シリーズから、薄皮付きでローストされたピーナッツが2種類販売されています。
食塩、植物油不使用のものと軽い塩味が付いたものがどちらも135g入りで、税込198円で売っていました。※2021年8月現在
個人的には、軽く塩味が付いているものの方が食べやすかったです。
間食をピーナッツに置き換えてみるのもいいかもしれません。
ピーナッツの注意点
健康に良いと言われるピーナッツですが、アレルギーのある方は避けなければいけません。
ピーナッツアレルギーは反応が強く出る傾向にあります。
たった一粒でもアナフィラキーショックのような重篤な状態になってしまう方もいるようです。
ピーナッツは菓子パンやドレッシングなどに、風味付けとして使われていることが多く、食べる前には必ず原材料をチェックすることが大切です。
ピーナッツの薄皮の簡単なむき方
やっぱり薄皮は苦手、薄皮を飲み込む時の違和感が気になるときにやってみてください。
- 手を少しぬらしてからむく。軽く湿らせると皮がはがしやすくなる
- ビニール袋に入れて、ビニール越しに手ですり合わすと一気に沢山むける
- ピーナツを一晩水につけておく(薄皮がむきやすくなっている)
まとめ
ピーナッツの薄皮に含まれる栄養や効能、薄皮の簡単なむき方などを紹介しました。
- ピーナッツは薄皮付きのまま食べると栄養満点!
- ピーナッツの薄皮には今注目のレスベラトールが含まれる
- レスベラトールは血流改善、生活習慣病の予防、認知症予防などが期待される
- 一日の適量は10~20粒
- ピーナッツの薄皮はビニール袋に入れて手ですり合わすと一気にむける
これからは健康のためにピーナッツを取り入れてください。
毎日少しずつがポイントですよ。
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