オリーブオイルは、賞味期限が切れて3年ほど過ぎていても保存状態がよければ使える場合があります。
ただ、賞味期限切れのオリーブオイルは風味が落ちていることがありますので、炒め物など火を通すことが望ましいです。
傷んでしまったオリーブオイルは
- ペンキのような臭い
- 色が異常に濃い
- 粘り気がある
などの状態になっています。
傷んだ油は体調を壊すことがありますので、メイク落としなどに使うとよいでしょう。
今回は、未開封の賞味期限切れのオリーブオイルは使えるのか、料理以外の使い道や捨て方などを紹介します。
賞味期限切れのオリーブオイルは食べられる?
オリーブオイルを瓶に詰めた後、賞味期限は1年~1年半ぐらいとされています。
賞味期限というのは「美味しく食べることができます」という期間です。
オリーブオイルとしての風味や香りを楽しむなら賞味期限以内に使い切るのが一番理想的です。
しかし、元々オリーブオイルはオレイン酸が主な成分で油の中でも酸化しにくい特徴があると言われていますので、比較的品質を保持できる油脂とされています。
ですので、保存状態がよければ賞味期限から3年~5年経っていても使用できることがあるようです。
ただ、生ではなく、火を通す調理法で食べるのが望ましいです。
賞味期限切れのオリーブオイルを開けた時に
- ペンキのような臭い
- 色が異常に濃い
- 粘り気がある
など気になる状態になっていたら酸化や傷みが進んでいると考えられますので、食べない方が安心です。
特に日光があたる場所に保存していたオリーブオイルは品質が劣化していることがありますので、使う前にお皿に出して、異常がないか確認しましょう。
開封後のオリーブオイルの賞味期限
では、開封後のオリーブオイルの賞味期限はいつまでなのでしょうか?
開封後のオリーブオイルの賞味期限は約2か月とされています。
オリーブオイルは酸化しづらいと言われていても、使った後しっかりふたをして冷暗所で保存した方が新鮮さを保つことができます。
それでも、時間の経過で香りや風味といったオリーブオイルの特徴とされている部分は劣化していきます。
なので、オリーブオイルのあの風味が好きという方やドレッシングに使いたい方は開封後2か月以内に使い切ることをおすすめします。
日持ちをよくするために容器の注ぎ口やキャップなどを軽くキッチンペーパーで拭き取っておくとよいですよ。
賞味期限切れオリーブオイルの活用法
賞味期限切れのオリーブオイルの使い道としては、やはり火を通す食べ方がおすすめです。
大量消費するには揚げ物に使うのが早いですよ。
また、女性の方であればメイク落としに使うクレンジングオイルとしても使えます。
オリーブオイルの成分は人間の皮脂の成分とよく似ていて、保湿効果もあると言われています。
ただ、市販されている美容用オリーブオイルは肌に負担がかからないように加工されているものが多いです。
いきなり顔に塗るのではなく、パッチテストを行ってから使用することをおすすめします。
その他、オリーブオイルでキャンドル作りもできるそうですよ!
オリーブオイルの捨て方は?
賞味期限が切れたオリーブオイルが劣化が進み使えなくなってしまった場合は、残念ながら捨てなくてはいけません。
オリーブオイルを捨てる方法は、市販の凝固剤などを使って固めてから燃えるゴミで捨てるのが一番良い方法とされています。
もし油用凝固剤のストックが家になかった!という場合は牛乳パックに新聞紙を入れてその中に捨てる油を染み込ませる方法もあります。
その際、油が染み出さないようにポリ袋に入れて封をしてから捨てるようにすると良いですね。
牛乳パックが、手元になければポリ袋に新聞紙を入れてその中に油を染み込ませて封をして捨てても大丈夫です。
ただし、油が漏れ出さないように注意しましょう。
まとめ
今回は、未開封の賞味期限切れしたオリーブオイルは使えるのか、料理以外の使い道や捨て方などを紹介しました。
- 未開封のオリーブオイルは保存状態により賞味期限から3年~5年は使用可能
- 開封後のオリーブオイルの賞味期限は約2か月
- 賞味期限切れのオリーブオイルはなるべく火を通して使う
- 食用以外でも化粧のクレンジングオイルとして使用可能
賞味期限切れ後の使用可能年数はあくまでも目安ですので、使用する際はよく観察しましょう。
それでも使用する場合は自己責任になりますので、よく確かめて使うようにしてくださいね。
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