いきなりですが、毎回ほうれん草を買ってきて調理する度に思うのです。
皆さん、ほうれん草のアク抜きってやってますか?
私は幼いころ、母親から「ほうれん草は一度茹でてからアクを抜いて食べるものだ」と教えられ、「そーなんだ」と今まで疑問も持たずに茹でてから使用していました。
純粋でした、あの頃は。
だがしかし、大人になるにつれて疑問が・・・。
ほうれん草のアク抜きって必ず必要なのでしょうか?
ほうれん草のアク抜きをしなかった場合、何か体に害があったりするのでしょうか?
今回はほうれん草のアク抜きは必要なのか、ほうれん草のアク抜きをしなかった場合、体に害があるのかどうか、この2点を調べてみたいと思います。
ほうれん草のアク抜きは必要?
結論から言いますと、ほうれん草のアク抜きは行った方が良いでしょう。
ほうれん草から出るアクの正体、それは「シュウ酸」という成分です。
シュウ酸とは何かと調べてみたところ、植物由来の成分で、植物がカルシウムを含むミネラル分を土の中から吸い上げ吸収する役割を果たしてくれるそう。
植物にとっては成長する上で必要不可欠な成分なのでしょうが、人間にも必要なのかと言われれば話は別です。
このシュウ酸、人の体内に入るとカルシウムと結び付き結石を作る原因となってしまったり、カルシウムの吸収量が減ってしまうのだそうです。
なんてこったパンナコッタ・・・
せっかく栄養豊富なはずのほうれん草を食べても、アク抜きをしっかりしていないがために体にとって悪影響を及ぼす場合もあるだなんて、イヤですよね!
しかし、ほうれん草のアク抜き作業は、ほうれん草から出るシュウ酸すべてを取り除けるというわけではありません。
ですが、カルシウムの入ったものと一緒に食べる事で体内に吸収されず便として排泄されるそうです。
少しでも体内に取り入れるの事を防ぐためにも、やはりしっかりアク抜きをした方が良いですね。
あ、あとアクはほうれん草からでるエグさの原因にもなるため、アク抜き作業は美味しく食べるためでもありますね!
どうせなら美味しく食べたいですものね。
ほうれん草のアク抜き方法
では次に、ほうれん草のアク抜き方法について調べていきましょう!
簡単な方法2パターンをご紹介していきますね。
電子レンジでのアク抜き
これが一番簡単かなと思います。
なんたってスイッチ一つでアク抜きできますのでね。
ナマケモノの私でも大丈夫ですね。
ほうれん草を水でよく洗ってからラップで包み、600Wの電子レンジで
1分30秒~2分ほど加熱します。
チンし終わったらラップから取り出し冷水にさらして、水気を切ればOKです。
簡単ですね!
この最後の冷水でさらす作業により、シュウ酸を除去できるので忘れずに行うようにしましょうね。
長時間冷水でさらしてしまうと、シュウ酸とともにビタミンCも抜け出してしまいますので、サッとで大丈夫です。
お湯で茹でてアク抜き
次はお鍋にお湯を沸かして、茹でてアクを抜く方法です。
これも簡単ですので大丈夫。
ポイントはお湯を沸かす際に塩、もしくは砂糖を少量入れる事です。
塩や砂糖を入れておくと、茹でている際にシュウ酸がほうれん草の外に吐き出されやすくなります。
塩や砂糖は沢山入れると「ファッ!?」となってしまいますので、あくまで少量で大丈夫ですよ。
少量であればほうれん草の味は変わりませんので安心してください。
そして茎の方から茹でると、ほうれん草の葉の部分を茹ですぎた!ヘニャヘニャだ!という事にならず、バランスよく茹でることができます。
茎のほうを入れてから20~30秒ほど後に葉の部分を入れると良いかと思います。
そしてこちらも茹で上がったらシュウ酸を飛ばすために、必ず冷水にさらしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
ほうれん草のアク抜きは、結石などの原因となるシュウ酸を取り除くために大切な作業だったんですね。
ほうれん草を食べる際は、シュウ酸を除去するためにもカルシウム豊富な食べ物と一緒に食べるのがいいかなと私は思います。
また、アク抜きの方法も電子レンジやお湯で茹でるだけで簡単にできます。
ほうれん草のエグミを取り除き美味しく食べられると思いますので、ぜひ上記の方法でアク抜きをするようにしてみてくださいね。
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