ほうれん草のアク抜きは行った方が良いです。
ほうれん草のアク抜きをしないことの影響として、
- 結石の原因になる
- カルシュウムの吸収量が減る
- 食感や味が悪くなる
などが挙げられます。
ほうれん草のアク抜きは必要なのか、ほうれん草のアク抜きをしなかった場合、体にどんな害があるのか気になる方は続きを読んでみてください。
ほうれん草のアク抜きが面倒な方は、冷凍ほうれん草がおすすめです。
ほうれん草のアク抜きは必要?
結論から言いますと、ほうれん草のアク抜きは行った方が良いでしょう。
ほうれん草から出るアクの正体、それは「シュウ酸」という成分です。
シュウ酸とは何かと調べてみたところ、植物由来の成分で、植物がカルシウムを含むミネラル分を土の中から吸い上げ吸収する役割を果たしてくれるそう。
植物にとっては成長する上で必要不可欠な成分なのでしょうが、人間にも必要なのかと言われれば話は別です。
このシュウ酸、人の体内に入るとカルシウムと結び付き結石を作る原因となってしまったり、カルシウムの吸収量が減ってしまうのだそうです。
せっかく栄養豊富なはずのほうれん草を食べても、アク抜きをしっかりしていないがために体にとって悪影響を及ぼす場合もあるだなんて、イヤですよね!
しかし、ほうれん草のアク抜き作業は、ほうれん草から出るシュウ酸すべてを取り除けるというわけではありません。
ですが、カルシウムの入ったものと一緒に食べる事で体内に吸収されず便として排泄されるそうです。
少しでも体内に取り入れるの事を防ぐためにも、やはりしっかりアク抜きをした方が良いですね。
あ、あとアクはほうれん草からでるエグさの原因にもなるため、アク抜き作業は美味しく食べるためでもありますね!
どうせなら美味しく食べたいですものね。
ほうれん草のアク抜きの時間
ほうれん草のアク抜きは鍋で茹でるのが最も一般的な方法ですが、茹で時間はどれくらいがいいのか気になりますよね。
ほうれん草のアクを抜くためには、約1分ほどで十分とされています。
やり方は、
- 茎のほうから20秒~30秒ほどお湯に浸す
- そのあと葉の方も鍋に入れて30秒ほど茹でる
- 鍋から取り出しシュウ酸を飛ばすために冷水にさらす
ポイントはお湯を沸かす際に塩、もしくは砂糖を少量入れる事です。
塩や砂糖を入れておくと、茹でている際にシュウ酸がほうれん草の外に吐き出されやすくなります。
塩や砂糖はあくまで少量で大丈夫です。
少量であればほうれん草の味は変わりませんので安心してください。
そして茎の方から茹でると、ほうれん草の葉の部分を茹ですぎた!ヘニャヘニャだ!という事にならず、バランスよく茹でることができます。
電子レンジでのアク抜き方法
電子レンジでもほうれん草のアク抜きができるのでその方法をご紹介します。
- ほうれん草を水でよく洗ってからラップで包む
- 600Wの電子レンジで1分30秒~2分ほど加熱
- チンし終わったらラップから取り出し冷水にさらす
あとは水気を切ればOKです。
とても簡単ですね!
この最後の冷水でさらす作業により、シュウ酸を除去できるので忘れずに行うようにしましょうね。
長時間冷水でさらしてしまうと、シュウ酸とともにビタミンCも抜け出してしまいますので、サッとで大丈夫です。
まとめ
いかがでしたか?
- ほうれん草のアク抜きは結石などの原因となるシュウ酸を取り除くため
- ほうれん草を食べる際はシュウ酸を除去するためにもカルシウム豊富な食べ物と一緒に食べるのがおすすめ
- ほうれん草のアク抜きは1分ほどさっと茹でるだけ
- 電子レンジでのアク抜きも可
ほうれん草のエグミを取り除き美味しく食べられると思いますので、ぜひ上記の方法でアク抜きをするようにしてみてくださいね。
コメント