おでんはたくさん具材を入れて作り置きした方が、色んな具から出汁がでてより美味しいですよね。
だから、ついつい多めに作ってしまい一度に食べきれないことも。
そんな時、冬だから暑くないし日持ちするだろう…と鍋のまま常温で保存していませんか?
おでんを作り置きする際は食中毒に注意しなくてはなりません。
なのでおでんは何日くらい日持ちするのか把握しておきましょう。
- おでん冷蔵庫での日持ちは2日~3日
- 冷凍では3~4週間ほど保存可能
- おでんを常温で保存する場合は1日が限度
今回は、作り置きや作り過ぎて余ったおでんがどれくらい日持ちするのか調べてみました。
また、常温や冷蔵での保存方法も紹介しているので、おでんを美味しく長持ちさせる方法をぜひチェックしてみてください。
おでん冷蔵での日持ち
おでんを冷蔵庫に入れた場合の日持ちの目安は、2日~3日程度です。
意外に短くてびっくりされた方も多いのでは?
作ったら翌日には食べ切るのがベストです。
冷蔵での保存方法
おでんを冷蔵庫で保存する場合ですが、鍋ごと冷蔵庫に入れるという方法があります。
そのこと自体に問題はないようですが、かなり場所を取るのでかなり大きな冷蔵庫をお使いの家庭以外ではあまりおすすめできません。
また、鍋だと密封されないので具材が空気に触れるため、冷蔵庫内の衛生環境によっては傷む一因になってしまいます。
なので、おでんを冷蔵庫で保存する場合は、一度タッパーなどの密封容器に移し替えるのが一般的かと思われます。
その際、おでんが熱いまま冷蔵庫に入れてしまうと庫内の温度が上がり、他の食材に影響を与えてしまうので、しっかりと冷ましてから冷蔵庫に入れるようにしましょう。
また、冷蔵庫に入れて翌日ぐらいに食べきってしまう場合は具と汁を一緒の容器に入れてしまってもいいかもしれませんが、数日保存する場合は具と汁を分けて保存した方がいいでしょう。
そうすることで、味が濃くなりすぎたり具が柔らかくなりすぎるのを避けることができます。
1日1回火を通す
冷蔵庫に入れておけば日持ちしますが、ひと手間かけるだけで日持ちが延びて食中毒対策にもなります。
そのひと手間とは、1日1回は火を通すことです。
火にかけることにより殺菌効果が期待できます。
出汁が煮詰まってしまわないように注意しつつ、必要に応じて出汁を足しながら毎日1回は火を通しましょう。
手間がかかりますが、おでんを長持ちさせ安全に食べるには必須の作業です。
それが面倒な場合は、出来るだけ早く食べ切るように心がけましょう。
おでん冷凍での日持ち
おでんは冷凍することが可能で、3~4週間の保存が可能です。
冷蔵に比べるとかなり長期間の保存できますが、保存方法にいくつか注意する点があるのでご紹介します。
冷凍での保存方法
おでんを冷凍で保存する際、具材への味の染み込み過ぎを防ぐため出汁と具を分けましょう。
冷蔵保存の時と同じように、タッパーなどの密封容器に具と汁をそれぞれ詰めて冷凍庫に入れます。
その際、しっかりと冷ましてから冷凍庫に入れないと庫内の温度が上がってしまうので注意しましょう。
また、大量に冷凍する場合は、食べ切れる分だけ小分けにして冷凍しておくと、解凍するとき楽ですよ。
解凍方法は、電子レンジや冷蔵庫での自然解凍などがありますが、鍋に移して火にかけるほうがまんべんなく温まるのでおすすめです。
冷凍に向かないおでんの具材
おでんは冷凍することができるのですが、一部の具材は冷凍すると品質が落ちてしまいます。
- じゃがいも
- 大根(野菜類全般)
- 玉子
- こんにゃく
以上のような水分を多く含む具材は冷凍には不向きです。
具材の中の水分が冷凍することにより変化してしまい、食感が悪くなります。
このような具は冷凍しないか、冷蔵庫で保存しましょう。
逆に冷凍向けの具材もあります。
- 練り物
- がんもどき
- 厚揚げ
- 牛すじ
- 手羽先
練り物や肉類は、冷凍しても食感や味にあまり影響はないようです。
逆に、時間をおくことにより、出来立てより味が出て更に美味しくなったという声もあります。
おでん常温での日持ち
常温でのおでんの保存期間は1日が限度です。
常温保存するならばその日のうちに食べ切りましょう。
冬場であれば毎日火を通せば2日~3日は常温でも保存できるという声もあります。
ただし、夏場の常温保存はすぐに傷んでしまうので絶対にやめましょう。
おでんの中にいる腐敗菌は25度前後で急速に増殖するので食中毒に要注意です。
また直接、日光の当たらないところで保存すること、なるべく室内の気温の低い場所で保存するようにしましょう。
ですが、できるならその日食べ切る分以外は、冷蔵または冷凍したほうがよいかと思います。
まとめ
おでんの保存日持ちと保存方法についてご紹介しました。
- 冷蔵での日持ち、2日~3日
- 冷凍での日持ち、3~4週間
- 常温での日持ち、1日
- 具と汁を分けて密封容器に詰める
作り立てより、味が染み込んだ方が美味しいおでん。
美味しくいただくには正しい保存方法をマスターすることが欠かせませんね。
寒い季節の食べ物とはいえ、食中毒には十分にお気をつけください。
野菜もたっぷりとれて、汁物代わりにもなるおでん。
美味しいおでんで、あったかい冬が過ごせますように。
身体の芯から温まって、寒い冬を乗り切りましょう!
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