日本の食卓に欠かせないお米。
毎日炊飯器でお米を炊いている方も多いかと思いますが。
時に、何だか硬い!食べてみたらご飯に芯が残っている…なんて経験ありませんか?
炊飯器で炊いたお米に芯が残るのは、主に次のような原因が考えられます。
- 米の計量ミス
- 硬水で炊いた
- 洗米が不十分
- 炊飯器の設定ミス
- ほぐし足りない
- 炊飯器の劣化
- 米の劣化
- 水の浸透不足
お米が固く炊きあがってしまうのにはたくさん原因があります。
ひとつずつその原因と対策を見ていきましょう。
もし炊飯器でお米をうまく炊けないときは、電子レンジ専用の炊飯器で炊くこともできるので、気になる方はチェックしてみてください!
米に芯が残る原因は?
実はご飯に芯が残る原因はいくつかあるんです。
原因として多い順にまとめてみました。
お米の計量ミス
米1合=180ccなので、計量カップの場合はすりきり一杯で一合分となります。
計量カップがない場合、一合の重さは約150gなので、キッチンスケールで測る方法も良いでしょう。
また、計量スプーンの大さじ12杯(1杯=15cc)でも180ccを測ることができます。
ここは正確に計量することが重要です。
硬水で炊く
使用している水が海外のミネラルウォーターなどの硬水の場合は、硬く炊けてしまうことがあります。
日本の水などの軟水を使用しましょう。
また、水量を確認するときは、必ず平らな場所にお釜を置くことが重要です。
洗米が不十分
お米に付いているヌカなどをしっかり落とすように洗米しましょう。
炊飯器の設定ミス
炊飯器の機能により異なりますが、少量モードやかためモードになど適切でない設定にしてしまっている可能性があります。
前回使用したままのモードになっていることもあるので、炊飯する前に確認しましょう。
ほぐし足りない
炊飯直後はほぐしましょう。
特に早炊きの場合は蒸らし時間が足りないことが考えられます。
炊飯器の劣化
商品・使用頻度などによって異なりますが、炊飯器は一般的に6~10年が寿命のようです。
ちなみに内釜は3~5年、外釜は6~10年と言われているようです。
私自身も7年近く使用していた炊飯器がありましたが、ある日突然、ご飯が硬く炊けるようになってしまいました。
試行錯誤した結果、お米の量より1合分多い水量(2合なら水量は3合のライン)で丁度良く炊けることを発見し、しばらくそのまま使用していましたが、間違えやすいこともあり、買い替えました。
お米の種類
ご飯に芯が残っていると感じた時、そーいえば、新米を使った、いつもと違う種類のお米を買ってみた、なんてことはないでしょうか?
意外と無意識にお米を変えている場合があります。
例えば、ミルキークイーンやコシヒカリはもっちりとしてやわわかい、ななつぼしやまっしぐらは硬めであっさりしているなどの品種による違いがあります。
また、日本は全国各地でお米を作っています。
様々な気候・環境下で作られているため、同じ品種でも、それぞれの水分量や吸水量などにも多少違いがあると言えるでしょう。
新米にした場合やお米の種類を変えた場合、まずは正確な計量・水量で炊飯し、そこから水量を微調整(水位を1mmずつ変えるなど)して、お好みの炊き方を見つけることをおススメします。
ちなみに、我が家で食べているお米は、お釜の水位ラインより2mm程高い水量がベストです。
お米の保管期間
お米は保管期間が長くなるにつれ、乾燥して水分量が減り、硬く炊けることがあります。古米を炊く場合は、お米の種類を変えた場合と同様に水量を増やすなどして対応しましょう。
浸水
上述のお米の種類と保管期間に関連しますが、お米自体の水分量が少ない場合は浸水してお米に十分に水を吸わせることも大切です。
浸水時間の目安は、夏場なら20分、冬場は1時間~1時間半、春や秋は45分くらいです。
補足
炊き込みご飯の場合は、浸水して十分にお米に水分を吸わせてから調味液や具材を入れましょう。
調味液などの塩分と水分には浸透圧に差があり、先に塩分がお米に吸収されてしまうことで水分が吸水されなくなってしまうので、硬く炊けてしまうのです。
ご飯に芯がある時の対処法
炊いたご飯を食べてみたら、芯が残っている。
しかも、こんな時に限って多めに炊いてしまった!…結構ショックですよね。
でも、安心してください。
おススメの対処法をご紹介します。
お粥・雑炊・リゾットにする
確実に芯がないご飯を食べることができます。
水を加えて煮るため、仕上がり量が増えて節約になるという利点もあります。
飽きてしまいそうな場合は、冷凍保存しておく方法も良いでしょう。
チャーハン・ピラフなどにアレンジする
水分量が少ないため調理しやすく、パラパラな仕上がりになります。
電子レンジで加熱する
約一膳分のご飯に、少量の水を加えて電子レンジで加熱することで復活します。
炊飯器で再加熱する
やや難易度が高くなりますが、日本酒または水を少量加えて再加熱することで復活します。
ただし、どの程度芯が残っているかで加える水分量が変わるので、日本酒や水を加え過ぎるとベチャベチャになる可能性があります。
まとめ
ご飯に芯が残る原因と対処法をまとめてきましたが、様々なものがありましたね。
まずは水位を1mmずつ調整して炊いてみることから始めてみましょう。
万が一、硬く炊けてしまった場合は、上述のアレンジ等の対処法を試してみてください。
ご飯に芯が残ってしまった時、ショックとなぜ?という気持ちになってしまいますが、失敗と捉えず、対処法を実践して対応していきましょう。
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