長芋は土付きの状態で保存すると長持ちさせることができます。
長芋を購入したときに、おがくずが一緒に箱に入っていたらそのまま保存しましょう。
おがくずがなければ新聞紙で包めば、同じように長芋を適度な湿度に保つことができます。
また、土の中に長芋を埋めて屋外で保存するという方法もあります。
土付きの長芋の日持ちは1ヶ月ぐらいが目安です。
土付きの長芋を洗う方法は、たわしでこすったり、長芋同士をこすり合わせたりして土とおがくずを落とし、ひげ根は包丁の背を使って取るようにします。
もし、長芋の保存中にカビが発生してしまったらその長芋は廃棄してください。
切り口によくあるような赤っぽい変色はカビではないのですが、白い綿のようなカビや緑や黒のカビは食べられないです。
それでは、土付き長芋の保存方法と洗い方、カビの見分け方をもう少し詳しく紹介します。
土付き長芋の保存方法
土付きの長芋を長持ちさせるには乾燥を防ぐことがポイントになります。
保存場所は、気温が15℃以上にならないところを選ぶようにしましょう。
土付き長芋の保存方法は、
- 段ボールに新聞紙を敷いて長芋を並べ上から新聞紙をかけてふたをしておく
- プランターに少し土を入れて長芋を横にして並べ土をかけて外に置く
土を残す理由としては、土が育っていた環境に近い湿気が適度に保つからです。
また、おがくずに入っている長芋を見ることがありますが、おがくずは、収穫後運ぶ際の破損防止と長芋が呼吸できるようにするためです。
土付きの長芋は、乾燥を防いで涼しい所で保存すると約2週間~1ヶ月日持ちします。
涼しい所がない場合は、お好みの大きさに切って切り口が乾燥してから新聞紙に包んで冷蔵庫で保存します。
また、土やおがくずがついている状態でも長芋が切ってある場合は日持ち期間は短くなり、約1週間が目安になります。
切った長芋は、ラップで包んで冷蔵庫で保存しても大丈夫です。
できるだけ早めに食べるようにしましょう。
土付き長芋の洗い方
長芋は、流水で洗ってもなかなかきれいに落ちないですよね。
長芋同士をこすり合わせたりたわしを使ったりして土を落としていきましょう。
ひげ根が多いと粘りが多く美味しい長芋とされていますが、ひげ根には土が残りやすくしっかり洗う必要があります。
ひげ根の簡単な落とし方は
- 包丁の背でこすって落とす
- ピーラーでむいて落とす
- コンロの火であぶって焦げた部分を濡らしたフキンでぬぐい取る
ひげ根だけあぶって取って、長芋を皮ごとおろして食べる方もいるようです。
もし、長芋を触ってかゆくなってしまったら酢やレモンをかけると和らぎます。
長芋を生食する際も切ってから酢水につけると、口がかゆくなるの防ぐことができますよ。
土付き長芋のカビの見分け方
長芋は水分が多く、保存中にカビてしまうことがありますが、保存中にたまに結露していないかチェックしたり新聞紙を交換したりするとカビを予防できます。
長芋のカビが発生すると白色の綿のようなものが付いていたり、緑や黒っぽい斑点が見えるようになります。
カビのある長芋を食べてしまうと体調に変化を起こす場合がありますので、カビが発生したら念のため、一本まるごとあきらめた方がよさそうです。
ちなみに赤っぽく変色したのは、「褐変」という現象で長芋に含まれるポリフェノールが空気に触れて変色したものでカビではありません。
長芋はカビ菌以外にも傷んでくると水分が出てべちゃっとしてくるので、見た目ですぐにわかります。
カビでなければ傷んでいるところを切り取れば食べられますよ。
まとめ
今回は、土付き長芋の保存方法と洗い方、カビの見分け方を紹介しました。
- 土付き長芋の保存方法は土は落とさず15℃以下の涼しい所で乾燥を防いで保存する
- 長芋を購入時におがくずがあれば一緒に保存し、なければ新聞紙で包む
- 土付き長芋の洗い方は、たわしを使ったり長芋同士をこすり合わせたりする
- 長芋のひげ根は土がたまりやすいので包丁の背などで落とす
- 長芋のカビで食べられないのは、白、緑、黒のカビで赤っぽい変色は褐変によるもの
- カビが発生した長芋は食べない方がよい
長芋は傷がないものを選んで新聞紙に包んで少しでも長持ちさせましょう。
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