冷凍のアジフライは、揚げるだけになっているので便利ですよね。
でも、揚げるのにちょっとしたコツがあるのを知っていますか。
冷凍のアジフライは170~180℃の揚げ油で、5~7分ほど揚げます。
でも、いきなり熱い油の中に入れると油はねして危険です。
冷凍のアジフライは、油が冷たいうちに鍋に入れるのがコツです。
冷凍アジフライは、油で揚げる以外に2つの調理法があります。
冷凍アジフライをレンジで解凍してから、表面に油をかけてオーブントースターで15分ぐらい焼くという方法と、フライパンで揚げ焼きする方法があります。
調理中の温度が低いと、アジから水分が出て生臭くなるので注意が必要です。
生臭いときの対処法としては、レンジで1分ほど温めるという方法がありますが、気になる場合はアジフライを甘辛味で煮るのもおすすめです。
生焼けのアジフライは、食べない方が安心です。
もし、食後腹痛や嘔吐などの症状があったら、腸炎ビブリオという食中毒の可能性があります。
症状が続く場合は医療機関を受診しましょう。
手作りのアジフライを冷凍保存するときは、パン粉までつけてから一つずつラップで包んでジップ付きの袋に入れ空気を抜いて密封します。
アジフライは揚げてからも冷凍保存可能です。
冷凍したアジフライの賞味期限は、2週間から1か月です。
冷凍したアジフライは解凍せずに調理しましょう。
解凍すると水分が出て生臭くなる可能性があります。
今回は、アジフライの揚げ時間や温度、揚げる以外の調理法、生焼けで起こる食中毒についても紹介しています。
冷凍アジフライの揚げ時間や温度
冷凍アジフライの揚げ時間は約5~7分です。
揚げ油の温度は、170~180℃が目安です。
でも、いきなり170℃の油の中にアジフライを入れてしまうと表面についた水分で油がはねることがあります。
やけどの原因にもなりますので、油の温度が低いうちにアジフライを入れましょう。
油はねを防ぐ冷凍アジフライの揚げ方は
- アジフライを重ならないように入れる
- 火をつけ170℃まで温度を上げていく
- 片側がきつね色になったらひっくり返す
- 一旦取り出し、揚げ油を180℃にして30秒くらい両面を焼き表面に焼き色がついたら取り出す
冷たい油に重ならないように、皮を上にして入れるといいですよ。
アジフライは先に皮の方を上にして、身の方を下にすると反らずに揚げることができます。
アジフライがサクサクに揚がるととても美味しいのですが、気になるのは油のカロリーですよね。
そこで、油の量を少なめにした調理法を紹介します。
冷凍アジフライ揚げる以外の調理方法
冷凍アジフライは、油を全く使わないと美味しく仕上げるのが難しいのですが、油を使用する量をできるだけ抑え、オーブントースター、レンジ、フライパンで調理することも可能です。
順番にみていきましょう。
オーブントースター・レンジ
まず、オーブントースターでは1000Wで10~15分ぐらいの時間がかかります。
冷凍アジフライのオーブントースターでの調理のしかたは
- 天板にアジフライを並べ表面に油をぬる
- 5分くらいたったらひっくり返す
- もう5分ほど加熱し表面が焦げそうだったらアルミホイルで覆う
凍ったアジフライをオーブントースターに入れる前に電子レンジに1分ほどかけ解凍してから入れると時間短縮になり、中まで熱が伝わって生焼けを防ぐことができます。
電子レンジのみでは、アジが固くパサパサになってしまいますし、オーブントースターだけだと中まで火が通るのに時間がかかります。
電子レンジで解凍してから、表面をオーブントースターで焼くのがおすすめです。
また、もう一つオーブントースターでアジフライを調理する画期的な方法があります。
これは、テレビ番組「家事ヤロウ」で紹介していたものです。
- オーブントースターの天板にアルミホイルを敷く
- アジフライの両面にスプーンでマヨネーズをぬる
- オーブントースター(1000w)で15分ほど焼く
マヨネーズの効果でコクが出て美味しくなります。
マヨネーズ好きな人はぜひ試してください。
フライパン
フライパンを使った、揚げ焼きという調理法をご紹介します。
焼き時間は10分ほどかかります。
- フライパンにアジフライを並べる
- アジフライに油をかけ浸るぐらい入れる
- 火を中火にして揚げ焼きしていく
- 焼き色がついたらひっくり返す
- 最後に強火にして1分ほど両面がカリッとなるまで焼く
フライパンで揚げ焼きすると油が少なくて済みますし、簡単で美味しくできるので一番おすすめの方法です。
冷凍アジフライが生臭い原因と対処法
冷凍アジフライが生臭い原因は、調理する温度が低すぎた可能性があります。
魚は、内臓、血、エラの部分に強い臭気があるため、製造過程のなかでしっかり取り除かれているはずですが、調理する温度が低いとアジの水分がうまく蒸発することができず生臭くなってしまいます。
対処法としては、ラップをせずに電子レンジで1~2分加熱することです。
中までしっかり火が通り、臭気をおさえることができます。
また、アジフライを砂糖、みりん、しょうゆを1:1:1の割合で入れて甘辛味に煮ると気にならなくなりますよ。
生焼けのアジフライは食べられる?
生焼けのアジフライは食べない方がよさそうです。
生焼けのアジフライを食べてしまっても大丈夫だった!という方もいるようですが、加熱不足によっておこる食中毒、「腸炎ビブリオ」の症状を起こすことがあります。
「腸炎ビブリオ」は、75℃以上で1分以上加熱すると死滅できる菌です。
食後12時間以内に腹痛、嘔吐、下痢などの症状が出ますので長引くようでしたら医療機関を受診してください。
また、冷凍アジフライは内臓がしっかり取り除かれていてマイナス20℃以下で調理加工されているため、アニサキスなどの寄生虫は死滅していますので心配ありません。
生焼けを発見したら、もう一度揚げると固くなってしまいますので、ラップをせずに電子レンジで30秒から1分ほど加熱しましょう。
ラップをかけてしまうと熱がこもって、衣がふにゃふにゃになってしまいます。
アジフライの冷凍保存方法
アジフライは、パン粉までつけて一つずつラップで包み、ジップ付きの袋で空気をしっかり抜いて密封してから冷凍庫に入れましょう。
また、揚げてから冷凍することも可能です。
アジフライが冷めてから同じように一つずつ包んで密封してください。
手作りのアジフライを冷凍保存するときは新鮮なアジを選ぶのが大切です。
鮮度が悪いと生臭さが出てしまいます。
内臓、エラ、血を取り除いてしっかり洗い流しましょう。
洗った後は、臭みを取るためにアジに「ふり塩」をします。
「ふり塩」の方法は20cmくらいの高さからアジに軽く塩をふりかけ、10分ぐらいおくだけです。
表面に余分な水分と臭みが出てきますので、キッチンペーパーで拭き取ります。
「ふり塩」をしてから30分以上おいてしまうと、旨味まで出てしまうので注意が必要です。
さらに、臭みを取りたい場合は、衣をつける前に熱湯をかけると魚の身がしまって臭みも取れますよ。
冷凍したアジフライの賞味期限
冷凍したアジフライの賞味期限は2週間から1か月になります。
でも、アジは鮮度が命なので、できるだけ早めに食べるのがおすすめです。
揚げてから冷凍したアジフライも時間が経つと劣化して味がおちてしまいますので、早めに食べ切りましょう。
冷凍アジフライの解凍方法
冷凍アジフライは、解凍せずに調理するのがおすすめです。
解凍すると生臭くなる可能性がありますので、解凍せず表面の霜を軽く落としてから調理してください。
揚げてあるアジフライを解凍するときは、レンジで2分ほど加熱してからオーブントースターで5分ほど焼くと表面がサクサクになります。
まとめ
冷凍アジフライの揚げる温度や時間、オーブントースターやフライパンでの調理法を紹介しました。
- 冷凍アジフライは170℃~180℃で約5~7分揚げる
- 冷凍アジフライの揚げる以外の調理法は、電子レンジで1分ほど加熱してから表面に油をぬってオーブントースターで10分ほど焼く
- 冷凍アジフライが生臭い原因は調理中の温度が低かった可能性があり、対処法はレンジで1~2分加熱するか甘辛味で煮る
- 冷凍アジフライの生焼けによる食中毒は12時間以内に症状がでるが、寄生虫の心配はない
- 手作りのアジフライの冷凍保存方法は、揚げてから冷凍するか衣をつけたアジフライを一つずつラップしてジップ付きの袋に入れ、空気を抜いて冷凍庫に入れる
- 冷凍したアジフライの賞味期限は、2週間から1か月
- 冷凍アジフライは解凍せずに調理する
- 揚げてから冷凍したアジフライは電子レンジで2分ほど加熱してからオーブントースターで5分焼く
揚げたてのアジフライは最高に美味しいですよね。
揚げる以外にもレンジとオーブントースターのダブル使いで美味しいアジフライが作れます。
ぜひお試しください。
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