夏は食欲を刺激する辛い物が食べたくなりますし、冬は辛い物で身体の芯から温まりたくなります。
そんな食欲を満たしてくれるキムチは、料理に入れたり添えたり、そのまま食べても美味しいです。
しかし、買ってきたり、いただいたりしたキムチを食べてみると、辛かったり甘かったりして、自分好みの味でない場合があります。
ネット上には、「いただいたキムチがすごく辛くて困っています。そのままだと無理なので、キムチ鍋や豚キムチなど、王道のメニューにトライしてみたものの、まだ辛くてどうしようかと途方に暮れています。」といった声もありました。
そんな不満を抱えながら食べ続けなくてすむように、キムチの辛くない食べ方やレシピ、市販の辛くないキムチをお伝えするとともに、辛くないキムチを辛くする方法も合わせてご紹介します。
キムチの辛くない食べ方
キムチの辛さを抑える方法として、キムチに調味料や食材を加えて味を調整する方法と、少し手を加えて辛さを和らげる方法をご紹介していきます。
すりおろしリンゴ
リンゴをすりおろして混ぜると、リンゴの甘みとほどよい酸味が加わって辛さが和らぎます。
さらにハチミツを加えると甘みが加わります。
リンゴ以外にも梨などの果実をすって入れるのもおすすめです。
卵の黄身
キムチを食べる分だけ小鉢に取り、卵黄とできたらごま油を垂らすとさらに辛味が和らぎます。
温泉卵があるなら丸ごとでも大丈夫です。
ごま油、ハチミツ
キムチにごま油、ハチミツを入れて和えるだけです。
白ごまを入れても美味しくいただけます。
新玉ねぎ
甘くなり始めた新玉ねぎをスライスして一緒に食べると辛さが和らぎます。
マヨネーズ
マヨネーズを少し足すとまろやかになります。
漬け直しをする
キムチに昆布茶の粉末と細切りにしたスルメを入れて一晩おきます。
漬け直しすることで、辛さが控えめになります。
油で炒める
キムチを油でいためた上で、出し汁や豆乳で煮ると辛さが軽減されます。
特に豆乳は味がまろやかになるのでおすすめです。
レンコンと炒める
薄くイチョウ切りにしたレンコンを炒めて、火が通ったらキムチを入れ、マヨネーズ、ごま油、塩で和えます。
ピザ風にする
パンやピザ生地に、キムチとお好みの具材をのせ、とろけるチーズをのせてオーブンで焼きます。
キムチと発酵食品は相性がよいです。
キムチの辛くないレシピ
子どもでも食べられるキムチレシピとして、豚キムチを紹介します。
〈材料〉2人分
- 豚肉(バラがおすすめ):80g
- キムチ:150g
- マヨネーズ:大さじ1
- 酒:大さじ1
- 砂糖:大さじ1.5
- 薄口しょうゆ:小さじ1
- ごま油:小さじ1
- 刻みネギ:適量
〈作り方〉
- 豚肉をひと口大に切って、マヨネーズを油代わりに炒めます。
- キムチを入れて豚肉と絡めます。
- やや強火にして酒、砂糖、しょう油を入れて混ぜます。
- 水分が少なくなったら、ごま油を入れてサッと混ぜてお皿に盛ります。
- ネギをかけ、お好みで温泉卵や卵の黄身をのせれば完成です。
おすすめの辛くないキムチ【市販品】
キムチと言っても、白菜キムチ、大根のカクテキ、きゅうりのオイキムチなどがあります。
今回はスーパーで買える定番の白菜キムチを取り上げました。
ピックルス「ご飯がススムキムチ」
かつお節などの魚介の旨味と、ヤンニョムがご飯によく絡みます。
一般的なキムチに比べて辛さは控えめで、辛い食べ物が苦手な人でも美味しく食べられます。
また、独自の植物性乳酸菌を配合しています。
成城石井「白菜キムチ」
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韓国随一の産地・英陽(ヨンヤン)の唐辛子を使用したヤンニョムで、国産白菜を漬けています。
赤色の濃さに反して辛さはそれほどではなく、むしろ控えめです。
フルーティーで自然な甘みとダイナミックな旨味が強く、素材の良さを良質な調味料で引き出していることが、見た目だけでなく舌でもよくわかります。
美山「イチオシキムチ」
国産白菜を始め、厳選した原料と自社製造のヤンニョムを使用し、リンゴの甘みと塩辛の旨味を重視した味付けが特徴です。
プレミアム植物乳酸菌LB27が1,600億個も入っているので、健康志向の人にもおすすめです。
乳酸菌と書いてありますが、そこまで酸味は強くなく、クセもないので食べやすい仕上がりです。
辛くないキムチを辛くする方法
間違って買ってしまったり、いただいたりした辛くないキムチを辛くする方法を紹介します。
韓国産唐辛子をかけて混ぜ合わせる
日本産の唐辛子は、辛すぎてしまいますが、韓国産唐辛子は辛すぎずマイルドで、独特の旨味がありますので、より美味しいキムチが楽しめます。
- 辛くないキムチに韓国産唐辛子をかけて混ぜ合わせます。
(キムチ500gに対して、大さじ2を基準にお好みで調整してください。) - 一晩冷蔵庫で寝かせるだけで完成です。
辛味の強い味をお好みの方は、日本産唐辛子とミックスしてみるのもよいでしょう。
洗ってから新たに味付けをする
洗ってから豆板醤で味付け
- キムチを良く洗って2日ほど水に浸しておきます。
(途中、水は何度か変えます。) - 甘みが取れたら、塩水に1日浸しておきます。
(水が出ますが、すてません。)
豆板醤で味付けします。
洗ってから粉と粗挽きのブレンド唐辛子で味付け
➀キムチを良く洗って2日ほど水に浸しておきます。
(途中、水は何度か変えます。)
②白菜1/4に対して
- 韓国粉唐辛子・韓国粗挽き唐辛子:各大さじ2
- だしパック:1袋
- 昆布:10cm程
- しょうがのすりおろし:1片分
- にんにくのすりおろし:1/4片分
を加えて一晩おきます。
「赤から」シリーズのスティックでチョイ足しする
「赤から鍋スティック」の辛味たれで一番から五番のうちお好みのものを加えて、好みの辛さに調整します。
元のキムチの甘さが強い場合は、一度洗って絞り、市販のキムチの素を加え、さらにこの赤からスティックを入れてみるのもよいでしょう。
まとめ
キムチは、ご飯のおかずにもお酒のおつまみにもなり、あるととても重宝します。
辛いキムチを辛くなく食べる方法は、キムチそのものに何か入れて食べる方法と、少し手を加えて辛さを和らげて食べる方法があります。
他の食材や調味料を使って調理し、新たな一品に仕上げて食べる方法もあります。
市販品の辛くないキムチは、比較的数多く出回っています。
ダシや旨味を強調した日本人向けの商品から、乳酸菌発酵が強めのものまで、千差万別です。
また、辛さの好みは、辛くて食べられないという人がいるかと思えば、辛くないので辛くして食べたいという人もいて、人それぞれです。
辛くないキムチを辛くする方法もいろいろな方法があります。
チョイ足しのように使えるものもあれば、漬け直す方法まで様々です。
自分に合ったキムチの辛さはコレ!という好みの辛さに調節してお召し上がりくださいね。
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